楽天は第二四半期決算発表会見において楽天モバイルの契約者数を発表しました。楽天モバイル(MNO)は、5月13日に基本料金0円廃止を発表し、全てのユーザは7月1日から新プラン(Rakuten UN-LIMIT VII)への自動移行されています(ただし、10月1日までは月間1GB以下しか利用しないユーザの基本料金0円となっています。)
楽天モバイルの決算資料によると、MNO事業の契約者数減少数は、今年3月末から6月末の3ヶ月間で14万件に留まっています。
昨年6月末 | 昨年9月末 | 昨年12月末 | 今年3月末 | 今年6月末 | |
MNO事業 | 366万件 | 411万件 | 450万件 | 491万件 | 477万件 |
MVNO事業 | 114万件 | 99万件 | 87万件 | 77万件 | 69万件 |
合計 | 480万件 | 510万件 | 537万件 | 568万件 | 546万件 |
楽天モバイルの三木谷会長は、「実際にお支払いいただいているユーザーは増えている。ユーザーが入れ替わっている」と述べています。また、7月1日以降の解約者数も落ち着いてきていることを明らかになっています。
想定よりは契約者数の減少は予想よりも少ない印象
楽天モバイルは人口カバー率は順調に増えている一方で、特に建物の中で繋がりにくいという問題が指摘されていました。従って、基本料金0円なため利用せずに契約をし続けている「休眠ユーザ」が相当割合いると見られていました。ここ3ヶ月の契約者数の純減率が2%程度に留まったのはある意味驚きです。楽天モバイルの多くがpovo / ahamo / LINEMOやMNVOの「草刈り場」となる事態は起きていないようです。
楽天モバイル(MNO事業)ユーザは、10月1日以降については基本的に全員月額1,078円以上の料金を支払うことになります。完全有料化が始まる10月1日までに楽天モバイルのMNO事業の契約者数はもう少し少し減るかもしれませんが、楽天モバイルの事業は健全化の方向に向かっている可能性が高そうです。第4のキャリアとして、日本の通信業界・スマホ業界を活性化すべく頑張ってほしいですね。
Source:楽天
想定より減少は〜予想よりも少ない〜
進次郎構文かな?