Honorのハイエンドフラッグシップ最新モデル、Honor Magic3、Magic3 Pro、Magic3 Pro+がグローバル及び中国で正式発表。
中国では更に、Kompanio 1300T搭載のハイエンドタブレットであるHonor Tab V7 Pro、そしてミドルレンジスマホとなるHonor X20なども同時発表されています。
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目次
Honor Magic3
- Snapdragon 888
- 6.76インチ(2,772×1,344p)OLEDエッジディスプレイ(左上ダブルパンチホール)
- 120Hzリフレッシュレート
- 8GB RAM + 128/256GB ROM
- 4,600mAhバッテリー、66W有線充電に対応
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:50MPメイン(IMX766 f/1.9 1/1.56)+64MPモノクロ(f/1.8)+13MP超広角(f/2.2 1/3.06)+Laser Focus、最大4K動画撮影対応、EIS
- インカメラ:13MP(f/2.4)最大4K動画撮影対応
- ステレオスピーカー DTS:X Ultra
- IP54
- Magic UI 5.0(Android 11)
- 162.8×74.9×8.99/9.5mm、203/202g(その他/レザー)
- 充電器付属(66W)
Honor Magic 3シリーズ最下位モデルとなるこちらは、SoCに通常のSnapdragon 888を採用。メインレンズにはソニーのIMX766 50MPを採用し、64MPモノクロ、13MP超広角、Laser Focusと、他にはなかなか見ない構成に。
ムーサの目
Honor Magic3シリーズに共通している、そのどこかで見たことがあるような見た目のカメラモジュールは、それぞれの円と円の距離が黄金比となっており、Honorはこれを「ムーサの目」と呼んでいます(ムーサ:ギリシャ神話で学芸を司る女神)。
89°曲がったエッジディスプレイ
こちらもシリーズ共通となるエッジディスプレイですが、その角度は89°となり、ほぼ垂直に近いものに。
横ベゼルの厚みは0.55mmとなり、2.33mmのiPhone 12 Pro Maxよりもベゼルレスな点をアピール。
OS Turbo X
Honor独自のチューニングとして、OS Turbo Xなる機能を実装。低遅延エンジンなるものを搭載し、タスクを優先度で3つのレーンに分けることにより、iPhone 12 Pro Maxと比べリスポンスが12.6%早く、9.2%より安定したものに。
また、通常、ストレージは使用するに連れて、上画像のように空きスペースの位置が散らばり、読み書き速度が落ちていきますが、アンチエイジングエンジンにより、それらを整列。
36ヶ月の使用の後、読み書き速度が通常のAndroid機が平均で36.6%低下するところ、Honor Magic3は3.8%の低下に。これはiOSと同レベル、あるいはそれにも勝るレベルであるとしています。
ちなみに、Xiaomiも先日Mi MIX 4とともに発表されたMIUI 12.5 Enhancedにて同様の機能を導入しています。
更に、スマートメモリーエンジンにより、バックグラウンドで開いておけるアプリの数が、通常の8GB RAMのAndroid機で平均12個なところ、同量のRAM搭載のMagic 3 Proでは、19個に。
GPU Turbo X
GPUにおいては同様のターボ機能で、iPhone 12 Proと原神のパフォーマンス、端末温度を比べた際、平均fpsは5.4fps上回り、最高温度は0.5℃低いものに(こちらの結果はHonor Magic3 Proのもの)。
冷却性能に関しては、世界初となる「スーパーコンダクティブヘキサゴナルグラフェン」を採用。通常のグラフェンと比べ、熱伝導率が50%アップしています。
ゲーム性能のベンチマークであるGameBenchによると、パフォーマンス及びネットワークの回復力は、Galaxy S21 Ultra及びiPhone 12 Pro Maxよりも優れているとのこと。
Link Turbo X
通信面では、Link Turbo Xにより、5GとWi-Fi 6両方を使用することにより、ダウンリンク速度は最大6.1Gbpsに到達可能。Honorはこれを、スマートフォンにおいて最速ダウンリンク速度であるとしています。
5GとWi-Fi 6通信の切り替えでは、上画像の通り、通信状態はiPhone 12 Proと比べより安定したものに。
このためにHonorは、40ヶ国、67の5Gネットワークにおいて、15,000回以上の電話テスト、20,000km以上のロードテストを行ったそうです。
その他の特徴としては、画面を見ている際はそれを検知しスクリーンをオフにしない機能、電話がかかってきた際に端末所持者が画面を見ると着信音のボリュームを下げる機能など。
Logフォーマットに対応
動画フォーマットであるRAW、MP4のいいとこどりとなるLogフォーマットに対応し、画質や後での編集自由度をあまり落とさずに、容量はMP4並みの小ささに。
Honorはこれを「Magic-Log」とし、10bitカラーや3D LUTに対応。
MP4とLog+3D LUTで比べた際、より良いHDR、細かい点までを映し出すことが可能となっています。
編集においては、ハリウッドのカラリスト、ブライアン・マクマハン氏によるデザインのAIフィルムエフェクトが8種類用意されています。
IMAX ENHANCED認証を取得
スマートフォンとしては初となる、IMAX ENHANCED認証を取得。4K HDRの画質、色彩や音質等IMAXが要求する厳しい条件をクリアしており、劇場で映画を鑑賞しているような動画視聴体験を得られることが可能となっています。
生態学をテーマにしたAOD
OSは、Android 11ベースのMagic UI 5.0となり、バッテリーの状態によりそれぞれの動物のアニメーションが変化する、生態学をテーマとしたAODを実装。
写真の位置情報削除機能
プライバシーにおいては、撮影した写真を共有する際に、位置情報等紐づけられた情報を削除する機能を実装。
他には、スクリーンと画面共有をしている際に来るメッセージや通話などの通知バーを、スクリーンの方では写さないといった機能など。
対応バンド
中国版
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28A/34/38/39/40/41
- 5G : n1/n3/n5/n8/n28(上り:703M-733M,下り:758M-788M)/n38/n41/ n77/n78/n79
約7.8万円から
カラーは通常のホワイト、ブラックに加え、マジックアワーにインスパイアされたブルーアワー(レザー)、ゴールデンアワー(レザー)の計4色。中国では既に予約受付開始となり、8月20日より販売開始。その価格は以下の通りとなっています。
- 8GB+128GB 4,599元(約7.8万円)
- 8GB+256GB 4,999元/€899(約8.5/11.6万円)
Honor Magic3 Pro
- Snapdragon 888+
- 6.76インチ(2,772×1,344p)OLEDエッジディスプレイ(左上ダブルパンチホール)
- 120Hzリフレッシュレート
- 8/12GB RAM + 256/512GB ROM
- 4,600mAhバッテリー、66W有線、50Wワイヤレス充電に対応
- 3D顔認証・画面内指紋認証
- リアカメラ:50MPメイン(IMX766 f/1.9 1/1.56)+64MPモノクロ(f/1.8)+64MPペリスコープ(f/3.5 1/2 OIS、3.5倍光学、10倍ハイブリッド、最大100倍ズーム対応)+13MP超広角(f/2.2 1/3.06)+8×8 dTOF、最大4K動画撮影対応、EIS
- インカメラ:13MP(f/2.4)+3D深度センサー、最大4K動画撮影対応
- ステレオスピーカー DTS:X Ultra
- IP68
- Magic UI 5.0(Android 11)
- 162.8×74.9×8.99/9.5mm、213/212g(その他/レザー)
- 充電器付属(66W)
Proモデルとなるこちらは、最新のSnapdragon 888+をSoCに採用し、IP68防水防塵や3D顔認証、50Wワイヤレス充電に対応(Magic3は3D顔認証・ワイヤレス充電非対応でIP54)。
最大100倍ズームに対応
他に無印モデルと異なる点としては、64MPペリスコープレンズを搭載し、3.5倍光学、10倍ハイブリッド、最大100倍ズームに対応。
またマルチスペクトラムカラー温度センサーとスマートAWBアルゴリズムにより、iPhoneのような現実に近い色彩を表現。
8×8 dTOFセンサーを搭載
更に、8×8 dTOFセンサーを搭載し、フェンスを飛び越えている馬など、動いている対象でも素早くフォーカスを合わせることが可能に。
対応バンド
中国版
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28A/34/38/39/40/41
- 5G : n1/n3/n5/n8/n28(上り:703M-733M,下り:758M-788M)/n38/n41/ n77/n78/n79
約10.2万円から
カラーはブラック、ホワイト、そしてゴールデンアワー(レザー)の3色展開となり、無印モデル同様、中国では既に予約受付を開始。8月20日より販売開始となり、その価格は以下の通り。
- 8GB+256GB 5,999元/€1,099(約10.2/14.2万円)
- 12GB+512GB 6,799元(約11.6万円)
また50W対応のワイヤレス充電器、車用の同様のワイヤレス充電器はどちらも399元(約6,800円)となっています。
Honor Magic3 Pro+
- Snapdragon 888+
- 6.76インチ(2,772×1,344p)OLEDエッジディスプレイ(左上ダブルパンチホール)
- 120Hzリフレッシュレート
- 12GB RAM + 512GB ROM
- 4,600mAhバッテリー、66W有線、50Wワイヤレス充電に対応
- 3D顔認証・画面内指紋認証
- リアカメラ:50MPメイン(IMX700 f/1.9 1/1.28 OIS)+64MPモノクロ(f/1.8)+64MPペリスコープ(f/3.5 1/2 OIS、3.5倍光学、10倍ハイブリッド、最大100倍ズーム対応)+64MP超広角(f/2.4 1/2)+8×8 dTOF、最大4K動画撮影対応、EIS
- インカメラ:13MP(f/2.4)+3D深度センサー、最大4K動画撮影対応
- ステレオスピーカー DTS:X Ultra
- IP68
- Magic UI 5.0(Android 11)
- 162.8×74.9×9.94mm、236g
- 充電器付属(66W)
メインレンズにIMX700を採用
シリーズ最上位モデルとなるこちらは、Pro+をベースに、メインレンズはソニーのIMX700、超広角は64MPのものに。
ISOは最大409,600まで対応し(他2モデルは最大204,800)、上画像の通り低照度下においてもはっきりとした写真の撮影が可能となっています。
またフルピクセルオクタPDオートフォーカスにより、低照度下でも素早いフォーカスが可能であるとのこと。
落下耐性が増加
そのディスプレイにはナノクリスタルガラスを採用し、落下耐性が増加。背面デザインは、どこかで見たようなものとなっていますが、背面にも同様にナノクリスタルセラミックを採用し、摂氏1,300度以上で焼成、鍛造し、レーザー刻印を使用するなど、そのバックパネルの製造には約23日かかるなど、かなり凝ったものとなっているようです。
対応バンド
中国版
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28A/34/38/39/40/41
- 5G : n1/n3/n5/n8/n28(上り:703M-733M,下り:758M-788M)/n38/n41/ n77/n78/n79
約13.6万円から
カラーはセラミックブラックとセラミックホワイトの2色のみとなり、RAMストレージ構成も12GB+512GBの一つのみ。他2モデル同様、中国では既に予約受付を開始しており、8月20日より販売開始となります。その価格は以下の通りです。
- 12GB+512GB 7,999元/€1,499(約13.6/19.4万円)
Honor Tab V7 Pro
- Kompanio 1300T
- 11インチ2.5K WQHD+(2,560×1,600 276PPI)LCDディスプレイ
- 120Hzリフレッシュレート
- 6/8GB LPDDR4X RAM + 128/256GB ROM
- 7,250mAhバッテリー、22.5W有線充電に対応
- リアカメラ:13MPメイン+2MPマクロ
- インカメラ:?MP
- クアッドステレオスピーカー DTS:X Ultra
- Bluetooth 5.1
- microSDカード対応(最大512GB)
- Magic UI 5.0(Android 11)
- 252.10×163.64×7.25mm、485g
- 充電器付属(22.5W)
SoCには、MediaTekのハイエンドSoC「Kompanio 1300T」を初搭載。Dimensity 1200のタブレット・ラップトップ向けといった仕様となっており、同SoCに似た性能に期待ができそうです。
7層からなる冷却機構を搭載
冷却性能に関しては、7層からなる冷却機構を備え、Honor Tab 7比で散熱性能が40%向上。
バッテリー容量は7,250mAhとなり、10時間の連続動画視聴が可能。22.5W充電に対応し、Wi-Fi版は125分で満充電と、先日発表されたMi Pad 5シリーズと比べて少々遅いものに。
最大4つのアプリを同時に使用可能
iPad OSのようなタスクバーを備え、タブレットならではの大画面を生かし最大4つのアプリを同時に使用できるなど、マルチタスク機能が豊富に。もちろんスマホの画面共有など連携機能にも優れています。
その他の特徴としては、TÜV Full Care 2.0認証、バスのサブウーファー×4のクアッドステレオスピーカー、Magic3シリーズ同様Link Turbo Xにより、その最大ダウンリンク速度は3.3Gbpsなど。
スタイラスペンに対応
スタイラスペン、Honor Magic-Pencil 2に対応し、そのスペックとしては、4,096段階筆圧、平均レイテンシー8ms、端末の横に磁力でくっ付き充電など。
また絵描きだけでなく、検索バーやメッセージの送信など、様々な場面でその場で手書き入力が可能。更に、画面オフ時にペンでタップをすることで、直接メモアプリにアクセスすることが可能となっています。
機能満載の専用キーボードカバーが用意
端末と磁力でくっ付き、ワイヤレスで給電されるキーボードカバーが用意。最新のiPad Proのように端末が浮く形となり、角度は90~120°で調整が可能。
音声入力キーを搭載し、キーストロークは1.3mmとなり、折りたたみ部分にペンホルダーが設けられ、ここでもペンの充電が可能(世界初)となっています。
更にはタッチパッドを搭載し、3本指でのアプリ切り替えなどのジェスチャー操作も可能。
約4.4万円から
カラーは钛空银(シルバー)、曙光蓝(ブルーアワー)、晨晖金(ゴールデンアワー)の3色展開。予約受付は既に開始しており、8月19日より販売開始となっており、その価格は以下の通りです。
- 6GB+128GB 2,599元(約4.4万円)※シルバーのみ
- 8GB+128GB 2,799元(約4.8万円)※ブルー・シルバーのみ
- 8GB+256GB 3,299元(約5.6万円)※ブルー・ゴールデンのみ
- 8GB+256GB(5G)3,699元(約6.3万円)※ブルーのみ・後日発売
また、Honor Magic-Pencil 2は499元(約8,500円)、キーボードカバーは799元(約1.4万円)となっています。
Honor Watch GS 3
Honor最新のスマートウォッチとなるHonor Watch GS 3は、AIや8チャンネルのPPG心拍モニタリングモジュール等を駆使し、より正確な心拍数の計測が可能とのこと。
カラーは环球远航(ブルー)、流光经典(ゴールド)、竞速先锋(ブラック)の3色となり、近日発売とのこと。
Honor X20
- Dimensity 900
- 6.67インチFHD+(2,376×1,080p)LCDディスプレイ(左上パンチホール)
- 120Hzリフレッシュレート
- 6/8GB RAM + 128/256GB ROM
- 4,300mAhバッテリー、66W有線充電に対応(15分で50%充電)
- 側面指紋認証
- リアカメラ:64MPメイン(f/1.9)+2MP深度(f/2.4)+2MPマクロ(f/2.4)、最大4K動画撮影対応、EIS
- インカメラ:16MP(f/2.0)最大1,080p動画撮影対応
- イヤホンジャック
- Magic UI 4.2(Android 11)
- 161.8×74.7×8.5mm、192g
- 充電器付属
Honor 50 SE同様SoCにDimensity 900を採用し、120Hzリフレッシュレート対応のLCDディスプレイ搭載、64MP+2MP+2MPの3眼構成カメラなど、ザ・ミドルレンジといったスペックに。
その他の特徴としては、横ベゼル幅は1.05mmと、そのベゼルレスさをアピールしています。
約3.2万円から
カラーは极光蓝(ブルー)、钛空银(シルバー)、幻夜黑(ブラック)の3色展開。8月13日より販売開始となり、その価格は以下の通り。
- 6GB+128GB 1,899元(約3.2万円)
- 8GB+128GB 2,199元(約3.7万円)
- 8GB+256GB 2,499元(約4.3万円)
Honor X20 Maxが準備中
発表会の最後には、Honor X20シリーズの最新モデル、Honor X20 Maxの発表を予告。これまで通りであれば、そのMaxの名が示すように7インチくらいの巨大ディスプレイ搭載機となることが期待できます。
X20 SEが今年6月、X20が今回8月発表ということで、この流れが続くのであればX20 Maxの発表は10月となるかもしれません。今後の続報に期待ですね。
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