先日Qualcommが最新Soc、Snapdragon 855 Plusを発表しました。そしてそのベンチマークスコアが7月23日発表予定のスマートフォンASUS ROG Phone 2から明らかとなりました。
Snapdragon 855 PlusはSnapdragon 855をベースにCPUの「Kryo 485」のプライムコア（全8コアのうち、最も周波数が高いコア1つ）を2.84GHzから2.96GHzにクロックアップし、GPUの「Adreno 640」を改良、レンダリング性能を15%強化した新型Socです。
ベンチマークスコア（シングルコア）
ベンチマークスコア（マルチコア）
今回公開されたスコアはGeekbenchによるものです。ちなみに、インテルのノートパソコン向けCPU「Core i7-6600U」のシングルコアスコアは丁度4000です。
上の表を見ると、Snapdrgon 855 PlusのシングルコアスコアはSnapdragon 855と比較して3%弱（ASUS Zenfone 6と比較して）しか向上していません。
また、マルチコアスコアに関してはZenfone6とほとんど同じです。Geekbenchのマルチコアスコア測定時は今回クロックアップされたプライムコアを除く、７つのコアがフル稼働しているため、熱処理の都合等でプライムコアがピーク周波数を達成する余裕がないのでしょう。
Zenfone 6とはマルチコアスコアで差をつけることは出来ませんでしたが、同じSnapdragon 855を搭載している Galaxy S10＋と比較すると１割弱スコアが向上しているためCPU性能が向上していることは確かです。
Snapdragon 855 Plusの最も大きな変更点はGPUです。しかし、GeekbenchはあくまでもCPU性能を測るためのものであってGPU性能はテストされていません。総合的な処理能力はAntutuベンチマークテストから分かります。続報を待ちましょう。
Source:Gsmarena
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