思わず川で飛び石にしたくなる形状。
Appleが開発中のスマートタグ、AirTagの製品情報がリークされました。また、Appleの公式サイトには「Find My(探す)」機能のサポート動画内に、AirTagの商品名が発見されています。動画はすでに削除されていますが、AirTagの登場が間近であることを感じさせます。
ライバルはTile、アプリのUIとUXがカギに
スマートタグとは所持品に付けることで紛失時などに位置を特定できる小型のデバイスです。すでにTileがヒットしており、その形状はキーホルダータイプやシールのように貼ることができるもの、カード型などさまざまです。
AirTagもTile同様に、その位置をアプリケーションで特定できます(Appleの場合は「Find My」)。AppleはTileなど複数のスマートタグに対し後発で勝負を仕掛けるわけですが、そこで鍵となるのがアプリのUIとUXでしょう。
「Find My」のクオリティは折り紙付きで、AirPodsを探すこともできます。アプリケーションの高い品質によって、他のスマートタグを圧倒できるかもしれません。
携帯性がネックになる?
その一方で、携帯性には少々不安が残ります。現在リークされているAirTagはどら焼きのような形状です。詳細なサイズ感こそ不明ですが、いったいどのように鍵やサイフなどに付属させるのでしょう。
もしかしたらAirTag純正のケースを同時に販売するのかもしれませんね。Tileは本体にストラップホールがありそのまま鍵に取り付けられるほか、サイフの中にしまえるカード型のものも用意。
AirTagが洗練されたデザインに囚われすぎて携帯性が失われれば、ライバルとの競争は苦しいものになるでしょう。また、スマートタグは日常的に使用するものではなく「物忘れや紛失」に対する保険のようなもの。どれだけ存在感をなくせるかも重要なポイントと言えそうです。
AirTagは6月開催予定のWWDCで発表されると見られています。
これは普及しそう