韓国のサムスン電子は4月末日、2019年第1四半期の業績を発表しました。今年2月に発表したGalaxy S10の販売は堅調でしたが、半導体やディスプレイの出荷台数が減少しています。同社の連結売上高は52.4兆ウォンで、前年同期比で13%減少しました。利益の減少はさらに急激で、前年同期比で60%減少しました。
Galaxy S10は2019年2月21日のMWC(モバイルワールドコングレス)で発表されたGalaxyシリーズの最新作。海外では3月8日(金)以降、各国で順次発売されています。日本での発売について正式に発表されていませんが、Galaxy S9以前の日本発売日を参考にすれば、5月下旬ごろの日本発売が予想されます。
しかし、半導体事業はGalaxy S10のように上手くいっていないようです。半導体メモリはデータセンターの在庫調整による負の影響を受けています。ただし、今後の不透明感は残るものの、第2四半期の半導体事業の業績は回復すると見込んでいます。
ディスプレイ事業については、モバイルディスプレイと大型ディスプレイの両方で収益性が低下したため、0.56兆ウォンの営業損失を出しています。
モバイルディスプレイは需要が減少し、競争環境も激化しています。大型ディスプレイもLCD(液晶)パネルの価格が継続的に下落したことが痛手となっています。
フレキシブルディスプレイの需要も引き続き低調に推移することが予想されています。サムスンは差別化された新技術を搭載したディスプレイを提供して、収益性の改善を狙っています。
Source:SAMSUNG Newsroom
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