HuaweiがAppleを抜いて2位へ躍進。勢いが異次元のRealme旋風は続く。
マーケティングリサーチを専門とするCounterpoint社により、2019年の全世界におけるスマートフォン販売台数ランキングが公開されました。
Samsung、Huawei、Appleの上位3社はもはやおなじみですが、2018年はAppleに次いで僅差の3位だったHuaweiが逆転。最新の結果(2019年)では2位に躍り出て、Appleに大きな差をつける結果となりました。
また、現時点では9位のRealmeですが、成長率が別次元にあります。販売台数が前年プラス446.8%の伸びを記録しており、ランキング上位のメーカーも全く油断ができません。
上位10社の顔ぶれは下記の通りです。
1位:Samsung(およそ2億9,650万台、+1.6%)
2位:Huawei(およそ2億3,850万台、+16.2%)
3位:Apple(およそ1億9,620万台、-4.9%)
4位:Xiaomi(およそ1億2,450万台、+4.6%)
5位:Oppo(およそ1億1,980万台、+0.7%)
6位:Vivo(およそ1億1,370万台、+11.5%)
7位:Lenovo(およそ3,960万台、+2.1%)
8位:LG(およそ2,920万台、-28.4%)
9位:Realme(およそ2,570万台、+446.8%)
10位:Tecno(およそ2,150万台、+19.4%)※パーセンテージは対前年増減率。データはCounterpoint社より
やっぱり強い「キング」Samsung
相変わらずの強さを誇る王者Samsungが、トップの座を保持。
フラッグシップとしてのGalaxyとは別路線の、優れたコスパを誇るGalaxy Aシリーズの好調ぶりを示す結果となりました。前年と比較しても、わずかではありますが成長を実現しています。
躍進のHuaweiは今後Samsungに迫る
Appleを抜き去り、2位を獲得したHuawei。
販売台数は、前年と比較して20%近い増加を記録しました。この数字は、ランキング全体を見ても目立つものとなっています。ただし、アメリカの制裁の影響でGoogle系アプリが搭載できず、第4四半期には販売台数が急落したとの情報も。
自社OSの開発も継続中で、Google依存からの脱却も不可能ではなさそうです。今後も成長を保てるかどうかに注目です。
iPhone 11の好調に頼りたいApple
ひとつ順位を落としてしまったAppleは、販売台数も前年比で減少してしまっており、巻き返しに期待がかかるところです。
幸いにも、昨年9月発売のiPhone 11シリーズが目下のところ絶好調。プロセッサの増産も明らかになっており、同シリーズの売り上げと、登場が噂されているiPhone 9(iPhone SE2)が今後のカギとなるでしょう。
Realmeは爆速で成長中
そして、ひときわ目を引くのがRealmeの成長。販売台数の増加率が400%超というのは、もはや異次元と形容せざるを得ません。
優れたコストパフォーマンスを武器に市場を席巻している同社ですが、最新機種はAndroid史上最高の能力を持つという噂もあり、単なる安さだけにはとどまらない点も強み。2020年の「ごぼう抜き」は実現するのでしょうか。
Source: Counterpoint
さすが日本が世界に誇る神スマホXperia
2019年スマホ世界販売台数
サムスン電子 2億9650万台
ファーウェイ 2億3850万台
アップル 1億9620万台
ソニー 400万台