12月20日発表と見られていたrealme GT 2シリーズですが、当日開催されたスペシャルイベントでは、GT 2 Proがデザイン、カメラ、通信において3つの世界初を採用することが公表。実際の端末の発表はありませんでした。
つまり、Snapdragon 8 Gen 1の世界二番目の搭載機はrealme GT 2 ProではなくXiaomi 12 / 12 Proとなる可能性が高まりました。
深澤直人氏がデザインを担当
日本人デザイナーである深澤直人氏は、これまでも一部realme機で、Master Editionとしてそのデザインを担当してきましたが、今回realme GT 2 Proのデザインを担当。
これまでのMaster Editionでは、それぞれ玉ねぎやスーツケースなど、身近にあるものにインスパイアされたデザインとなっていましたが、今回は「紙」にインスパイアされたデザイン、「Paper Tech Master Design」となっているとのこと。
また同時にエコフレンドリーであることも挙げられており、サウジ基礎産業会社(SABIC)とコラボし、スマートフォンでは世界初となる、バイオ素材を端末の素材として採用。
従来の化石原料から成る素材と比べ、二酸化炭素排出量は1kgごとに最大63%、化石原料の使用量は最大35%減らすことが可能としています。
件のバイオ素材については、紙と相同となっており、製紙用パルプや落ち葉などからできており、ISCCやREACH、RoHS、EPEATといったバイオマス認証を得ているとのこと。
化粧箱においても、パッケージ全体に対するプラスチック使用率は、前世代の21.7%から0.3%に減少し、化粧箱とマニュアルの印字用インクは低毒性、高再利用性の生分解性大豆インクを使用。
上記全ての取り組みは、100万台のGT 2 Proが売れるごとに、ペットボトルの生産量が350万本分少ないことに等しいとしています。
150°の超広角レンズを搭載
カメラにおいては、世界初となる150°もの超広角レンズを搭載。
その広さ(写る範囲)は、多くのスマホに搭載されるメインレンズの画角は84°であり、それと比べると278%のアップに。
スマホにおいて世界で2番目に広画角なレンズの画角となる128°と比べても、20%も広いものとなっています。
またその広画角さを活かし、こちらもスマホにおいては世界初となる、魚眼モードに対応しています。
幅広い通信バンドに対応
通信面における世界初は、「Ultra Wide Band HyperSmart Antenna Switching」と呼ばれるものに。
2つの要素からなり、一つ目は幅広いバンドに対応、150以上の国・地域をカバーする48の主流グローバルバンドに対応しているとのこと。
2つ目はそのアンテナデザインとなっており、通常の端末は上下にそれぞれ2つずつの計4つのアンテナしかないところ、GT 2 Proは端末のフレーム全体に計12のアンテナを配置し、横持した際や、縦持ちに持ち替えた際など、それぞれに合った場所のアンテナに切り替えることで安定した通信を可能に。
また電波が弱くなりやすい、駅、病院、コンサート、空港、キャンパス、地下鉄駅、エレベーター、地下駐車場の8つそれぞれに最適化がなされており、前世代のモデルと比べ2倍、最大3dB電波強度がアップ。
上画像の通り、通常のアンテナ配置のフラッグシップモデルと比べて、5G通信におけるラグはより少なく、短くなっています。
Wi-Fiにおいても、上下に対称的にアンテナが配置され、電波強度は端末全体どこでも安定したものに。
非対称Wi-Fiアンテナデザインとなっている端末と比べ、電波の安定性は20%アップしているそう。
NFCの反応範囲が5倍に
NFCに関しては、通常は端末の背面一ヶ所に配置されるアンテナですが、GT 2 Proは背面に加えて上部に2つの、計3つを搭載。それにより反応範囲は5倍となり、反応距離は2倍となったとしています。
今回の発表内容については以上の通りとなり、実際の端末の発表はありませんでした。近日発表と最後にあったものの、具体的な発表日時については執筆時時点では不明です。
以前のリークではMotorolaとXiaomiがSnapdragon 8 Gen 1を初搭載するとあったこともあり、Xiaomiの発表より後にはなると思われますが、できれば1月中の発表に期待したいですね。
Source : 発表会生放送
おーええやん、