本日2020年2月12日午前4時(日本時間)より、サムスンからついにGalaxyシリーズの新製品発表会が開催されます。telektlistでは私sekkenがYouTubeでリアルタイムに視聴しつつ、解説・補足を交えて発表会の様子をまとめていきます。発表会の様子は、YouTubeのこちらのリンクから。
発表会に更新が追いつかず、拙い文章になってしまうかもしれませんが、どうかご勘弁ください。それではスタートです!
【リアルタイム更新は完了しました】
目次
はじめにGalaxy Z Flipが登場
まずはGalaxy Foldに続く新型折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip」が登場です。Galaxy Note 10似のパンチホールが上部に空いており、Motorola RAZR型の縦向きの折りたたみになっています。
折りたたむと正方形に近く、シンプルな背面でキュートな印象です。
価格は1380ドル(約15万円)で、2月14日発売とのこと。折りたたみスマホの低価格化が止まりません。Galaxy Foldが24万円だったことを考えると、画面サイズの違いを考慮しても素晴らしい進化です。どうにか選択肢には入らなくはない価格になってきました。
また、Galaxy Z Flipでは画面を途中まで曲げた状態でも使用することが可能に。少しノートパソコンに近いような使い方ができます。平らな場所に置いてカメラを起動すれば、三脚を使わずともある程度は固定できるため、何かと便利なポイントかも知れません。ようやく「折りたたみスマホだからこそ」な使い方が出てきました。
カラーバリエーションは三種類。左からミラーパープル、ミラーブラック、ミラーゴールドとなっています。
そして今回はアメリカの有名デザイナー、トム・ブラウン氏とのコラボモデルもリリース。
トリコロールを意識したクールなデザインで、Galaxy Watch、Budsもセットで登場します。
Galaxy S20シリーズ登場
やはり期待通りGalasy S20シリーズも登場しました。Galaxy Z Flipの発表が15分ほどで終了してしまうというとても忙しい発表会です。
リーク通りの製品になっているかが気になるところです。
などと言っていたら本当に完全にリーク通りの製品が出てきてしまいました。巨大なカメラボックスが気になります...
カラーバリエーションは全3色
カラーバリエーションは三種類。左からそれぞれ「コズミックグレー」、「コールドブルー」、「クラウドピンク」です。
まずは「新しい2020年紀の10年間のGalaxyは、5Gとともにスタートします」と「5G」を強調。「2020」と「S20」をかけていて少し面白いと感じました。今年はついに世界中の都市で5Gサービスがスタートし、一気に普及することでしょう。日本での5Gサービス開始時には、どのブランドの端末がローンチデバイスに選ばれるのでしょうか。
カメラ:「100倍スペースズーム」
Galaxy S20の推しは当然そのカメラ機能。発売前からスマホで撮影する100倍ハイブリッドズームの世界が話題になっていました。
ということでS20 Ultraでは、最大で100倍まで拡大できる「100x Spacezoom」が搭載されます。
8K動画撮影も可能
さらにGalaxy S20では、5G時代の到来に伴う映像コンテンツの高画質化に備え、世界で初めて8K映像の撮影に対応。私としては、スマホのディスプレイがFHD+にとどまっているのに対して、ビデオ解像度だけが向上していくのに意味はあるのかというのが正直な感想でした。
どちらにせよ、スマホの解像度がこれ以上向上しても、スマホの小さなディスプレイサイズでは高解像度を感じることは出来ないでしょう。それでも8K映像を記録して処理するには相応の計算能力が必要であり、マシンパワーを示すための機能としては十分だったかもしれません。
サムスンお手製の108MPセンサーを搭載
センサーにはサムスンお手製の1億800万画素センサーを採用しています。今までもMi MIX AlphaやMi Note 10などXiaomi製の端末にはこのセンサーが搭載されてきましたが、サムスンが自社の端末に1億800万画素センサーを搭載するのは初めてになります。
そして驚くべきことに、Galaxy S20では光を端末内部で横向きに曲げ、端末の横幅を利用して多数のレンズを挟む「Folded Lens」を採用。HuaweiがP30 Pro以降で採用している「ペリスコープレンズ」と同じものですね。
100倍スペースズームの威力
続いてはYouTuberのColin and Samirによるビデオが登場して、2人が「100倍スペースズームのスゴさ」を紹介します。サンフランシスコのマリン・ヘッドランズからゴールデンゲードブリッジとサンフランシスコの町並みを望む場所でS20 Ultraの100倍ズームを試すビデオです。限界まで拡大すれば、彼らが立つ島の対岸にある施設まで見ることができます。1億800万画素無圧縮で撮影してみても面白いかもしれません。
その後も登山家のJimmy Chin氏など、多くのインフルエンサーによるビデオ登場して「S20のスゴさ」をアピールしています。
最近のスマホなだけあって、カメラは非常に面白い機能が多いのですが、一番わかりやすいのは発表会のライブ映像です。
この映像、なんと生配信部分が全編Galaxy S20で撮影されています。一体誰が気づくことができたでしょうか?きっと誰もが、何も疑問を持たずにゴツい業務用の巨大なカメラを使っていることだろうと考えていたはずです。長い文章を読むよりも、これを見ればGalaxy S20のカメラのスゴさが一発でわかります。
決定的瞬間を絶対に取り逃がさない。動画から鮮明な写真を切り取る機能が面白そう
カメラ機能の紹介時に合わせて紹介された新機能が、8Kで撮影したビデオから後で33MPの写真を切り取る「8K Video Snap」機能です。
強く圧縮されてしまう「動画ファイル」から一部分を切り取っても鮮明に瞬間を写すことが出来るのは、やはり8Kという超高解像度のおかげでしょうか。
メモリはサムスンの最新LPDDR5、ディスプレイは120Hzで「最高のゲーミングデバイス」に
Galaxy S20シリーズではサムスン製の最新かつ高速な「LPDDR5」規格のメモリを搭載し、リフレッシュレート120Hz対応のAMOLEDディスプレイを搭載しています。
内部ストレージは、なんと最大で1.5TBまでストレージを増やすことができます。これだけあれば8K映像や大量の高画質な写真を保存しても一安心です。
サムスンは高品質な映像体験・ゲーミング体験が出来ることをアピールし、Netflixや、Xboxのマイクロソフトから担当者を招待して講演をさせていました。
Galaxy S20シリーズの全モデル価格発表。発売は3月6日
そしてこの通りS20シリーズも価格が発表されました。発売は3月6日の予定です。日本では過去の例からも、もう少しあとになりそうですね。
- S20 5G - 999ドル(約10万円)から
- S20+ 5G - 1199ドル(約13万円)から
- S20 Ultra - 1399ドル(約15万円)から
ライバルのiPhone 11が7万円台からだったのに対して、Galaxy S20 5Gが10万円以上するのはなかなか高めかもしれません。もちろん5G対応も含め、スペックとしてはGalaxy S20 5Gの方が上になるのでしょうが、それでも高いですよね。低価格版Galaxyが欲しいなら、Galaxy S20 Liteの登場を待つしかなさそうです。
価格は以上の通りで、今年もオリンピックコラボモデルのGalaxyがリリースされます。サムスンはIOCのスポンサーですからね。
さらにGalaxy Buds+も登場
Galaxyブランドの完全ワイヤレスイヤホン、Galaxy Budsにも新型が登場です。デザインはそのままに、性能が向上しています。
小さなイヤホンの中に高音を担当するツイーターと低音を担当するウーファーがしっかりと2つ存在し、より深みのある音楽を楽しむことができます。これは凄い、以前のGalaxy Budsと比べても低音をかなり強化しているようです。
音声通話用のマイクが三台も搭載されていて、クリアな音声で通話が可能。これだけ小さい筐体にこんなに沢山詰め込めるとは。マイクが三台もあるのならAirPods Proのようなアクティブノイズキャンセリングなども搭載していても良いかと思いましたが、残念ながらそれは無い様子。ただし、「ノイズの低減」程度の機能は搭載しているようです。
こちらのイヤホンは高品質なオーディオ機器で知られる老舗、AKGによるプロデュースです。AKGを所有するハーマンはサムスンの子会社になっています。
また、今回はGalaxy Buds+とSpotifyがコラボ。イヤホンからワンタッチでSpotifyのおすすめを再生する機能がつきました。
Galaxy Buds+はGalaxy Z Flipと同じ、2月14日に149ドル(約1万6000円)で発売予定です。
カラーバリエーションは、黒、白、青の三種類。100%充電で11時間、ケースからの充電で22時間、合わせて最大33時間連続再生が可能になっています。
Galaxy S20がリーク情報そのまますぎて逆に驚き。演出などは楽しい発表会だった
Galaxy S20のリーク情報はもともと沢山の量が出てきていましたが、比較的早い段階から今回の発表と一致する情報がリリースされていたのは、今振り返ってみると衝撃的です。巨大なボックスカメラに関してはリークの段階でも賛否両論がありましたから、今後一般にも製品が発売されると、iPhone 11発表時かそれ以上の物議を醸しそうです。
面白かったのは、配信映像の撮影を何台ものGalaxy S20で行っていたこと。カメラの性能を簡単に伝えることができますし、私達の印象にも残りやすいです。ゴツい機材の中に薄いスマホが一台混じっていたのはいい感じにミスマッチでした。サムスンのパートナー企業の担当者が次々と登壇しているのはGalaxyブランドの強さを感じました。
新しいGalaxy端末の発売が楽しみです。Galaxy Z Flipは、日本でも発売されるのでしょうか。キャリアの皆様、ぜひご検討ください。
Source:YouTube
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