従来の4Gスマートフォンと比べて、5G対応スマートフォンは総じて重量があると言われています。実際にGalaxy S20+やFind X2、AQUOS R5Gなどはどれも190g前後、P40 Proなど200gを超す機種も珍しくありません。
このように重量が増える理由は、端末のバッテリー消費量の増加によって大容量バッテリーを積む必要が生まれたからとされています。では、なぜバッテリー消費量が増えたのでしょうか?
今回はこの理由を、Xiaomiの副社長である卢伟冰氏がWeiboにて解説してくれています。
消費電力が増える原因は5G対応+ハイエンドのプロセッサ?
まず、そもそもSnapdragon 800番台は、700番台と比べて電力の消費量がおおよそ20%増えるようです。そして5Gスマートフォンは、4Gスマートフォンと比べて20%ほど多く電力を消費するとのこと。
つまり、4Gミドルレンジスマートフォンと比べた場合、5G対応ハイエンドスマートフォンの消費電力は非常に高くなってしまうのです。そして、4Gミドルレンジ端末と比べてはるかに大きくなってしまった消費電力に対応するため、5G対応のハイエンドスマートフォンは大容量バッテリーを搭載せざるを得なくなっていると言えます。
Weiboでの投稿内では、Redmi K30 Proのバッテリー容量にも言及。K30 Proは4700mAhという大容量クラスのバッテリーを搭載しており、この理由は「ユーザーに一日安心して使ってもらうため」と解説しています。
グラフェンバッテリーの開発が救世主となるか?
5G通信は、4Gと比べて速度や遅延と言った観点から大きくパワーアップします。しかしながら、それと比例するように消費する電力の量も増えてしまいます。
ちなみにこの消費電力の影響はスマートフォンのみにとどまらず基地局にも及ぶと言われており、中国の投資家向けサイトの金融界网站は、「5Gでは基地局一基あたりの消費電力もはるかに大きくなる」と報じています。
現在は、リチウムイオンバッテリーに変わるバッテリーとして炭素原子を元にしたグラフェンバッテリーが開発中です。これの実用化によってバッテリーのパワーアップが見込めるため、商品化が待ち遠しい限りです。
Photo:看点快报
4Gの時は酷かったなー
朝充電して何もせずとも昼にはバッテリが切れてた