様々な機能の追加で話題となったXiaomiの最新OS、MIUI 12。
そのMIUI 12の中国ユーザーレポートによれば、ユーザーがインストールした外部アプリのおかしな挙動が報告されています。
MIUI 12は不審な挙動のアプリを検知している模様
中国国営テレビ、CCTVでもその様子が取り上げられている(動画はこちら)
ユーザーによると一部アプリが頻繁に自己インストールされ、自動的に起動しているとのこと。さらに、アプリの誤動作には不正アクセス、電話情報の読み取りなどもあります。
これはMIUI 12自体の問題ではなく、インストールされたアプリの問題点が露呈したものです。MIUI12には「Flares」などのシステムレベルのバックグラウンドアプリの監視機能が付いているため、問題のアプリの挙動がユーザーに認識されたようです。
明らかになった問題アプリの一つ「You Academy」は、携帯電話の写真とファイルを勝手に読み取っていました。さらに、Tencentのアプリ「TIM」は1時間以内に約7,000回起動を試み、アドレス帳を読み続けているようです。このアプリの自動起動は、DAU(Daily Active User)を高く見せるという目的で行われている可能性もあります。
他にも中国の人気アプリ「Pin Duoduo」、「Meitu Xiuxiu」、「National K Song」、「Konor of the King」、「Sina Weibo」などのおかしな挙動も明らかになっています。
セキュリティの高さにも期待できそうなMIUI 12
MIUI 12によってウイルスのような挙動が明らかになった中国主要アプリ。これらは多くの他のスマートフォンでも同じような挙動をしていたと見られます。
スマホアプリによるユーザー情報の過度な収集は大きな問題です。MIUI 12ならこれまでユーザーが認知できなかったアプリの挙動を把握することが出来ます。
今回明らかになったのは中国アプリでしたが、今後グローバル版Xioami端末のMIUI 12へのアップデートが進み次第、Facebookを始めとした人気アプリが怪しげな挙動をしているかどうかも明らかになりそうです。
グローバル版への配信も順次開始
アプリの監視機能で話題となったMIUI 12ですが、他にもさまざまな便利機能が搭載されています。
MIUI 12は今月6月中にMi 9/Mi 9T/Redmi K20/Mi 9T Pro/Redmi K20 Proへ配信される予定です。期待の高まるMIUI 12へのグローバル版アップデートはもうすぐです。
Source:Gizchina
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