コストパフォーマンスの高いスマートフォンで知られるXiaomi。今回の記事では、Xiaomiによる2020年の春モデルに関してご紹介します。
目次
Xiaomiの2020春モデルまとめ(~5月6日)
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Xiaomiは、Miシリーズ/Redmi/Black Shark/POCOと4つのブランドで新機種を発売しました。telektlistでも何度も指摘していますが、特にMiシリーズではサムスン/Huawei/OnePlusを意識してか、高級路線が目立ってきています。
注目の機種をピックアップ
Xiaomiの2020年春モデルの中で、筆者が注目しているスマホを3機種ピックアップして紹介します。
Mi 10 - Xiaomiのフラッグシップ、Miシリーズの最新作
価格:約96,500円
主な特徴
- 世界最高レベルの108MPカメラ
- 90Hzのリフレッシュレート
- 足りないものがない多彩な機能
Mi 10シリーズを代表するフラッグシップスマホです。流石Xiaomiと思える仕上がりになっています。特にカメラは素晴らしく、100MP超のカメラスペックは圧巻です。
Redmi Note 9S - Redmiらしい圧倒的なコスパ
価格:約20,000円
主な特徴
- 高性能なクアッドカメラ
- 防滴に対応
- 超大容量バッテリー
高コスパを誇るRedmiから発売されたミドルレンジスマホです。インドで最初に発表された時のモデル名はRedmi Note 9 Proでした。ディスプレイがIPSなど妥協点も見られるものの、価格に見合わないスペックを誇ります。
廉価版スマートフォンで防滴に対応しているのもポイントです。
Black Shark 3 Pro - ゲームに特化した大画面5Gスマホ
価格:約71,000円
主な特徴
- 38分で満充電できる65W超高速充電
- ゲームに便利なLRボタンを側面に搭載
- タブレットに匹敵する7.1インチの大画面
圧倒的な性能を誇るBlack Sharkシリーズの5Gゲーミングスマホです。液冷機構などゲーム向けの機能が満載されている上、トリプルカメラ搭載など妥協のないスペックです。
Master touchとLRボタンを使いこなせれば、他のゲーマーと大きく差を付けられるでしょう。
番外編:Redmi K30 Pro
Redmi K30 Proは、Mi 10を含む5Gフラッグシップ機と大きく劣らないスペックを持ちながら4万円台〜を実現している高コスパ機種です。
今月、グローバル版がPoco F2 Proとして5万円台〜で発売されました。このスペックで5万円台は安いとの見方もある一方、コメント欄でのtelektlist読者の評価は辛口です。
コスパ志向を強めるiPhoneシリーズに対抗できるか
Xiaomiのスマホはアップデートも盛んで不具合が少なく、安定感がスマホメーカーの中でもトップクラスだと感じています。Xiaomiの真価は高コスパだけではなく、期待を裏切らない「高い完成度」なのではないでしょうか。
「高い完成度」という意味ではAndroidとiOSの違いはありますが、iPhoneが脅威となります。iPhone SEで見られたように、Appleはコスパ志向を強めています。
今や世界第四位のスマホメーカーであるXiaomiは、中国/インド/ヨーロッパ等、Androidが優勢なマーケットにおいてサムスンやHuaweiからシェアを奪うことで成長しました。Appleがコスパ志向を強めてくると、今度は中国/インド/ヨーロッパでXiaomiがシェアを奪われる可能性があります。
Xiaomiは、iPhoneが50%以上のシェアを握る日本への進出を強化しています。5月初めにグローバル発表したMi Note 10 Liteも技適を取得済みで、日本発売が予想されます。プロモーション動画の炎上問題で躓いた感はありますが、Xiaomiの日本戦略には注目していきたいです。
Mi 10,Mi 10 Proからコスパというものが失われて悲しい