エイプリルフール。皆さんご存じの通り嘘をついても良いと言われる日ですが、TwitterなどのSNSでは毎年のように、様々な企業が趣向を凝らした嘘をついて我々を楽しませてくれます。
もちろん我々にとってお馴染みのスマートフォンメーカーも例に漏れず、様々なアイデアを発表。中には、実現可能なのでは?と思えるようなものもありました。
※以下の製品、技術は「全て」エイプリルフールネタです。
OPPO Ace Infinity
OPPOからはAceシリーズの最新作、OPPO Ace Infinityの発表。なんといってもその特徴は、10m以内であればどこでも充電が可能な「FreeVOOC」を搭載していること。わずらわしいケーブルは不要、ワイヤレス充電器に置く必要すらありません。
気になるその仕組みですが、SFチックな球体からレーザーが端末の受信部分に向かって照射され、5~10Wの比較的低いW数で充電されます。その有効範囲は10mと、部屋での使用であれば十分。部屋にいる限り充電を気にすることなく、その名の通りInfinity(無限)にスマホを使用できます。
こちらはOPPOのWeibo公式アカウント、そして同社バイスプレジデントのブライアン・シェン氏のTwitterアカウントで公開されましたが、後者の方はなぜか削除されています。何か不都合でもあるのでしょうか。
Xiaomi Mi 6 クラシックエディション
Xiaomiからは、以前から噂のあるMi 6 2020年版、Mi 6 クラシックエディションが登場。同社の2017年フラッグシップモデルがパワーアップして帰ってきました。
気になるそのスペックはこちらです。
- Snapdragon 865
- 12GB+256GB
- 5G SA/NA対応
- 5.99インチディスプレイ(Samsung製、2K、90Hz)
- 1億画素メインレンズ、OIS、5倍光学、最大30倍ズーム対応
- 4070mAhバッテリーを搭載し65W有線、30Wワイヤレス、10Wリバース充電に対応
- 4D振動
お値段は3699元(約5.6万円)と、スペックとともに現実的。最近は7インチ前後の大画面モデルが主流なので、逆にこういった大きさのものが欲しくなってしまいます。
歯認証
上のMi 6 クラシックエディションはXiaomiプロダクトマネージャーのトーマス氏による投稿でしたが、こちらはXiaomi Twitter公式アカウントから。以下、同投稿の意訳です。
あなたのXiaomiスマートフォンへ、歯認証をご紹介。
ロック解除のために歯むき出しの笑顔を私(Mi)に見せてください。
いつ我々のMi Fanはアップデートを受け取りますか?@miuirom(MIUIの公式アカウント)
指紋や虹彩のように歯の形もユニーク…なのでしょうか。何はともあれ、電車の中などで人々がロック解除のために作り笑いしている光景は、ちょっと怖いような気もします。
Meizu 16T ソーラー充電版
Meizuからは太陽光によって充電できるMeizu 16T ソーラー充電版が登場。そのカラー名は日光橙(デイライトオレンジ)と、機能にふさわしいものとなっています。
他メーカーは動画や画像などを作りこんでいるのに対し、Meizuは既存の製品(Meizu 16T)の画像を加工しただけのようですが、そのようなものに割けるリソースがないのでしょうか。次期フラッグシップモデルとなるMeizu 17のリークもありましたが、Meizuは真のフルディスプレイを採用し続ける数少ないメーカーなので頑張ってほしいところです。
実際に発売するかも?
まず一つ目のOPPO Ace Infinity(というよりそのFreeVOOC)ですが、レーザーによる充電ではないものの、実際に東京大学が、部屋中どこでもワイヤレス充電ができる技術の実現に成功しています。しかし、そのための設備が必要などの理由で、我々一般人の手に渡ることはまだ先のことでしょう。既に実現しているのは変わらぬ事実であり、将来に期待です。
続いて、二番目に紹介したXiaomiのMi 6 クラシックエディション。2020年版Mi 6があるといった噂があった中でのこのネタはサプライズでした。その値段や詳細なスペックなど、どれを取っても現実的で、ネタにしてはやけに上手くできていると思いましたが、果たして実在するのでしょうか。
スマホに関係はありませんが、今回のエイプリルフールでエレコムがネタとしてテトラポッド型スピーカーの発売をTwitterに投稿。その5時間後になんと実際に製品化すると発表し、クラウドファンディングで支援を募っています。従って、Mi 6 クラシックエディションも「万が一」があるかもしれません。
最後に、Meizu 16T ソーラー充電版を振り返りましょう。少々形は違えど、ソーラー充電できるスマホは存在しています。金やダイヤモンドなどの高級素材でiPhoneなどをカスタムするロシア企業Caviarの「iPhone X Tesla A Edition」は、背面にソーラーパネルを搭載。Meizuが公表した画像のように背面そのままとはいきませんが、ソーラー充電が可能です。
今回の各メーカーのエイプリルフールネタはどれも非常に興味深いものでしたが、いかがでしたでしょうか。HuaweiやSamsung、Vivo等のネタも探してみましたが、それらのメーカーのはありませんでした。個人的にはMi 6 クラシックエディションが実際に発売すれば良いなと思っていますが、皆さんの興味を一番引いたのは何でしょうか。
mi6欲しい