Samsungより登場した2代目の折りたたみスマホであるGalaxy Z Flip。
Galaxy Z Flipの曲がるディスプレイにはガラスが使われています。このガラスはUltra Thin Glass(UTG)と呼ばれ、厚さわずか30マイクロメートル(0.03mm)であり、20万回の折りたたみ試験に耐えられる曲がるガラスとなっています。
Tough, yet Tender(強靭だが柔軟)というキャッチコピーがつけられたSamsungのUTGですが、どうやらこのガラス製ディスプレイが他社にも販売され始めるようです。
※UTGを生産する韓国国内の工場で新型コロナウイルスの患者が発生したため工場閉鎖・生産停止中であり、出荷は遅れるようです。
UTGのメリットはシワの出来にくさ
ガラス製のディスプレイといえど、実はGalaxy Z Flipのディスプレイの表面にはプラスチック製の保護レイヤーがあり、引っかき傷には弱く、比較的簡単に細かい傷がつくようです。実際に海外の様々なレビュアーが、Galaxy Z Flipのディスプレイの耐久度に言及しています。
The “glass” on the #GalaxyZFlip is actual glass—under a layer of plastic—but it doesn’t feel like glass, or provide a more scratch-resistant surface than the Fold had: https://t.co/SkISCRmqD4 pic.twitter.com/4DuNU04cEH
— iFixit (@iFixit) February 19, 2020
これは、ガラスであるUTGは引っかきには強いものの、衝撃には弱いためどうしても保護が必要だったためとされています。
そのため、UTG最大のメリットは傷に強いことではなく、折りたたみスマホ特有のディスプレイ上のシワを軽減するものだと考えておいたほうがいでしょう。
曲がるガラスは他社も開発中
曲がるガラスはサムスンが独占している訳ではありません。
Gorilla Glassで有名なコーニング社や、日本からは旭硝子もといAGCが曲がるカラスを開発中です。
様々な会社が力を入れ始めた折りたたみスマホ。これからどんな機種が出てくるか楽しみですね。
Source : Business Wire
ガラスはポリ製の柔らかさを目指し
ポリ製はガラスの硬さを目指す
生き残るのはどっちなんでしょうね