Nokiaブランドを出しているHMD Global社は、次期フラッグシップ機のNokia 9を開発中ですが、そのNokia 9であるとみられるスマートフォンの画像が流出しました。
これがその画像です。その特徴はなんといってもそのカメラ部です。蓮コラのように7つの穴があり、写真左側はLEDライト、右側はレーザーAFの類のオートフォーカス用でしょうか、赤外線が見られます。そしてカメラはなんと5つもあります!
カメラにはドイツの有名レンズメーカーのZEISS(Carl Zeiss)のロゴが見てとれます。
5眼レンズの名称は往年のNokiaにあった、Pure Viewか
Nokiaはかつて、Windows Phone時代にNokia Lumia 1020という、Carl Zeissレンズ搭載で4100万画素の高精細な写真が撮れる、Pure Viewというのが搭載された機種がありました。
Lumia 1020
HMD Global社は最近、MicrosoftからPure Viewという商標を買い取ったことで話題になりました。この5眼カメラを搭載したNokia 9はPure Viewという名称を使って販売されるものだと思われます。
5眼レンズの効果はいかに?
レンズを5つも搭載するとどのようなことができるでしょうか?
今主流なのはデュアルレンズであり、できることは、
- 望遠撮影
- 被写界深度の調整(背景ボケを作ったり全面ピントが合う写真を作ったりできる)
- 解像度の高いモノクロ写真の撮影
- 複数枚の写真を合成して高解像度の写真撮影
などのことができますが、これら4種類のことを全て実現するにはデュアルレンズでは足りず、複数のレンズが必要になります。例えばこの4つを全て実現するには、「普通のレンズ搭載カメラ×2+望遠レンズ搭載カメラ+モノクロセンサー搭載カメラ」の少なくとも4つ必要になります。
また、多くのカメラを搭載しているというのを聞くと、16眼のコンデジや、9眼のスマートフォンを開発中のLight社が思い浮かびます。
Light社の16眼コンデジ
Light社の9眼スマートフォン
Light社のこの多眼カメラ、スマートフォンも主な機能は高精細で被写界深度情報のある写真の撮影です。
多眼カメラで同時に撮影して、ソフトウェアで処理することで、高解像度であり、トリミングしても解像度の落ちにくいような写真で、後からピントの位置調整もできる写真が撮れるようになります。
Light社の技術はまだまだ開発中でありますが、Nokia 9も同様な機能を持っていると嬉しいですね。
端末は本物か?
さて、流出したNokia 9のものとみられる端末は本物なのでしょうか?
写真を見た限り、これは高温時の耐性テスト用の端末だというのがわかります。ラベルにあるバーコードも本物のように見えますので本物であるという可能性が高いと思います。
そうであるならば、端末はほぼ完成していると思われます。いつ発表になるかは不明ですが、近日発表であることは間違いなさそうです。
5眼カメラがどのようなものになるか楽しみですね。
Source: GSMarena
多けりゃ良いって感じなのか?