容量より電力効率の時代が来る…?
iPhone 12シリーズのバッテリー容量が従来よりも少なくなるかもしれません。韓国の認証機関が、新たに採用される予定の3つのバッテリーを承認しました。容量は2227mAh、2775mAh、3687mAhとなっています。
iPhone 12シリーズには20WのPD充電器が付属するとも言われていますが、いったいどうなるのでしょうか。Android機においては4000mAh以上がスタンダードになりつつありますが、Appleの指す一手で流れが変わるかもしれません。
A14 Bionicは電力効率に自信あり?
まずはリークされた情報を元に、iPhone12シリーズに搭載される予定のバッテリー容量を見てみましょう。
- iPhone12(5.4インチ)– 2227mAh
- iPhone12 Max(6.1インチ)– 2775mAh
- iPhone12 Pro(6.1インチ)– 2775mAh
- iPhone12 Pro Max(6.7インチ)– 3687mAh
次に、現行であるiPhone11シリーズのバッテリー容量と比較してみましょう。同じ大きさのモデルで10%以上少なくなっているのがわかりますね。
- iPhone11(6.1インチ):3110mAh
- iPhone11 Pro(5.8インチ):3046mAh
- iPhone11 Pro Max(6.5インチ):3969mAh
iPhone12は2227mAhと、2500mAhを切る容量になっています。低容量でもAppleが太鼓判を押せる理由として考えられるのが、搭載予定の新型SoCであるA14 Bionicでしょう。5nmプロセスで製造されるA14 Bionicは、7nmで製造されるチップよりも約30%の省電力が見込まれると言われます。もちろん電力を消費するのはSocだけではないので、5nmプロセスのSocを搭載したスマホの電力消費量が30%削減される訳ではありません。
本体のコンパクト化に貢献
AppleはAndroid勢が行っているバッテリー容量増加の流れに乗らず、電力効率で勝負するようです。もちろん、ユーザーによってインストールされる外部アプリやiOSのバグによって、バッテリーがすぐに減ってしまうという事態も考えられます。
バッテリー容量を少なくし、SoCに正確なコントロールをさせることは簡単ではないでしょう。しかし重量を軽くし、本体をコンパクトにするためには欠かせない取り組みです。価格もサイズも手に取りやすいiPhoneの登場に期待ですね。
Source: Weibo
車(エコカー)とやってることが似てますね
省エネ化はするけど電池(=燃料)の最大容量下げて、軽量化するっていう
ほぼ確実にバッテリー持ち悪くなるでしょうね……
まあ、省電力化出来ないからってどんどん
大容量・大型化して持続時間をアップさせるAndroidも
果たしてそれでいいんか?とは思いますが