中国の電機メーカー「Hisense」はCES 2020にて、カラー電子インク(e-ink)を搭載したスマートフォンを公開しました。
白黒の電子インクディスプレイに対応したスマートフォンは存在していましたが、カラー電子インクスマホは世界初です。
CES 2020で公開されたカラー電子インク対応スマホ
アメリカのラスベガスでは1月8日現在、電子機器の見本市である「CES 2020」が開催されています。Hisenseのカラー電子インク対応スマホはその会場で発表されました。
中国のニュースサイト「Mobile China News」によると「このデバイスは様々な色を表示できる、紙のようなディスプレイを搭載している」「白黒インク画面よりも鮮明で、リフレッシュレートも改善されている」と報道しています。
Kindleなどを触ったことのある方ならわかると思いますが、電子ペーパーの最大の欠点は画面の反応の遅さ。それが改善されているのは大きなポイントです。
カラー電子インクの大量生産は目前か?
Hisenseによると、カラー電子インクの製造プロセスは「成熟してきた」そうです。2020年の第2四半期にカラー電子インクディスプレイが量産され、第3四半期にもこのディスプレイを備えたスマホが利用可能になると予想しています。
今回リリースされたスマホの情報について、Hisenseはスペックや発売日といった詳細情報を明らかにしていません。
とはいえ、Hisenseの計画どおりに進めば、私達がカラー電子インク対応スマホの詳細について、近い将来知ることになりそうです。
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Source:CNMO
e-inkって割り切りが売りの潔いものだと思っていたが、そうでもないのかな。
バックライトがついて暗所でも見られるようになり、リフレッシュレートも上がる、けど同時に消費電力というe-inkの美点も潰される。
だったら普通の液晶でよくね? と思っちゃう。
で、この進化を見てるとかつて一斉を風靡したPalmを思い出す。
潔さがなくなって、だんだん興味を失っていったっけ。