日本未発売のHuawei Honor 10。Honorはネット販売を重視しているブランドだということもあり中国でも実機展示が少ないようですが、幸運にも偶然実機を触る機会に恵まれたので簡単はハンズオンレビューをしようと思います。Honor 10の実力は如何ほどなのでしょうか。
Honor 10のスペック詳細はこちらをご覧ください。画面の大きさ5.8インチ、バッテリー容量3400mAh、チップセットはKirin 970の高性能なスマートフォンです。中国版は6+64GBと6+128GBの2種類、グローバル版は4+64GBと6+128GBの2種類の計4タイプのモデルがあります。
外観・デザイン
5.8インチのHonor 10は現在主流の6.1インチスマートフォンよりも横幅がやや狭く、背面の両サイドがカーブしておりグリップしやすいです。ディスプレイも最大輝度が高く、鮮明です。ノッチが目立ちますが、設定で隠すことができるようです。
背面はHonorシリーズ特有の鮮やかな色と光沢、展示されているモデルはミラージュ・パープルでしたが、光のあて方によって色が紫や青に変化している点が特徴的です。ただ、写真を見てわかるように指紋がベタベタ付くのでケースは必須でしょう。
処理性能・ソフトウェア
内蔵OSはEMUI 8.1。Huawei Pシリーズと同じものです。以前からHuaweiのスマートフォンを使っていれば馴染み深いものです。
動作はスムーズで、ストレスはほぼ感じません。ただ、アニメーション処理の問題かもしれませんが、アプリを立ち上げる時に時折ラグがあるように感じました。Kirin 970はP20と同じチップセットで、かなりパワフルですが、最新のSnapdragon 845と比較すると最大パフォーマンスでは劣ります。
カメラ性能
展示機であるため室内でしか試すことができませんでしたが、Honor 10のカメラはかなり優秀で、P20と比べても遜色が無いレベルだと感じます。AIによる補正がセールスポイントとなっていますが、効果は歴然で、AI機能をONにするだけで写真のレベルが一段階上がったかのように思えました。
とりあえず評価・結論
結論からすると、Honor 10は買いです。最新フラッグシップと比べるとやや劣ってしまう処理性能や指紋がかなり付きやすい背面など欠点はいくつかありますが、比較対象として似たようなスペックと大きさのHuawei P20も全く同じ欠点を抱えています。
反対に、カメラ性能はすばらしく、所有感を満たされるようなデザインは魅力的です。何より、Huawei P20と比較しておよそ半額の価格は決定的でしょう。購入する時はクリアケースも一緒に買うことを忘れずに。
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