5Gに対応したBlackBerry端末の発売予定は無いことがロンドンで開催されたイベント、CCS Insight Predictionsで明かされました。
現在BlackBerryブランドは、生みの親であるリサーチ・イン・モーション社から切り離され、中国のTCLがライセンスを受けて開発を行っています。そのTCLのマーケティンマネージャーであるStefan Streit氏は、BlackBerryはエンターテインメント向けのための端末ではないため5G対応の端末は発売を予定していないとCCSで述べました。
またStefan氏はBlackBerryがすでにメールの送受信といったビジネスユースに対しては十分な速さを提供しており、5G技術は冷蔵庫などの8Kテレビなど必要とされる場所に利用されるべきであるという見解を示しました。
もちろん、これはTCLが5G対応の携帯電話を全く作らないという意味ではありません。しかし、それはBlackBerryではなく、alcatelブランドから発売される模様です。TCLは2020年半ばにalcatelブランドから500ドル程度のミドルレンジの5G対応スマートフォンをリリースする予定を明らかにしています。
スティーブ・ジョブスがiPhoneの発表会で物理キーボードを揶揄してからすでに12年、現在多くのメーカーはスマートフォンの画面占有率を争っています。しかし、この時代にBlackBerryが発売されつづけているのは物理キーボードの根強いファンが現在も残っているからではないでしょうか。
今後、5G技術がより安価に提供可能になってから5G対応BlackBerryが開発される可能性はゼロではありません。しかし、物理キーボードファンは暫くは4Gネットワークで頑張る必要があるでしょう。
Souce: 腾讯首页,Poket-Lint
いうて物理キーボードが欲しかったらBluetoothでつないじゃう時代だからなぁ…悲しいけど、自然の淘汰な気もしてくる