Xiaomiが武漢市に日本人設計の巨大な第二本社をオープン。工期はわずか1年

18日、Xiaomiは中国中部の武漢市に北京本社に続く同社の二つ目となる主要拠点(キャンパス)を完成させ、記念式典を執り行いました。

武漢市は市域だけでも800万人が住む大都市で、武漢市の位置する湖北省は雷軍CEOの生まれ故郷でもあります。式典にはCEOの雷軍氏も出席し、キャンパスの完成を祝いました。

式典で式辞を述べる雷軍CEO

Xiaomiは2017年に武漢市に新しい本社を建設することを発表し、その後2018年の11月に着工式を開催。それからわずか1年あまりで完成したことになります。

武漢本社の総面積は52,000平方メートルで、2,400〜3,000人もの従業員を収容することができ、今後10年のうちに1万人を収容する一大拠点を目指すということです。雷軍氏によれば、建設費は105億元(約1600億円)にものぼるとのこと。

近年、中国では大企業が武漢市に拠点を建てる動きが広まっています。武漢市には名門の武漢大学の優秀な学生を始め、豊富な人材が溢れています。Xiaomiは、この武漢本社にAI部門の新しい拠点を設置することを発表しています。まるでアメリカにおけるシリコンバレーとスタンフォード大学のようです。

設計は日本人

長田氏のICU設計事務所によるレンダー画像のひとつ

この巨大な武漢本社ですが、設計したのは日本の建築家、長田直之氏です。日経 XTECHの記事によれば、長田氏は2017年のコンペで設計依頼を獲得。中国と日本の文化の違いや、短い締切への苦労などを語っています。

長田氏は武漢本社のコンセプトについて、「Xiaomiのブランドイメージに合ったたシンプルで、明るく、新鮮で、環境に優しい設計」と紹介しています。

今年4月の建設の様子

人の視点から

武漢本社のコンセプトのひとつ、「環境」との接点をもつため、敷地内には3箇所の中庭と池が用意されています。特に西側の中庭は隣接する緑地と連続しており、キャンパスからも簡単にアクセスできるように設計されました。キャンパスの窓からは武漢の自然公園、九峰山の景観を楽しむこともできます。

「模倣」を意味する英単語の「Imitation(イミテーション)」。今となっては世界的に知られるようになった大手スマートフォンメーカ...

Source:Weibo,GIZMOCHINA,每日頭條

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Writer

sekken
Xiaomiがすきです OPPO、OP、Realme、vivo、Samsung辺りは詳しくないです。 他はそれなりに追ってます Twitterフォローしてね:@sekkenthewriter

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 コメント

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  1. 匿名 2019.12.21 13:27 ID:42ad59d15 返信

    日本市場に手を広げたり
    決算報告を「恋愛サーキュレーション」で出したり
    日本人に設計を任せたり
    Xiaomiって日本嫌いって聞いたことあるけど、むしろ大好きなんじゃないのかww

  2. 匿名 2019.12.21 14:56 ID:30dff1d52 返信

    超反日だと思ってたけどここまで?やるなら普通に応援したくなるかも
    上から目線だけど

  3. 匿名 2019.12.21 15:08 ID:053b78b22 返信

    日本嫌いって例の技術幹部の発言くらいで、それも謝罪から処分から雷軍の反省声明までスピーディーでその動き自体は好感持てたくらいだけど、寧ろ反日ソースあるなら教えてほしい。

  4. 匿名 2019.12.23 13:48 ID:e6b5f26ec 返信

    トンボの佐藤は許されましたか・・・?