思ったより早く登場しそう......!
中国大手ディスプレイメーカーVisionoxが、インカメラをディスプレイ内に搭載可能にするディスプレイを発表しました。今年後半には量産体制に入り、商品化されるとのことです。
Visionoxは主にHuaweiやXiaomi製品のディスプレイを供給しています。Mi Mix Alphaの特徴的なディスプレイも開発した、技術力のあるメーカーです。
ディスプレイ透過率の問題を解決
ディスプレイ内臓型カメラの実現で課題とされていたのが、透過率の問題です。ディスプレイは解像度が高くなるほど透過率が低下するため、内蔵カメラの写りは暗くなります。そのため、インカメラ搭載部分だけ解像度を下げたディスプレイを生産する必要がありました。
Visionoxはこのディスプレイの問題点を解決し、カメラ搭載部分の十分な透明度を達成しました。さらに他企業と協力し「カメラの曇り」の影響を無くす仕組みの開発にも取り組んでいます。
なにより重要なのはVisionoxがすでにディスプレイの大量生産の段階へと入っていることです。早ければ今年の後半には真のフルディスプレイを拝めるかもしれません。
Huaweiは特許を取得済み
特許を取得したHuaweiのスマホ(画像:letsgodigital)
Huaweiは6月2日にディスプレイ内蔵型カメラを搭載したモデルの特許を取得しています。
上記の真ん中の画像では、スマホ前面のほぼ全てが画面です。Visionox製ディスプレイの供給先がHuaweiなのか不明ですが、過去の両社の取引実績をふまえると十分その可能性はあります。今秋発売予定のMate 40シリーズが、ディスプレイ内蔵型カメラ初搭載モデルとなるかもしれません。
誰もが待ち望んでいたディスプレイ内蔵型カメラの実現。Visionox製のディスプレイの完成度次第では、間違いなく今後のスマホのトレンドとなるでしょう。搭載モデルの登場が楽しみです。
Source:ithome,letsgodigital
いっそインカメラ無くして価格やその他性能に振った端末とかある程度需要ありそうな気がするけど、そうでもないんかな