Huaweiはわずか1ヶ月でヨーロッパ市場のシェアを1/3失った【2019Q2】

市場調査会社カンターによりますと、Huaweiはトランプ大統領による事実上の禁輸措置を受けたことにより、ヨーロッパでの市場シェアを1/3ほど落としたそうです。

具体的にはイギリス、フランス、スペイン、ドイツ、イタリア全体で、事実上の禁輸措置を受ける前の5月には25%もあったHuaweiのシェアが、事実上の禁輸措置後の6月には16%にまで落ちました。これにより、シェア3位であったAppleに抜かれた形になります。

こちらが市場調査会社が報告したシェアの遷移となります。6月になった途端Huaweiは急激にシェアを落とし、その一方でライバルであるSamsung, Apple, Xiaomiが伸びています。

特に、SamsungとXiaomiは2ポイントと大きな伸びを見せていますが、Appleは1ポイントの上昇にとどまっています。このグラフだけを眺めると、Huaweiユーザーは高くて慣れないiPhoneではなく、安くて使い慣れた他社製Androidスマートフォンに乗り換えたように見えます。

しかし、市場調査会社のアナリストによると、「Huaweiユーザーは状況がはっきりするまでアップグレードを控えるという兆候が見られている」と述べています。つまり、Huaweiユーザーは他社に乗り換えたのではなく、新機種を購入する人が少なかったということになります。

この市場調査会社の推測が正しければ、ひょっとすると米中の問題が解決されればHuaweiユーザーの新製品へのアップグレードが進み、欧州でのHuaweiのシェアが一気に回復するかもしれませんね。

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Source : Bloomberg

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Writer

ナカヤマユウショウ
2013年にMNPを知ってからスマホオタクになった理系大学生。telektlistでは珍しいiOS派。 最近顔出しでYouTubeはじめました。 Twitter: @yushonakayama Instagram: @yushonakayama

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 コメント

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  1. 匿名 2019.07.20 18:11 ID:2e1c9509a 返信

    トランプの狙いはコレ!
    その奥には「5G」の覇権争い。

  2. 匿名 2019.07.21 10:02 ID:959e576c2 返信

    安くてそれなりに使えるスマホがHuaweiって事なんだろうな。
    自分もそう考える一人です。

    10万円以上出せる人はiPhoneでもよいのだろうけど…。