3月6日に発売予定のSamsung Galaxy S20シリーズですが、韓国では一足先(2月27日)に発売されました。ただしS20シリーズの売れ行きは、先代のS10シリーズほどではないようです。
販売台数が急減!?S10シリーズとの比較
サムスンは2月27日、韓国国内にてGalaxy S20、Galaxy S20+、Galaxy S20 Ultraを発売しました。このS20シリーズは、発売初日に韓国にて約7万800台の出荷を記録したようです。
一方で、昨年発表されたGalaxy S10e、S10、S10+は、発売初日に14万台が出荷されています。単純に考えると、S20シリーズの販売台数はS10シリーズの半分、ということです。
シリーズ違いになりますが、Galaxy Note10の発売時(昨年8月)は、22万台の出荷台数を記録しています。
低迷はコロナのせい?価格のせい?
Galaxy S20シリーズ低迷の理由は、一体どこにあるのでしょうか。
韓国の通信業者は、新型コロナウイルスによる影響を主張。「(コロナウイルスへの感染を恐れて)オフラインストアへの訪問者数が急減したから」と述べています。
しかし海外ニュースサイト「tom's guide」は、S20シリーズの販売台数低迷は「最安モデルの価格設定」が原因と指摘しています。
最安モデルのGalaxy S20の価格が高い
現在、Galaxy S10シリーズの中で最も安い「S10e」の実勢価格は約750ドル(約8万円)程度。それに対して、Galaxy S20シリーズの中で最安の「S20」の定価は、約999ドル(約10万7,000円)となっています。
リリース時期やスペックに差があるとはいえ、これだけ価格が違うと、消費者にとってS20シリーズ購入のハードルが上がってしまうのも事実。「Galaxy S20シリーズが気になるけど、最安モデルの値段も高いし、だったら1世代前のGalaxy S10eで良いか」と消費者が考えてしまうのも無理はありません。
今後は価格設定が重要かも
昨年発表されたiPhone11シリーズの中で最安のiPhone 11は、先代のiPhone XRより約1万円安い価格にも関わらず、スペックが向上していたのが衝撃的でした。さらに今後は、廉価版のiPhone 9(SE2)発表が控えていると噂され、幅広い層のユーザーの取り込みが見込まれます。
Galaxy S20シリーズの売り上げがイマイチなのも、最安モデルである「S20」の価格設定が原因ではないでしょうか。今後の価格戦略が気になるところです。
Source:Korea Herald
5G対応だからってiPhoneより高くしたら、そりゃ売れんやろうな。
399ドル以上で世界シェア半分iPhoneが握ってる事実を知ってるくせに、ようこんな価格設定したと思うわ。
それに比べて、中華スマホは頑張ってる方やな。