Huaweiから発売されるフラッグシップ大画面スマホであるMate 30シリーズですが、米中の貿易戦争の影響でGoogle系のアプリを一切搭載することなく発売されるようです。
これにより、Mate 30シリーズはGoogle PlayやGmail、YouTubeといった主要なアプリをプリインストールできませんが、Huawei Consumer Business GroupのCEOであるRichard Yu氏は、「Mate 30シリーズは発売後にGoogle製アプリをインストールできるようになるだろう」と発言しています。
Androidはオープンソースです。AndroidベースのOSにAndroidアプリをインストールできるようにするのは技術上容易です。サードパーティのデベロッパーがGoogle系のアプリをMate 30シリーズにインストールできれば、Mate 30シリーズでGoogle製アプリを利用可能になるという算段でしょう。
例えば、中国メーカーのMeizuは、自身のアプリストア上にGoogle系のサービスを公開しています。その他にも、Google系のアプリが一切搭載されない中国版のスマートフォンも同様の方法でGoogle系アプリをインストールできます。Huaweiはそれと同じような解決法をMate 30シリーズに使うのかもしれません。
この手法、たしかに一見良さそうなのですが、セキュリティー上の問題があります。例えば昨年、ゲームアプリ「Fortnite」に犯罪組織によるマルウェアが仕込まれていた事件がありました。
FortniteはGoogle Playストアからダウンロードできないため、Epicの公式サイトからダウンロードしインストールする必要があります。ところがFortniteをインストールするユーザーの中には、公式サイト以外からマルウェアの混入した非公式な野良アプリをインストールしてしまう方も大勢いたようです。このような手口から、Huaweiはどのようにしてセキュリティーを守るのか気にかかります。
Mate 30シリーズは新しいSoC、Kirin 990を搭載して9月18日に正式発表。中国本土から発売開始し、その後欧州市場などで販売する予定となっています。
※Fortniteに関して誤解を招く表現があったため修正しています。(2019/9/17 14:50)
Source : Gizmochina
中国の国家情報法自体がスパイウェアみたいなもんだしマルウェアやスパイウェア覚悟で割り切らないと。
個人情報など失う物が何も無い無敵の人(無職)だったら使えるね。