スマートフォンなどのカメラ性能を独自の評価基準によって格付けしているフランスのDxOMark。Engadgetをはじめとする大手メディアからもカメラの格付け機関として認められているだけあり、DxOMarkの格付けには多くのユーザーから注目が集まります。
先日公開されたDxOMarkの格付けによると、Galaxy S10 5Gのカメラ評価は現時点で世界最高であるHuawei P30 Proの評価と同等の112点(メインカメラ:MOBILE)であることが分かりました。
総合点の112点という点数はどちらも変わりませんが、それぞれのスマートフォンは強み・弱みがあるようです。
Galaxy S10 5GではPHOTO評価が117点、VIDEO評価が100点となっています。一方のHuawei P30 ProではPHOTO評価が119点、VIDEO評価が97点という評価になっています。
Galaxy S10 5GのPHOTO評価については、逆光での撮影はHuawei P30 Proにまだ劣る部分があるとコメント。しかし、iPhone XS Maxよりも綺麗に撮影できると評価しています。
Huawei P30 Proはビデオ撮影でGalaxy S10 5Gに負けていますが、静止画の撮影では2点の差をつけることができています。Huawei P30 Proの5xテレフォトレンズは評価が高く、それにより2点の差がついたということです。
フロントカメラ(SELFIE)ではGalaxy S10 5Gが97点、Huawei P30 Proが89点という評価になりました。
Galaxy S10+はMOBILEで109点、SELFIEで96点という結果だったため、Galaxy S10 5GのカメラはMOBILEとSELFIEの両方で評価が上がっていることになります。
SELFIEのPHOTO評価はGalaxy S10+と変わらない101点で落ち着いているものの、人間の肌の色味も自然でホワイトバランスの精度もとても良いという評価に。Galaxy S10 5GのフロントカメラはGalaxy S10+と同じものが使用されているため、この結果は妥当だと言えます。
その他、フラッシュに関してはGalaxy S10+よりも性能は高かったという評価がされていました。
SELFIEのVIDEO評価はGalaxy S10+の88点から2点上昇。ビデオ撮影ではGalaxy S10+と比べて歩行中でのブレが更に減り、暗い場所でもピント調整がより安定するようになったとDxOMarkはコメントしています。また、外部の雑音もきちんとシャットダウンできているとのことです。
前面背面を問わずビデオ撮影の評価はGalaxy S10+とGalaxy S10 5Gのどちらも、Huawei P30 Proより優れていることになります。
なお、Galaxy S10 5Gのカメラの特徴のひとつとして、ToF(Time of Flight)センサーがあります。しかし、DxOMarkはToFセンサーは評価の対象としていないので、今回の結果にも影響はしていないと説明しています。
両方クアッドカメラですね
でもまだ一眼には張り合えないと思うのでこれからの進化に期待。