定番ベンチマークソフトの最新バージョン、Geekbench 6がリリースされました。現在のスマホの使い方に合わせて、テスト項目やデータセットが更新されています。
非商用利用なら利用料は無料で、すでに各アプリストアや公式サイトからダウンロードが可能です。
新しいスマホの使い方に合わせてテスト項目も変化
GeekbenchはスマホのCPUおよびGPUの性能を計測できるベンチマークソフトです。現実で想定されるスマホの使い方をテストし、スコアを判定します。
その最新版であるGeekbench 6では、現代のスマホの使い方に合った結果が得られるように、次のような新しいテスト項目が取り入れられました。
- ビデオ会議における背景のぼかしテスト
- SNS用画像のフィルタリングおよび調整
- 写真から不要なオブジェクトを自動的に除去
- 機械学習による画像内のオブジェクト検出とタグ付け
- スクリプト言語を使用したテキストの分析、処理、変換
テスト項目の追加と同時に、テストで使用される素材(データセット)も以下のように更新されています。
- 画像テスト用のより大きな解像度(12~48MP)の画像
- ナビゲーションテスト用のより大きな地図
- PDFおよびHTMテスト用のより大きく複雑なドキュメント
- 開発者テスト用のより大きなファイル
さらにマルチコアテストの内容も「各コアに個別のタスクを割り当てる」方式から、「コア同士がどう協調してタスクを完了するのかを測定する」ように変更されています。
Geekbench 6は記事執筆時点ですでに公開されており、Android、iOS、Mac、Windowsを搭載するデバイスで利用できます。非商用利用の場合、利用料は無料です。
Source: Geekbench, xda-developers
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