スマートフォンの世界シェア第4位の中国Xiaomiが、韓国LGから依頼を受けて制作された3Dアーティストの作品を自社の広告に無断盗用していた事が発覚しました。
今回無断盗用が発覚したのはXiaomiのスペイン向けウェブサイトです。上の2つの画像を見比べてると、1枚目の元の作品と瓜二つのオブジェクトが2枚目の写真にあることが分かります。
一枚目の写真の作品は3DアーティストのPeter Tarka氏が2018年に制作した作品です。それにXiaomiが一部加工を施し自社製品を置くスペースを確保したものと思われます。
純粋な盗用でも問題ですが、もっとタチが悪いのは盗用した作品がXiaomiのライバル企業であるLGがPeter Tarka氏に依頼していた作品だった事です。
Xiaomiは無断盗用を認め、Peter Tarka氏に謝罪をし、該当する写真をウェブサイトから削除しています。また、今回無断盗用を行った社員を解雇しました。
今でこそ積極的に最新技術を取り入れていますが、もともとXiaomiはAppleのマーケティング戦略やデザインを模倣し力をつけてきた企業です。
とはいえ、著作物を許可なく盗用するのはやりすぎでしょう。最近は積極的に新しいデザインのスマートフォンを発売したりと、むしろライバル企業の先を行っていたと言えます。それが今回のような事で過去のXiaomiに逆戻りしてしまったと思うと残念です。
Source:behance
アドウェアスマホに盗作広告とか・・・