日本でも発売中であるXiaomiのミドルレンジスマホ「Xiaomi Mi 11 Lite 5G」を購入し、2週間ほど使用しましたのでレビューします。
税込4万3800円という(明らかにOPPO Reno 5 Aを意識している)手頃な価格、それに対してのSnapdragon 780G搭載、AMOLEDディスプレイ、33W充電対応などの旧世代フラッグシップにも匹敵するスペックにより非常に注目度の高い機種となっています。
なお、今回レビューする端末はグローバル版の「M2101K9G」です。国内版の「M2101K9R」と違い、おサイフケータイ(Felica)に非対応である点などごくごく一部の仕様が異なります。レビューに際しての影響はほとんどありませんが、ご注意ください。
※本レビューの執筆にあたり、総務省の「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の届出を行っています。
※新たに乗り換えるために、国内版を購入しました。順次情報を更新していきます。(7月18日)
目次
Mi 11 Lite 5Gのスペック概要
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gのスペックは以下のようになっています。
SoCとして搭載されているSnapdragon 780Gは2021年7月現在クアルコムのミドルレンジSoCの中では最強と言って間違いのない性能で、各種ベンチマークなどで2年前のフラッグシップ機に搭載されていたSnapdragon 855と同等のスコアを記録しています。90Hzの高リフレッシュレートAMOLEDディスプレイなども魅力的です。
そして何よりも目を引いているのがその薄さと重量です。6.8mmという薄さは全ての5G対応スマホの中で最も薄く、筆者が調べた限りでは、4Gスマホを含めても3年前のMoto Z3 Play(6.8mm)やHonor V10(7.0mm)まで遡らなければ見つけることが出来ません。重量も159グラムと、180~200グラムの端末がしのぎを削っている6.5インチ前後の大型スマホとして稀に見る軽さです。
また、今まで何かと重量や厚さといった目立たない部分へのこだわりをあまり持っていなかったXiaomiの製品として、新たな潮流を感じさせる端末でもあります。
基本スペック | |
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ディスプレイ | 6.55インチ, 1080 x 2400, 有機ELディスプレイ, 402ppi |
サイズ | 160.5 x 75.7 x 6.8mm, 159g |
システム | |
OS | Android 11 |
Soc | Qualcomm Snapdragon 780G |
CPU | Kryo 670 8コア, 2.4 GHz |
メモリ(RAM) | 6GB / 8GB |
ストレージ | 128GB, sd_card microSD最大【※SDスロットの有無不明】GBまでSIM2スロットを使用 |
カメラ | |
メインカメラ | camera_rear 64 + 8 + 5MP, F値/1.8, トリプルカメラ, LEDフラッシュ, PDAF |
前面カメラ | camera_front 20MP, F値/2.2 |
センサ類 | 指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ, ジャイロ, コンパス |
機能 | 防水 非対応, イヤホンジャック なし |
その他特徴 | デュアルスピーカー |
バッテリー | battery_charging_fullType-C, 4250mAh |
外観とデザイン - 薄型軽量は本当に素晴らしい
Mi 11 Lite 5Gのデザイン面における最大の特徴はその軽さ・薄さですが、その前に基本的なボタン配置などについて触れておきましょう。
音量ボタン、電源ボタンなどは全て本体の右側面に設置されており、多くのXiaomi製スマホに共通したデザインとなっています。SIMカードスロットはその反対側、左側面に設置された端末が多い中、本機ではType-C端子やスピーカー等と並び端末下側に設置されています。そのため、左側面には一切の機構が無くツルツルの状態です。
6.55インチで159グラム、薄さ6.8mmは驚異的
筆者がMi 11 Lite 5Gを購入しようと思った最大の理由はその重量と薄さで、それに加えて強力なSoC性能と価格の安さが背中を押した形となっています。
想像通りと言うべきか、159グラムという圧倒的な軽さは初めて手に取った瞬間からこのスマホの異質さを直感に訴えかけてきます。スマホというものが手に持った状態で使うツールである以上、その重量はハードウェアの性能と同じくらい、使用体験に影響を与えているのだと感じました。世の中にはさらに軽量な端末も少なくありませんが、6.55インチの大型ディスプレイと両立できているのは唯一無二です。
Xiaomiも「5Gスマホ最薄」と豪語しているように、より分かりやすいのは薄さです。重量とは異なり、6.8mmという薄さは5Gスマホに限らず全てのスマホを含めても圧倒的に薄型です。
フラットな背面・フラットなディスプレイはとても自然な形だ
近年のXiaomi製スマホにしては珍しく、背面がXperia宜しく完全に平らな仕上がりになっており、よく「手にフィットしやすい」「美しい曲面ボディ」などともっともらしく謳われている奇妙に湾曲したパネルを使用していません。シンプルで幾何学的な長方形のボディと円弧型の四隅に、中にバッテリーパックを詰め込んで膨らんだ部分を雑にカバーしただけのような不自然な曲面は似合いません。
ディスプレイも近年のフラッグシップ機を中心にみられる湾曲したエッジが無く、何の変哲もない平面のものが採用されています。上下左右の側面、前面と背面のパネルがそれぞれ対称になっていて、秩序があり見ていて非常に自然です。
側面も適度に円弧を描いており、角が手のひらに立つというようなこともありません。
重厚感=高級感ではない。軽くても安っぽくならないスマホ
このスマホの軽さから、一部で見られたのが「こんなに軽かったら、安っぽく感じてしまうのではないか」という意見です。しかし、重厚感と高級感はイコールではないというのが筆者の感想です。
背面はすりガラスのような質感になっていますが、重量との兼ね合いから実際は樹脂製であると思われます。側面も光沢のあるメタリックな見た目で、こちらもプラスチックでしょう。この質感はちょうどiPhone 11 Pro / 12 Proのすりガラスとステンレススチールに似ています。外観の品質でみれば、そういった高級スマホと比べても遜色ありません。
側面の光沢部でも、指紋の跡が思っていたよりも目立っておらず好感触です。
この側面と背面の素材の組み合わせが意図されたものなのかは分かりませんが、ある意味最新のiPhoneにも似たような高級感(パネルが平らなことも含めて)を感じることが出来るのです。
Mi 11シリーズ特有のカメラデザインはXiaomiなりの帰結点?
Xiaomiが今年Mi 11シリーズで導入しているカメラのデザインは、とてもユニークな形状をしており、賛否も大きく分かれそうです。
2019年ごろからスマホのカメラの数が増え始め、センサー、レンズの巨大化に伴ってスマホの背面にカメラ部分が占める面積はどんどんと大きくなっていきました。2019年、2020年は各社ともそれをどうやって製品デザインの中に落とし込むか大きく苦労した年であると言えます。
そんな中、一時は玉石混交の奇抜なカメラデザイン(これとかこれとか)を連発していたXiaomiも、(それが個人の好みであるかは別として)ようやくまとまりのあるデザインにたどり着いたと言えるのではないでしょうか。少なくとも筆者は、Mi 11シリーズのカメラデザインは比較的好感をもって受け取っています。
ただし、この大きなカメラデザインが真価を発揮するのは、より大きな面積をとるフラッグシップ向けの大型センサー・レンズやペリスコープレンズを搭載している高価格端末あって、本機のようなミドルレンジスマホではありません。
カメラ - 「フラッグシップ級」というのは大袈裟だが非常に高性能
Mi 11 Lite 5Gのカメラ性能をテストしてみましょう。最近ではミドルレンジスマホのカメラ性能も随分と高くなり、強烈な逆光や暗所、高倍率でのズームなど過酷な条件下を除くと、物によってはフラッグシップスマホと同じ土俵で戦うことが出来ています。本機のカメラも非常に高性能だと言えるでしょう。
ちなみに、XiaomiはTwitterなどで「フラッグシップ級カメラ」と紹介していますが、それは少し大袈裟かもしれません。
3基あるカメラの基本スペックはこちらです。
- メインカメラ - 64MP / F1.79 / サムスン製GW3センサ
- 超広角カメラ - 8MP / F2.2
- テレマクロカメラ - 5MP / F2.4
なお、以下で示す作例は基本的に撮影後の編集などを行っておりません。
彩度が高く、Xiaomiらしい「映える」写真が得意
総評としては彩度が全体的に高く、色鮮やかなSNS映えする写真が得意な印象を受けました。いかにもXiaomiらしいカラーです。「AIカメラ」機能を用いることで被写体をソフトが分析し、それぞれに合った色合いに自動で調整してくれます。
特に赤系の色では強烈な高彩色が出やすい傾向にあると感じます。もともとの鮮やかめなチューニングに、AIカメラが花と認識したことでさらに彩度を高くする調整が入り、花びらは一部色が飛んでしまっているようです。
近くの被写体であれば、背景も大きくボケてくれます。
メシ撮りには二倍デジタルズームがおすすめ
食べ物も撮影してみます。今回もAIカメラが食べ物を認識し、彩度をあげるとともに少し暖色に寄せ、あたたかみのある色合いになりました。
こちらは、二倍ズームで撮影したもの。(おいしそう)
Mi 11 Lite 5Gに望遠レンズはなく、メインカメラの画像を二倍に切り取ったデジタルズームです。それでも画像が目立って粗くなることもなく、十分実用的です。
一方でこちらはAIカメラの調整もオフ、画角もクロップ無しの等倍撮影です(撮影範囲が同じになるようカメラの位置を調整)。等倍では具材に妙なパースがかかり、お椀のフチも奥行きが強く写っていて料理と容器とがアンバランスです。食べ物を正面から撮る際は、等倍ではなく二倍デジタルズームを使ってみるとよいでしょう。
思ったよりも使えるテレマクロカメラ
最近はスペックシート上のカメラ数を盛るために付けられたオマケレベルのマクロカメラが多くなりましたが、Mi 11 Lite 5Gのテレマクロカメラは思ったよりも使えます。
焦点距離が最短3cm~最大7cmと比較的幅広く、センサーも500万画素のギリギリ使える画素数のものが採用されているため、近くのものを撮影する際にメインカメラに代わって使用しても案外綺麗に写ります。
夜景モードもしっかり撮れる。暗すぎると厳しいか
夜景モードも比較的優秀です。こちらは新横浜駅の駅ビルを撮影したものですが、上層階の暗い部分を確実にとらえつつも下層の明るい駅構内の構造を白飛びさせることなくしっかりと写しています。奥の建物のサイネージが白飛びしていますが、こちらは肉眼でもかなり強烈な光を発しており、ここを評価するのは酷でしょう。
駅前から少し歩いた繁華街は時短営業の影響で(駅前以上に)閑散としており、ビルの照明も少なくかなり暗い環境でした。そこでも景色を明るく写すことが出来ていますが、その分夜空がやや明るく濁っています。暗すぎる環境ではどうにも厳しいようです。
ディスプレイ - 90Hz高駆動、AMOLEDの発色がグッド
Mi 11 Lite 5Gは6.55インチ90Hzの高リフレッシュレート有機ELディスプレイ(AMOLED)を搭載しています。
画面左上にはパンチホールがあり、インカメラが埋め込まれています。比較的小さめに抑えられており、端に寄せられていることもあって案外目立ちません。また、保護フィルムが出荷時から張り付けられています。指の滑りもなかなか良く、そのまま不自由なく使い続けることのできる品質です。
90Hzは操作体験を絶妙に向上してくれるが、期待しすぎてはいけない
90Hzという高リフレッシュレートは、始めに設定を変えた段階ではあまり大きな差には感じられませんでした。しかし、しばらく使い続けてから60Hzに戻してみると、確かに明らかな「滑らかさ」の違いを感じることが出来ました。今60Hzで端末を使用してみると、まるで処理能力が不足してカクついているのではないかといった錯覚を覚えます。
ただし、それによって例えば使用時のストレスが軽減されていたり、快適になっていたりということを感じることはほとんどありません。むしろ、60Hz駆動の端末を使用したときに今まで感じていなかったストレスを余計に感じるようになってしまったのではないか、という疑念が浮かんでいます。
90Hz駆動ではバッテリー使用量が増加しますが、後述のようにバッテリー持ちは悪くなく、バッテリーセーバーをオンにすることで自動で60Hz駆動に再設定されるなどソフトウェアの細かいサポートも充実しており、基本的には90Hzでの使用で全く問題は無さそうです。
発色は良好、日中でも視認可能な高輝度
ディスプレイそのものの性能もたいへん良いものになっていると感じます。スペック上は10bit、HDR10+、DCI-P3対応と色域も広く、最大輝度は800ニトとそこそこに明るいです。
色彩設定が充実しており、好みに応じて色温度、色域などを事細かに設定することが可能です。
初期設定ではわずかに暖色が強く、筆者は設定を変更して寒色系に寄せて使用しています。
また、有機ELディスプレイで稀にネックとなる輝度の低さに関しても思った以上にカバーできています。公称800ニトという明るさは日中でもあまり不自由せず画面を視認することが出来ました(それでもやはり直射日光下では厳しい)。
ディスプレイに「あたり」と「はずれ」があるとの噂
実は、そんなMi 11 Lite 5Gのディスプレイには「あたり」と「はずれ」があるとされており、どちらのディスプレイを採用しているかによって解像感に大きな違いが出ることが分かっています。詳しい説明は他サイトに委ねますが、本機のディスプレイはCSOTと天馬微電子の二社供給となっていて、天馬製のものは画素(サブピクセル)配列の違いにより全体的に色がにじんだような表示になるというのです。
なお、今回レビューに使用した端末は「あたり(CSOT製)」であったことをここでお伝えしておきます。国内に流通している端末は現在多くが「あたり」であると伝えられていますが、現状使用前にシリアルナンバーなどから見極める方法は分かっていません。
SoC処理性能 - 想像通り、ミドルレンジとして圧倒的に高速
Mi 11 Lite 5Gに搭載されているSnapdragon 780Gは非常に高性能です。Snapdragonの7xxシリーズはハイエンド帯ではなくミドルレンジ帯の製品ラインですが、現在780Gはそれらの中で最も強力な処理性能を有しています。ハイエンド帯のSoC以外では、最も高速なチップであるということです。少なくとも負荷の少ない操作(ネットサーフィン、動画視聴など)で性能不足を感じることは一度もありませんでした。
何か重いアプリで負荷をテストしたいところですが、筆者はゲームは専らパソコンやコンシューマー機派なので、代わりにGoogle Earthで東京の街を上空から探索してみました。好きなように指を動かしても一切詰まることがなく動作していることがわかります。
なお、AnTuTuベンチマーク(V9)は手元環境で51万8010点を記録。Xiaomiの公表数値(約54万点)よりは劣りますが、噂通り2019年上半期のフラッグシップスマホ達(Snapdragon 855、Kirin 980などを搭載)と並んでいます。素晴らしいスコアです。
バッテリー - 4250mAh・33W充電対応で使いやすい
Mi 11 Lite 5Gのバッテリー4250mAhは、近年のAndroidミドルレンジスマホの中では極めて標準的な容量です。製品全体でも比較的重量のある部品であるバッテリーですが、軽量化にあたってそれを削ることなく実装したことはXiaomiの英断です。
最大で33Wの急速充電に対応していますが、これはXiaomiの独自充電規格「Mi Turbo Charge 33W」対応の充電器が必須です。Mi 11 Lite 5Gでは、商品に付属の充電器で利用することが出来ます。
更に嬉しいことに、より一般的なUSB PD充電器でも、最大27Wの充電に対応。これは、クアルコムの急速充電規格Quick Charge 4.0+が持つ27W USB PDとの互換性によるものでしょう。
標準33W充電器で使用できるケーブルは基本的にXiaomi製の専用ケーブルのみと非常に限られており、日本国内では実質的に付属する1mのケーブル以外の選択肢が無い状態になっています。これはやはり短く、取り回しに不便さを感じました。
そのため筆者は普段33Wの充電器は使わず、以前から常駐させていた最大65WのUSB PD充電器を使用して本機を充電しています。
27W充電で1時間21分、33W充電で1時間9分で満充電にすることができました。
27W充電と33W充電の、充電時間の差はそれほど大きくありません。95%前後からバッテリー保護のため充電速度が急激に下がるため、100%満充電までの時間はそれなりの違いがあります。しかし、90%程度で抑えると考えるとどちらも1時間以内に完了しており、実用を考えるとあまり大きな違いとは言えないでしょう。
バッテリー持ちも悪くなく、100%近くに充電した状態で日中適度に調べものをしたりSNSをチェックしたりする程度の使用で、夜に50%程度のバッテリーが残っていました。就寝前に画面をオフにして放置しても、起床時のバッテリーの減りは一桁以内でした。
その他
薄型化によってイヤホンジャック無し。変換アダプタは一応付属
本機にはイヤホンジャックが装備されていません。本機にそれが搭載されていないのは明らかに薄型化の影響であると考えられます。
いつも通り、Type-C端子と3.5mmイヤホンジャックを変換するアダプタが標準で付属しているため、有線イヤホンが使用不可能というわけではありません。
素早く反応する側面指紋認証
有機ELディスプレイ搭載機では画面内指紋センサーを搭載している機種が多いですが、本機はあえて側面指紋センサーを採用しています(これも薄型化の影響なのでしょうか)。
指紋センサーが右側面の電源ボタンと一体化しており、手に持ってすぐに親指をおろすだけで指紋認証+画面ロック解除ができるのが便利です。反応速度も申し分なく、ほとんどストレスがありません。
安全性が不安な顔認証機能はおすすめできない
指紋認証のほか、インカメラを利用した顔認証にも対応しています。
手元で試してみたところ、顔を撮影すると一瞬で登録が完了し、ひとまず便利に使用することが出来ました。しかし、マスク無しで登録したにも関わらず、マスクをつけた状態でも認証を突破するなど、安全性が低いと言わざるを得ません。
まとめ - 今5万円以下で買うべきスマホはこれしかない
以上、Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの実機レビューをお届けしました。
国内版特有の問題にはお答えできませんが、もし本機について気になっていること・質問などがありましたら、是非記事のコメント欄や筆者のTwitter(リンク先)にてご一報をお願いします(Twitterのほうが早く気付けるかもしれません)。可能な限り、記事内で回答していきたいと思っています。
評価: 5/5点
◎良い点
- 薄型軽量は正義である
- Snapdragon 780Gの処理性能がまさにミドルレンジ最強
- 高品質なディスプレイ
- 高いカメラ性能
×残念な点
- ディスプレイに「あたり」と「はずれ」がある(らしい)という点
- イヤホンジャックなし
- テレマクロも良いけど、やっぱり望遠カメラが欲しくなる
- 独自の33W充電規格の互換性が低く、PDでも27Wで充電できるため、33Wにこだわる必要性がない(→持ち腐れになってしまう)。
スペック書き忘れてるよ