Appleより登場した新しいワイヤレス充電器のMagSafe(税込4,950円)。マグネットを利用し。iPhoneの背面にぴっちりと固定することでより効率的にワイヤレス充電ができるというすぐれものですが、利用時にはApple純正の20W充電器(別売り、税込2,200円)の利用が推奨されています。
今回、様々な充電器をMagSafeで利用したらどれぐらいの充電速度になるのか、海外のYouTubeチャンネルの@zollotechが検証しました。その結果、15W充電が確認できたのはApple純正20W充電器で、他社の充電器はもちろんMac向けのApple純正充電器でも15Wは出ないということがわかりました。
9WしかでないMagSafe
まずはじめに20W充電器を利用した際、当たり前ですがMagSafeからはAppleの言う通り15Wの出力が確認されました。
次にiPhone 11 Pro付属の18W充電器を利用した際、MagSafeからは約13Wの出力が確認されました。単純に2W減ったぶん、ワイヤレス充電の速度も落ちるのは納得です。
また、Apple純正のMac向け96W充電器を利用した際は約9Wに出力になりました。Ankerの30W充電器利用時も同様の結果に。単純に充電器の出力を大きくすればいいというわけではなさそうです。
これらの結果から予測されることとしては、充電器側に何らかのMagSafe用のプロファイルが存在していることです。結果、MagSafeでの利用が想定されていない旧型の充電器では15Wの急速充電ができない可能性が高いです。なお、今後MagSafeに対応したサードパーティーのUSB-C充電器が登場するかどうかは不明です。
ケースの影響はなし、iPhone 12シリーズ以外は5W出力か
また、MagSafe非対応の薄めのケースを付けた状態でも15Wの急速充電ができていることが確認できています。しかし、2枚めの写真のように物によっては充電速度が落ちてしまうこともわかっています。
また、今までのiPhoneは7.5Wの急速ワイヤレス充電に対応していましたが、MagSafeでiPhone 11 Pro Maxを充電したときのスピードは5Wだったとのこと。MagSafeは充電器側もデバイス側も旧製品には厳しいようです。
この実験の全容はYouTube上で見ることができます。興味のある方はこちらの方も是非チェックしてみてください。
Appleの18W(9V2A)はいけるのにサードパーティ製は18W飛ばして15W(5V3A)になるのは酷すぎる
ankerの20W対応モデルはどうなるんだろうか…