Sonyの最新フラッグシップモデルであるXperia 1 Ⅱの発売日、5/22がいよいよ明日になります。
「好きを極める人達へスマホを届ける」がコンセプトのXperia 1シリーズ。最新作のXperia 1 Ⅱがいかにこだわったスマートフォンか、おさらいしていきましょう。
目次
フォトグラファー向けのカメラ
ソニーモバイルコミュニケーションズの渡邊浩彰氏はXperia 1 Ⅱは一眼カメラのαから着想を得ており、フォトグラファーをターゲットとしていると明らかにしています。Xperia 1 Ⅱのこだわりのカメラ機能を見ていきましょう。
すべてZEISSレンズのトリプルカメラ
Xperia 1 ⅡのトリプルカメラはすべてドイツのCarl Zeiss社と共同開発したZEISSブランドのレンズとなっています。不要なレンズ内反射を抑えたT*コーティングが施されており、クリアで抜けのいい写真を撮影することが可能です。
高速性を優先したイメージセンサー
Xperia 1 Ⅱは最大1.7インチ、全て12MPのイメージセンサーを採用しています。サイズも画素も控えめですが、これはイメージセンサーの高速化を優先したためです。
超広角、広角カメラはDual PD、望遠カメラはPDセンサーを採用し、秒間20コマの連写、更にはその都度の露出補正とオートフォーカス、瞳AF、そして超広角、広角カメラ限定でリアルタイム瞳AFに対応します。秒間20コマというのは一眼カメラの中でもなかなか出ない高速性であり、驚異的です。さすがはイメージセンサーのSonyといったところでしょうか。
また、赤外線照射による3D ToFカメラを新たに搭載し、暗いシーンでも高速AFが実現できます。
カメラ重視を思わせるネーミング
Xperia 1 Ⅱ(マーク2)はSonyの一眼カメラのαシリーズと同じネーミングを採用しています。(α7Ⅲ、α9Ⅱなど。)名前からもカメラ志向が見てとれますね。
Xperia 1 Ⅱは高画素化、巨大センサー化、ゴリゴリのソフトウェア補正が主流な他社スマホカメラに対して、レンズの光学性能、高速性を重視し、シンプルにカメラとしての使いやすさを追求したモデルになります。吉と出るか凶と出るかは市場の反応次第であり、楽しみでもありますね。このスタンスは個人的に好きです。
少なくともかなりカメラに力を入れていることが伝わりますので期待できそうです。
Xperia 1 Ⅱのカメラに関してはこの記事で詳しく解説していますので是非一緒にご覧ください。
ブラビア譲りの高品質ディスプレイ
Xperiaの特徴といえばXperia 1を代表とする21:9の4KHDR有機ELディスプレイではないでしょうか。Xperia 1 Ⅱも例にもれず21:9の4KHDR有機ELディスプレイを搭載しています。
コンテンツ消費に有利な21:9ディスプレイ
Xperia 1登場時は21:9ディスプレイに対応したアプリが少なかった一方で、近頃はNetflixや一部ゲームアプリなど21:9に対応したアプリが数多く登場しました。
X1 for mobileという高画質化エンジン(Sonyのテレビ「ブラビア」の技術)を搭載し、高精細、広色域、高コントラストを極めた映像を、画面いっぱいに堪能できるとのころ。映画やMVでよく見られる21:9の動画を見るのに最適なディスプレイとなっています。
また、上下で2つのアプリを起動するのにも便利です。
技術で対応した90Hzディスプレイ
Xperia 1 Ⅱのディスプレイは60Hzのリフレッシュレートですが、画像が切り替わるときに有機ELの発行画素に対して高電圧をかけることで素早く切り替わり、90Hz相当の残像が残らないようなディスプレイに仕上がっています。これにより、60fpsの動画で動きの早い映像もなめらかに表示することが可能です。
さすがはWalkmanのSony!こだわりのオーディオ性能
Xperia 1は映画配給会社のソニー・ピクチャーズと協業し、立体音響方式「Dolby Atoms」に対応したオーディオを搭載しました。今回のXperia 1 Ⅱは、新たにソニー・ミュージックエンタテインメントと協業し、原音に忠実な音楽も楽しめるようになっています。
デュアルフロントスピーカー採用
また、特にこだわりが見られるのがデュアルフロントスピーカー。Xperia 1やiPhone 11などは片方はディスプレイ側に、もう片方は下部にあり、横持ちしたときにスピーカーの向きが違いました。
一方で、Xperia 1 ⅡはⅡつのスピーカーが両方フロント側にあります。コレにより、自然なステレオサウンドを楽しめます。
一般的にフロントスピーカーは画面占有率が低くなるため避けられがちですが、Xperia 1 Ⅱはそこを乗り越えてきました。実に素晴らしいです。
まさかの3.5mmイヤホンジャック復活
オーディオに対するこだわりで、3.5mmイヤホンジャックが復活したことも忘れてはいけません。ノイズや遅延の少ない優先を利用することでオーディオの再現性の高くなるため、時代に逆行してイヤホンジャックを復活させたとのこと。ユーザーからすれば嬉しい限りです。
DSEE Ultimateでmp3がハイレゾに
音楽に関しては専用にチューニングされたDSEE Ultimateを搭載し、mp3ファイルであってもハイレゾ相当まで音質を向上させることができます。
ソニー・ミュージックエンタテインメントのアーティストを招いてチューニングされているとのことで、映画だけでなく音楽も楽しめるモデルになりそうです。
無駄のない研ぎ澄まされた本体デザイン
5G、Qi対応なのに薄型化
Xperia 1Ⅱは新たに5G(Sub-6のみ)、そして無線充電のQiに対応しましたが、その一方でXperia 1の8.2mmから7.9mmに、0.3mm薄型化することに成功しています。
コンパクトになると発熱が気になるところですが、放熱用のグラファイトシートの面積が大きくなっているようです。
Xperia 1のデザインを流用するどころか改善してくるとは、相当等な企業努力があったのだろうなと思います。
あえて雰囲気を一新したパープルカラー
Xperia 1はXperia伝統のパープルが復活しました。Xperia 1Ⅱにもパープルモデルがdocomo限定で登場予定ですが、今までのパープルから大きく雰囲気を変えたカラーになります。
Xperia 1Ⅱのパープルは赤の要素が入ったくすんだパープルとなり、落ち着いたオトナな雰囲気へとなっています。まさに冠位十二階最上位の色、大納言の色を思い起こすような気品あふれる和色に仕上がっており、実に美しいです。
ドコモとauから発売
見れば見るほど相当力の入ったモデルであることがわかるSonyのXperia 1 Ⅱ、早く実機に触れてみたいものですね。買うつもりはないのに調べていてほしくなってしまいました...
Xperia 1 Ⅱはドコモより12万3,552円で5月下旬発売、auより13万3,600円で5/22より発売されます。
動画でも解説しています
YouTube上でも動画でXperia 1 Ⅱのこだわりポイントを公開しています。よろしければぜひこちらもあわせてご覧ください!
Source : Sony
蘇れXperia!