Android Q Betaの公開より半年がたった昨日、ついにAndroid 10(Android Q)の正式版が公開されました。
正式名称はAndroid 10となり、今まで伝統的に行われたアルファベットの割り当て、お菓子の名前のコードネームが廃止になりました。
現在配信がされているのはGoogel Pixelシリーズ、Essential Phone、Redmi K20 Proです他の機種につきましては各メーカーが正式発表するまでお預け状態です。
今回はそんなAndroid 10の注目機能をいくつか取り上げて紹介します。
注目機能1:ジェスチャーナビゲーション
従来のAndroidでは主に「戻る、ホーム、マルチタスク」の3ボタン式であったナビゲーションバーですが、Android 10ではそこが大きく変わっています。
画面下部中央にバーが現れ、上にスワイプでホーム画面、長めにスワイプでマルチタスク、左右にスライドで起動アプリの変更という動きになります。
「戻る」は左右にスワイプすることで対応。従来は画面下部にアクセスしなければいけなかった戻るボタンが画面どこでもできるようになったのは便利です。
また、ベゼルレスディスプレイが主流である今、ナビゲーションバーで画面が専有されないのはデザイン上でも好ましいことです。
MIUIの戻る操作
このジェスチャー操作はホームボタンがなくなったiPhoneや、XiaomiのMIUIとほとんど同じ仕組みとなっています。
現状ではメーカーごとにジェスチャーが異なりましたが、すべてのメーカーが同じようなジェスチャーを採用することによって統一、規格化ができるとわかりやすくて良いですね。
なお、設定より従来どおりの3ボタン式にすることも可能です。
注目機能2:ダークテーマ
Android 10ではシステムレベルでダークテーマに対応しています。
また、ほとんどすべてのGoogle製アプリはシステムの設定通りの色で起動するようになっており、ダークテーマをオンにすることで黒を基調としたスマートフォンにすることができます。
ダークテーマは好みで色を変えられるということだけでなく、消費電力を減らすことにも役立ちます。
ダークモードにすればバッテリー減少がが60%も抑えられた報告も。
ここ最近、スマートフォンは有機ELディスプレイを採用する機種が増えてきました。有機ELは原理上、黒色は電気を消費せず、白色は電気を多く消費します。ダークモードで白色を減らすことで大きく消費電力を減らすことができます。
他にも目が疲れない、ディスプレイの焼付きを抑える効果も期待できます。OSレベルでダークモードに対応したのは歓迎すべきことですね。
注目機能3:プライバシー
Android 10ではプラーバシーに関する設定項目が改善されました。
例えば、従来のAndroidでは、アプリによる位置情報の取得は許可するかしないかの2択しかありませんでしたが、これに「アプリの使用中のみ許可する」という選択肢が追加されました。この機能はiPhoneではiOS13からすでに搭載されていたものですが、ついにAndroidでも使えるようになりました。
また、セキュリティやプライバシーに関するアップデートはGoogle Playストアよりアップデートするようになりました。これにより、メーカー側の対応を待つことなくアップデートが可能になります。
満を持して公開されたAndroid 10ですが、現在様々なアプリが対応に追いついておらず、起動しないと言った不具合があります。
アップデートするかしないかは自分の判断でするようにしましょう。以下は不具合のあるアプリ一覧です。
Source : 9to5Google
ジェスチャーが左右からスワイプとか無いわ…
せめて下部からのスワイプアップ式にしてほしかった
ヨコからメニュー出す操作と干渉してムチャクチャ使いにくいもん