iPhoneに限ってそんなことは無いだろうと思った方もいるでしょう。しかし、スマートフォンのプライバシー保護機能は、私たちが考えているよりも脆弱かもしれません。ウォールストリートジャーナルがApp Store上の80個のアプリをテストした結果、79のアプリで個人情報を収集していたことが判明しました(WSJ)。
元記事によると、ウォールストリートジャーナルの記者2名が実際に調査した結果、80個中79個のアプリが広告やサイト分析・マーケティングのために個人データを収集していました。中には小さな子供向けのゲームアプリが、子供の名前や年齢などの情報を収集し、Facebookにデータ送信していたことが判明しました。
このゲームアプリを開発した会社のCEOは「誤って記述した不正なコードが、意図せずデータ送信していた」とコメントし、自社およびFacebookは収集された情報を使っていないと主張しています。
他のアプリ開発会社も同じような言い訳をしています。あるヨガの瞑想用アプリでは、ユーザーのIPアドレスを取得し、5分ごとのペースでユーザーの緯度と経度情報をサーバーに送信していました。
Apple製品は、あなたのプライバシーを守れるように作られています。
Apple社はユーザーのプライバシーを重視しています。これは公式ホームページ上でも詳細に確認できます。またCEOのTim Cook氏はプライバシー保護について、厳しい法規制を支持しています。実際、iPhoneのセキュリティ機能は強固で、AppstoreはAndroidのGoogle Playよりアプリの審査が厳しく、年々強化されています。
しかし、残念ながらスマートフォンのアプリをめぐるプライバシー保護の状況は、現状では極めて脆弱であることが今回の調査で明らかになりました。幸いiOSとAndroidは両方ともアプリの権限を管理できる機能が標準搭載されています。怪しそうに見えないアプリでもしっかり確認することが必要なのかもしれません。
Source: The Wall Street Journal
トランプさん。出番ですよ