矢野経済研究所が先月発表した予想では、日本の5G契約者数は2021年3月末までに1185万件となるようです。また、今年度(2020年4月~2021年3月)の5G対応スマホの出荷台数は1333万台と予想されています。
年間のスマホ販売台数は2800万台以下なので、日本で今年度販売されるスマホの50%近くが5Gスマホになるとの予想になります。
日本のスマホ販売の大半はDocomo、au、Softbankを通じて行われています。3大キャリアの頑張りで日本の5Gサービス普及が予想通り順調に進むか、要注目です。
5G契約者数は来年3月までに1185万件に
同研究所の予測によると、2021年3月末時点の5G契約者数は1185万件とのことです。また、2022年3月末時点までには3210万件に到達する、とのことです。
なお、中国では本日時点で既に5G契約者数は5000万を超えています。
大手3キャリアが5GのCMを打つなど盛り上げようとしていますが、5Gサービスを身近に感じているユーザはまだまだ少ないでしょう。秋冬へ向けて3大キャリア+楽天モバイルの動向に注目です。
5Gスマホの魅力が上がることを期待
今年度(2020年4月~2021年3月)に販売されるスマホの5割弱が、5Gスマホになる予想となっています。更に、2021年度は8割前後が5Gスマホになるとの予想です。
下表は2ヶ月程前にまとめた情報となりますが、3大キャリアの春の5Gスマホのラインナップは、価格が一様に高めで魅力に欠けます。4G・SIMフリーで発売されたRedmi Note 9SやOPPO Reno3 Aのほうが魅力的に映ります。
5Gサービスはカバーエリアの狭さも課題ではありますが、5対応スマホのラインナップの魅力も現状「いまいち」という印象です。大手キャリアはもしかしたらiPhone 12頼みなのかもしれません。
販売力のある3大キャリアやAppleのプッシュだけで、日本の5Gサービスは順調に普及していくのでしょうか。筆者個人的には、楽天モバイルや、サムスン・中華メーカーも日本の5Gサービス普及貢献した、というストーリーを期待したいのですが。
国内の基地局の普及があの様子だとあと1~2年は4Gスマホでいいかなぁ…
都市部は普及しても郊外はまだまだ厳しいだろうし