日本の三大キャリアが扱う5G機は10万円を超える高価なものが中心です。その中で、auが販売予定のXiaomi Mi 10 Lite 5G とSoftbankが販売開始しているOPPO Reno3 5Gは、現時点において最もコスパが良い2機種です。
Reno3 5Gは税込7万円弱の価格設定。Mi 10 Lite 5Gの価格は未定ですが、税込5万円を切る可能性もあります(※)。本記事ではこの二機種のスペックについて見ていきます。
※共同通信の報道によれば、59,980円(おそらく税込)の可能性が出てきています。
基本スペック比較と価格
まず処理性能ですが、両機種ともSnapdragon 765Gが搭載されています。次に、Reno 3 5Gはおサイフケータイ機能搭載で、Mi 10 Lite 5Gは現時点では未定です。
価格は、Reno3 5Gは日本発売価格が公表されています。Mi 10 Liteは、海外(ヨーロッパと韓国)での販売価格を踏まえた推定価格(7月28日時点)となります。
- Mi 10 Lite 5G(6GB+64GB):推定5万円前後(税込み) ※
- Reno3 5G(8GB+128GB):68,400円(税込み)
※おサイフケータイを搭載すれば、Mi 10 Lite 5Gは6万円近い価格になる可能性があります。
サイズ、重量
Reno3 5Gの方が全体的に高スペックにもかかわらず、薄型軽量です。特に重量については、Reno3 5Gが若干サイズが小さいとはいえ、大きく軽量化しています。
厚さ
- Mi 10 Lite 5G:7.8mm
- Reno3 5G:7.7mm
重量
- Mi 10 Lite 5G:192g
- Reno3 5G:171g
カメラ構成
リアカメラ
- Mi 10 Lite 5G:メイン48MP(f1.79)+ 超広角8MP(f2.2, 120°) + マクロ2MP(f2.4) + 深度2MP(f2.4)
- Reno3 5G:メイン48MP(f1.7)+ 望遠13MP(f2.4) + 超広角8MP(f2.2, 116°) + モノクロ2MP(f2.4)
インカメラ
- Mi 10 Lite 5G:16MP
- Reno3 5G:32MP
両機種ともリアカメラはクアッドカメラです。写真を普通に撮る分には申し分ありません。ただ、レンズ構成は異なります。メインと超広角は両機種ともありますが、残り2つについては、Mi 10 Lite 5Gはマクロと深度カメラ、Reno3 5Gは望遠とモノクロカメラとなっています。Reno3 5Gのインカメラの解像度(32MP)は高めです。
つまり、カメラスペック面では、Reno3 5Gがやや上回っています。
まとめ
価格の安さを踏まえると、コスパ面ではMi 10 Lite 5GがOPPO Reno3 5Gをやや上回っています。
ただし、OPPO Reno3 5GはSoftbankが扱う5G機ラインナップ(他はAQUOS R5G、ZTE Axon Pro 5G、LG V60 ThinQ 5G)の中ではおサイフケータイ搭載で最安値でコンパクトサイズです。Softbankで新機種を買うことを決めているユーザによっては非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
auが早晩発売開始予定のMi 10 Lite 5Gは、Xiaomi機としてはじめておサイフケータイ搭載となるのか、また、どのくらいの価格となるのか、注目が集まります。早ければあと数日で明らかになるはずです。
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Reno3 5Gレベル高いな。値段にはそれなりの理由がある