ついにRedmi K20 Pro(Mi 9T Pro)とRedmi K20(Mi 9T)が発売されました。両機種とも注目度が高く、telektlistでも注目スマホの上位にコンスタントに食い込んでいます。
さて、Redmi K20が気になるけど無印モデルとProモデルでどう違うのでしょうか。今回は両機種のスペックを徹底比較していきます。
SoCが違う
まず、SoCが違います。
K20はSnapdragon 730、K20 ProはSnapdragon 855を搭載しています。
Snadragon 855は皆さんご存知のとおり、Qualcomm社の(現時点で)最高スペックのSoCです。Apple A12、Kirin 980同様の7nmプロセスを用いて製造されており、Antutuでは370000点を獲得しています。そんな最高峰のSoCを搭載した機種が4万円以内で入手できるのは素晴らしいですね!
一方で、Snapdragon 730はミドルレンジーハイエンドレベルのSoCです。今年の4月に発表されたSoCで、Redmi K20が搭載機種第1号です。Snapdragon 855より1nm太い8nmプロセスを用いて製造されており、Antutuでは210000点を獲得しています。855には及びませんが、よほど重い作業をしない限りSnapdragon 730でも十分なスペックです。
カメラが違う
次は、カメラが違います。
スペック表を眺めると、どちらも48 + 13 + 8MPというカメラ構成になっていることがわかりますが、48MPのカメラのセンサーが違います。
K20はIMX 582、K20 ProはIMX 586を搭載しています。ちなみにK20 Proはハードウェア的にはXiaomi Mi 9と全く同じカメラです。
IMX 582は、基本的にはIMX 586と同じスペックなのですが、ビデオ性能が違います。
スペック表を眺めると、最後の映像のところだけが異なります。IMX 586は4Kビデオを60fpsで撮影できますが、IMX 582は30fpsまでです。
K20はK20 Proよりダウングレードされたカメラですが、写真だけなら全く問題ない違いです。4K 60fpsを利用する人でなければK20で十分だと思います。(4K 60fpsはファイルがかなり重い上に対応しているディスプレイがそもそも少ないので需要はほとんどないと思います)
充電速度が違う
地味ですが充電速度も違います。
K20は18W、K20 Proは27Wの高速充電に対応しています。
数値上、K20 Proのほうが1.5倍早く充電できるようですが、最高速度の違いであるため、実際はどの程度差があるかは触ってみないことには不明です。
バッテリー容量はどちらも4000mAhです。
価格が違う
当たり前ですが価格が違います。
Redmi K20は約31000円、K20 Proは約39000円と、8000円の差になります。絶妙な価格差でとても悩ましい所です。
とはいえ、これはRedmiが発表した定価であり、現在GearbestやBanggoodといった通販サイトでは、在庫不足の影響か、K20でも4万円台からの販売になっています。定価より高い値段で買う時は相対的にK20 Proの方がコスパが良くなるかもしれません。
【注意】購入する前に気をつけること
Redmi K20、Redmi K20 ProどちらもBand 19に非対応です。ドコモのプラチナバンド非対応であるため、ドコモの回線を利用したMVNOで、山間部での利用は厳しいかもしれません。
https://telektlist.com/career-bands/
まとめ
上に述べたところ以外(スペックやデザインなど)は完全に一緒になっています。
K20 シリーズが気になっている方へ、自分の利用用途に応じてどちらが良いかを考える手助けになれば幸いです。
Redmi K20はXiaomi Mi 9TやPocophone F2として各通販サイトより販売中です。なお、現在販売開始直後のため、在庫が少なく割高で販売されていることが多いです。K20やK20 Proの購入を考えているようでしたら少し待つか、セール価格になったXiaomi Mi 9も検討機種に入れることをおすすめします。
おまけ:telektlistでは自分でもスペックが比較できます
今年より新たに実装したスペック比較機能では、自分で任意のtelektlistに掲載されているスマホ2機種を選び、比較をすることができます。
スマホを購入する際の情報源として、違いを知りたいときに是非ご利用ください。
この端末、確か技適は通ってないよね…?