Huaweiより同社タブレット最新モデルとなる、Huawei MatePad 11、MatePad Pro 10.8および12.6などが発表。ソフトウェアにHarmonyOS 2.0を搭載し、Pro 12.6インチモデルはKirin 9000Eを搭載、4,096段階筆圧感知に対応するなど、他社のハイエンドタブレットに勝るとも劣らないスペックとなっています。
目次
Huawei MatePad Pro 12.6
- Kirin 9000E
- 12.6インチ2,560×1,600(2.5K 16:10)OLEDディスプレイ
- 60Hzリフレッシュレート
- 8GB RAM + 128/256GB ROM
- 10,050mAhバッテリー、40W有線、27Wワイヤレス、10Wリバースワイヤレス充電に対応
- リアカメラ:13MPメイン(f/1.8)+8MP超広角(f/2.4)+ToF、最大4K動画撮影対応
- インカメラ:8MP(f/2.0)最大1,080p動画撮影対応
- クアッドステレオスピーカー Harman Kardon
- 4,096段階筆圧感知対応・9nmレイテンシー
- NMメモリーカード対応(最大256GB)
- HarmonyOS 2.0
- 286.5×184.7×6.7mm、609g
- 充電器付属(40W)
HarmonyOS 2.0初搭載タブレットの1つとなるHuawei MatePad Pro 12.6は、Kirin 9000EをSoCに採用し、4,096段階筆圧感知、9nmレイテンシーのMペン対応などハイエンドタブレットに相応しいスペックに。ちなみにMペンは、iPad同様上部に磁力でくっついて充電が可能。
一方で、リフレッシュレートは60Hzとなっており、この点では競合に後れを取ってしまっています。
肝心のUIは、右上からスワイプでコントロールセンター、左上からスワイプで通知画面など可もなく不可もなくといったところでしょうか。
またHuawei製Windowsラップトップやスマートフォンとの連携も強化されており、スマホの画面をタブレットの画面上に表示したり、ラップトップと画面を同期し絵描きタブのように使用したり、タブレットをセカンドディスプレイとしても使用可能となっています。
カラーはオリーブグリーン、マットグレー、ホワイトの3色展開。価格については中国価格は4,999元(約8.6万円)から、ヨーロッパ価格は公式には明らかにされていませんが€799(約10.7万円)からとされています。また中国では6月10日に発売開始となるとのこと。
Huawei MatePad Pro 10.8
- Snapdragon 870
- 10.8インチ2,560×1,600(2.5K 16:10)LCDディスプレイ(左上パンチホール)
- 120Hzリフレッシュレート
- 8GB RAM + 128/256GB ROM
- 7,250mAhバッテリー、40W有線、27Wワイヤレス、10Wリバースワイヤレス充電に対応
- リアカメラ:13MPメイン(f/1.8)最大4K動画撮影対応
- インカメラ:8MP(f/2.0)最大1,080p動画撮影対応
- クアッドステレオスピーカー Harman Kardon
- 4,096段階筆圧感知対応・20nmレイテンシー
- NMメモリーカード対応(最大256GB)
- HarmonyOS 2.0
- 246×159×7.2mm、460g
- 充電器付属(22.5W)
こちらはディスプレイやバッテリーが小さくなり、SoCはSnapdragon 870になるなど多少の違いはあれど、12.6インチモデル同様に4,096段階筆圧感知のMペンや外付けキーボード対応など一部スペックは共通しています。
ただ、ディスプレイがLCDとなる代わりに、120Hzリフレッシュレートに対応。ここら辺はやはり好みによるところでしょう。
カラーはミッドナイトグレーの1色のみとなり、中国価格は3,799元(約6.5万円)からとなり、こちらも中国では6月10日発売となるようです。またMペンの中国価格は599元(約1万円)とのこと。
Huawei MatePad 11
- Snapdragon 865
- 10.95インチ2,560×1,600(2.5K 16:10)LCDディスプレイ
- 120Hzリフレッシュレート
- 6GB RAM + 128GB ROM
- 7,250mAhバッテリー、22.5W充電に対応
- リアカメラ:13MPメイン(f/1.8)最大4K動画撮影対応
- インカメラ:8MP(f/2.0)最大1,080p動画撮影対応
- クアッドステレオスピーカー Harman Kardon
- HarmonyOS 2.0
こちらは1世代前となるSnapdragon 865を搭載し、さらにグレードダウンしたモデルに。ただ、それでもMペンや外付けキーボードには対応しているとのこと。
こちらの価格については公式により明らかにされていませんが、ヨーロッパ価格は€399(約5.3万円)とされています。
Huawei Watch 3
Huawei Watch 3は1.43インチAMOLEDディスプレイを搭載し、最大輝度は1,000nitsに。そして右上には特徴的な回転するクラウンが。
ソフトウェアに関してはタブレット同様HarmonyOSを搭載し、AppGalleryからアプリのダウンロードや、他Huawei製品の音楽再生などのコントロールなどが可能となっています。
その他の特徴としては、5 ATM耐水、SpO2、皮膚温度、心拍数測定、24/7ストレス・睡眠トラッキング、100種類以上のワークアウトモード、eSIM、ワイヤレス充電対応、転倒検知、2GB RAM + 16GB ROMなど。サイズは直径46.2mm、厚さ12.15mm、重さ54g(ストラップを除く)。
バッテリー持ちは通常の使用で3日間、最長で14日間。またカメラ非搭載ながらビデオ通話にも対応しているとのこと(スピーカーは搭載)。
中国では6月11日販売開始となり、価格は以下の通り。
- アクティブ(シリコン) 2,599元(約4.5万円)
- クラッシック(ミラネーゼ) 2,599元(約4.5万円)
- クラッシック(レザー) 2,799元(約4.8万円)
- エリート(メタル) 3,099元(約5.3万円)
またイギリスでは6月18日発売、£349.99(約5.4万円)からとなっています。
Huawei Watch 3 Pro
Proモデルはボディはチタニウム、背面はセラミック製となり、ディスプレイはサファイアガラスによって保護。
サイズは48×48.6×14mm、重さが63g(ストラップは除く)と少々大きく。バッテリー持ちは通常使用で5日、最大21日と増加。またデュアルバンドGPSに対応し、密集地帯であってもより正確な位置情報を得られることが可能となっています。
中国では通常モデル同様6月11日より販売開始となり、価格はクラッシック(レザー)が3,299元(約5.7万円)、エリート(メタル)が3,999元(約6.9万円)。
またイギリスでは6月28日より販売開始となり、価格は£499.99(約7.8万円)からとなっています。
Huawei FreeBuds 4
先月中国で発表されたHuawei FreeBuds 4がグローバル発表。特徴としては、Open-fit ANC 2.0やタッチコントロール、2台同時接続、Bluetooth 5.2対応、14.3mmドライバー、マイク×3、IPX4撥水、最大22時間のバッテリー持ち(ANCオフ、イヤホン単体では4時間、ANCオンで最大14、イヤホンは2.5時間)など。
中国価格は999元(約1.7万円)でしたが、イギリスでは通常版が£129.99(約2万円)で6月21日発売、ワイヤレス充電対応版が£149.99(約2.3万円)で7月中旬発売となっています。
Huawei MateView GT
165Hzリフレッシュレート対応、34インチ(21:9 3,440×1,440p)LCDパネル搭載のゲーミングモニターもグローバル発表。
ポートはHDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4、USB Type C×2(1つは電源用)、オーディオジャックの6つ。
その他の特徴としては、2.5W×2のステレオスピーカー、マイク×2、RGBバックライト付きタッチコントロールバー、VESA100マウント、135W充電器付属など。
販売地域は、東、西、中央ヨーロッパ、北欧、ロシア、日本、アジア太平洋、ラテンアメリカ、中東、アフリカなどとのこと。
Huawei MateView
アスペクト比3:2が特徴の、28.2インチ(3,840×2,560)LCDモニターも登場。
ポートはUSB-A×2、USB-C×2、ヘッドフォンジャック、Mini DisplayPort 1.2、HDMI 2.0の7つ。
その他の特徴としては、65W給電対応、Kirin 980以降およびEMUI 12.0以降のHuawei機の画面をワイヤレス投影可能、5W×2のスピーカー、135W充電器付属など。
Huawei P50シリーズのティザー動画が公開
また発表会ではHuawei P50シリーズのティザー動画も公開。ただ、その発表日に関しては言及されませんでした。続報に期待です。
Source:Huawei(1), (2), (3), (4), (5) Via:GSMArena(1), (2), (3), (4), (5), THE VERGE(1), (2), GIZMOCHINA
高級路線に走ったのか