ドイツのWindowsUnitedは22日、まもなく発表と見られているHuawei Mate 40 Proのレンダリングとする画像数点を公開しました。画像自体はHuaweiからリークされたものではありませんが、累積したCADファイルや特許情報など数々のリーク情報を総合して作成されたものだということです。
Mate 30 Proの見た目に近い
ひと目見たときの印象は、昨年発売された先代のMate 30 Proと非常に似ているということです。最近のMateシリーズはMate 10 Pro→Mate 20 Pro→Mate 30 Proとデザインも毎年一新され順当な進化を繰り返してきましたが、今回は見た目の上で大きな変化は見受けられません。
ディスプレイは6.7インチのエッジディスプレイ(Huawei風に言えば「ホライゾンディスプレイ」)で、画面内指紋センサー、左上のインカメラはP40 Proとよく似たパンチホール式になっています。
少し前に、Onleaks×PricebabaのコンビからリークされたMate 40 Proのレンダリング画像も、これとよく似ています。
Mateシリーズといえば、フルディスプレイ・超々ベゼルレス化の流れの中で珍しく比較的大きなノッチを採用していることでも有名でした。それは、同じように大きなノッチを採用しているiPhone Xシリーズ同様に、3D顔認証などで使用する多数のセンサーをノッチ部に埋め込んでいたことが原因です。
Mate 40 Proではパンチホールが採用され、切り欠きは小さくなるようですが、Mateシリーズの特色でもあった3D顔認証など様々なセンサー類を必要とする機能はどうなるのでしょうか。
USB Type-C端子、SIMカードスロットなどは全て本体下端に集まっています。上部にはアンテナラインがあるのみで、イヤホンジャックやIRブラスター等は搭載されていません。
Mate 40 ProではHuawei傘下HiSiliconの最新SoC、Kirin 1000(または9000、1020とも言われています。)が搭載される予定ですが、製造委託先のTSMCとの取引停止など不確定要素が多く、一部ロットにおいてはMediaTekのDimensityチップなどが採用される可能性が報じられています。
予定通りに進めばKirin 1000は世界で初めての5nmプロセスを採用した商業的なチップになり、Huaweiにとっては7nmプロセスを採用したKirin 980以来の快挙となる可能性があります(iPhone 12シリーズ搭載予定のA14に先を越される可能性も高いですが。)
Mate 40シリーズの3モデルが中国MIITの認証を通過
また、21日にはMate 40シリーズの3モデルが中国でMIIT(中華人民共和国工業情報化部)の認証を通過していることが確認されました。
※画像タップで拡大可
確認された3つのモデルはそれぞれコードネームが"Ocean"のOCE-AN00(Mate 40)、コードネームが"Noah"のNOH-AN00(Mate 40 Pro)、コードネームが不明のNOP-AN00(Mate 40 Pro+)です。どれも海に関連した名前になっています。
(NOPは単にNoah-Plusの略ではないでしょうか?)
Source:WindowsUnite Via:SparrowsNews,Weibo(MIIT)
こいつがHuaweiの遺作となってしまうのか?