Xiaomiのフラッグシップモデル最新モデル、Xiaomi 12、12 Pro、12Xが中国にて正式発表。
Xiaomi 12は比較的小さい6.28インチディスプレイ搭載、12 Proは3つの50MPセンサー搭載、12XはSnapdragon 870を搭載して12とほぼ同スペックである点が特徴的なモデルとなっています。
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目次
Xiaomi 12
- Snapdragon Gen 1
- 6.28インチFHD+(2,400×1,080p 419PPI)AMOLED エッジディスプレイ(中央パンチホール)、Dolby Vision、最大輝度1,100nit
- Gorilla Glass Victus
- 120Hzリフレッシュレート・480Hzタッチサンプリングレート
- 8/12GB LPDDR5(6,400Mbps)RAM + 128/256GB UFS3.1 ROM
- 4,500mAhバッテリー、67W有線、50Wワイヤレス、10Wリバースワイヤレス充電、QC4+/3+/3.0/2.0/PD3.0/2.0/MI FC2.0に対応
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:50MPメイン(IMX766 1/1.56 f/1.88 OIS)+13MP超広角(123° f/2.4)+5MPマクロ、最大8K24FPS動画撮影対応
- インカメラ:32MP(80.5°)最大1080p60FPS動画撮影対応
- ステレオスピーカー by Harman Kardon、Dolby Atmos、Hi-Res & Hi-Res Wireless Audio
- WiFi 6E
- Bluetooth 5.2
- NFC
- MIUI 13
- 152.7×69.9×8.16mm、180/179g(通常版/レザー版)
- 充電器付属
Snapdragon 8 Gen 1採用2機種目となるXiaomi 12は、6.28インチディスプレイを搭載するなど、コンパクトなフラッグシップモデルに。
主にiPhone 13を比較対象としており、ディスプレイはiPhone 13よりも8%大きいながら(iPhone 13は6.1インチ)、横幅がより狭いことにより(69.9 vs 71.5mm)、握りやすいことをアピール。
前モデルのXiaomi 11はディスプレイが4辺カーブとなっていましたが、今回は通常のエッジ(カーブ)ディスプレイとなっています。
冷却に関しては、グラファイトシートとVC液冷を合わせて、総冷却面積は13,171㎟と大きなものに。
バッテリーにおいては、先日Xiaomiにより発表された、同サイズで既存のものと比べ容量が10%増加となる新技術により、コンパクトながらも4,500mAh搭載。
iPhone 13 Proや他のSnapdragon 888機と比べ、5時間のヘビーユースにおいてより多くバッテリーが残ったとしており、そのバッテリー持ちには期待ができそうです。
充電速度に関しては、67W有線、50Wワイヤレス、10Wリバースワイヤレス充電に対応。有線では39分、ワイヤレスでは53分で満充電が可能としています。
IMX766をメインレンズに採用
カメラでは、OPPOとソニーにより共同開発されたIMX766を、メインレンズに採用。
構成としては50MPメイン、13MP超広角、5MPマクロのトリプルカメラと、ハイエンドモデルと比べるとやはり控えめなものに。
カメラに関するソフトウェア面では、アプリの起動速度、写真を撮る速度、連写速度、夜景撮影速度が最適化され、それぞれ21.7、53.7、209、39.9%速いものに。
競合製品と比べても、その速度は一段と速いものとなっています。
インカメラは32MPと高画素で、中華メーカーではお馴染みである、美顔フィルターが実装されています。
通信面では、15個のアンテナを搭載し、41の主流バンドに対応しています。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/34/38/39/40/41(2496-2690 194MHz)/42
- 5G : n1/n3/n5/n8/n28a(上:703MHz-733MHz,下:758MHz-788MHz)/n38/n40/n41/n77/n78/n79
約6.7万円から
カラーは黑色(ブラック)、蓝色(ブルー)紫色(パープル)、原野绿(グリーン・レザー)の4色展開。予約は既に受付を開始しており、現地時間12月30日午後8時(日本時間同日午後9時)より販売開始。その価格は以下の通りとなっています。
- 8GB+128GB 3,699元(約6.7万円)
- 8GB+256GB 3,999元(約7.2万円)
- 12GB+256GB 4,399元(約7.9万円)
Xiaomi 12 Pro
- Snapdragon Gen 1
- 6.73インチ2K(QHD+ 3,200×1,440p 522PPI)Samsung E5 AMOLED LTPOエッジディスプレイ(中央パンチホール)、Dolby Vision、最大輝度1,500nit
- Gorilla Glass Victus
- 1~120Hzリフレッシュレート・480Hzタッチサンプリングレート
- 8/12GB LPDDR5(6,400Mbps)RAM + 128/256GB UFS3.1 ROM
- 4,600mAhバッテリー、120W有線、50Wワイヤレス、10Wリバースワイヤレス充電、QC4+/3+/PD3.0/MI FC2.0に対応、Surge P1搭載
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:50MPメイン(IMX707 1/1.28 f/1.9 OIS)+50MP超広角(115° f/2.2)+50MPポートレート(f/1.9)、最大8K24FPS動画撮影対応
- インカメラ:32MP、最大1080p60FPS動画撮影対応
- ステレオスピーカー by Harman Kardon、Dolby Atmos、Hi-Res & Hi-Res Wireless Audio
- WiFi 6E
- Bluetooth 5.2
- NFC
- MIUI 13
- 163.6×74.6×8.16/8.66mm、205/204g(通常版/レザー版)
- 充電器付属
上位モデルとなるXiaomi 12 Proですが、デザインにおいてはXiaomi 12とあまり変わらず。
強いて言えば、カメラモジュールのそれぞれのカメラを仕切っている溝が白から黒になっているといったところでしょうか。
SoCはSnapdragon 8 Gen 1採用とこちらもXiaomi 12と変わりありませんが、12と比べ、ディスプレイ、カメラ、バッテリーにおいてスペックアップがなされています。
こちらはiPhone 13 Pro Maxをメインの比較対象としており、こちらもその幅がより狭い点をアピール。
Xiaomi史上最高のディスプレイ
ディスプレイはXiaomi 12より大きい6.73インチとなり、2K(QHD+、1,440p)解像度、E5 AMOLED、LTPOによる1~120Hzの可変リフレッシュレートなど、Xiaomi史上最高のものとなっているとのこと。
スピーカーはこちらもHarman Kardonによるチューニングがなされたステレオスピーカーとなっていますが、Xiaomi 12 Proはそれぞれ高音と低音用のユニットを搭載。
冷却においては、グラファイトシート、VC液冷を搭載し、総冷却面積は13,756㎟に。
性能を抑えることにより発熱を抑制するバランスモードでは、WeChatや動画視聴などのデイリーユースで端末温度は30℃前後に。
性能最大出力のエクストリームモードでは、原神では30分のプレイにおいて平均fpsは57fpsとなり、端末温度は最高で48℃に。
バランスモードとエクストリームモードの中間となるパフォーマンスモードでは、王者栄耀の30分のプレイで平均fpsは119.9fps、端末温度は最高で43.5℃とのこと。
120W急速充電に対応
バッテリーに関しては、Xiaomi 12より100mAh多い4,600mAhを搭載し、120W急速充電に対応。
高速モードでは18分、一定以上の温度を超えないようにする恒温モードでは24分で満充電が可能としています。
シングルセル方式を採用
通常、120Wなどの急速充電対応機種は、2つのバッテリー、デュアルセルを搭載する形を取っていますが、Xiaomi 12 Proでそうした場合容量が4,200mAhに減ってしまうため、シングルセル方式を採用。
その難易度はデュアルセル方式と比べ、回路設計は2倍、モード切替制御ロジックは7倍、起動回路及び保護回路は9倍、駆動回路は6倍複雑なものとなっていますが、Xiaomiが独自開発したチップ、Surge P1によりそれを達成しているそう。
ワイヤレス充電は50W、リバースワイヤレス充電は10Wに対応。ワイヤレス充電では、42分で満充電が可能となっています。
バッテリー持ちにおいても、5時間のヘビーユースで2Kディスプレイ搭載機の中で最も持ちが良いとしており、こちらも期待ができそうです。
リアカメラは全て50MPセンサーを採用
カメラに関しては、メイン、超広角、ポートレートレンズ全てにおいて50MPセンサーを採用。
メインレンズでは、ソニーのIMX707を初採用しており、Xiaomi 12のメインレンズのIMX766と比べ、光を取り込む量は49%増加しています。
インカメラにおいては、32MPの高画素センサー搭載と、こちらはXiaomi 12と変わりありません。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/34/38/39/40/41(2496-2690 194MHz)/42
- 5G : n1/n3/n5/n8/n28a(上:703MHz-733MHz,下:758MHz-788MHz)/n38/n40/n41/n77/n78/n79
約8.5万円から
カラーは黑色(ブラック)、蓝色(ブルー)紫色(パープル)、原野绿(グリーン・レザー)の4色展開。予約は既に受付を開始しており、現地時間12月30日午後8時(日本時間同日午後9時)より販売開始。その価格は以下の通りとなっています。
- 8GB+128GB 4,699元(約8.5万円)
- 8GB+256GB 4,999元(約9万円)
- 12GB+256GB 5,399元(約9.7万円)
Xiaomi 12X
- Snapdragon 870
- 6.28インチFHD+(2,400×1,080p 419PPI)AMOLED エッジディスプレイ(中央パンチホール)、Dolby Vision、最大輝度1,100nit
- Gorilla Glass Victus
- 120Hzリフレッシュレート・480Hzタッチサンプリングレート
- 8/12GB LPDDR5 RAM + 128/256GB UFS3.1 ROM
- 4,500mAhバッテリー、67W有線充電、QC4+/3.0/PD3.0/MI FC2.0に対応
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:50MPメイン(IMX766 1/1.56 f/1.88 OIS)+13MP超広角(123° f/2.4)+5MPマクロ、最大8K24FPS動画撮影対応
- インカメラ:32MP(80.5°)最大1080p60FPS動画撮影対応
- ステレオスピーカー by Harman Kardon、Dolby Atmos、Hi-Res & Hi-Res Wireless Audio
- WiFi 6
- Bluetooth 5.1
- NFC
- MIUI 13
- 152.7×69.9×8.16mm、176g
準フラッグシップモデルとなるXiaomi 12Xは、SoCにSnapdragon 870を採用。
Xiaomi 12と異なる点としては主に、先述のSnapdragon 870搭載、そしてワイヤレス・リバースワイヤレス充電非対応、撮影速度が速くなるアルゴリズム撮影に非対応の3点のみ。
細かいことを言えば重さが3/4g軽く、対応バンドも少し異なっていますが、ディスプレイや、メインレンズにIMX766採用のトリプルカメラ、67W急速充電対応・新技術による4,500mAhバッテリー搭載など、それ以外はXiaomi 12と変わりはありません。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/34/38/39/40/41/42
- 5G : n1/n3/n5/n8/n28/n38/n40/n41/n77/n78
約5.8万円から
カラーは黑色(ブラック)、蓝色(ブルー)紫色(パープル)の3色展開。予約は既に受付を開始しており、現地時間12月30日午後8時(日本時間同日午後9時)より販売開始。その価格は以下の通りとなっています。
- 8GB+128GB 3,199元(約5.8万円)
- 8GB+256GB 3,499元(約6.3万円)
- 12GB+256GB 3,799元(約6.9万円)
Xiaomi Watch S1
Xiaomiのスマートウォッチ最新モデル、Xiaomi Watch S1も同時発表。
高級感のあるデザイン、1.43インチAMOLEDディスプレイ、通常使用で12日間、省エネモードで24日間のバッテリー持ち、Bluetooth、サードパーティーアプリ対応、117種類のワークアウトモード、5 ATM防水が特徴となっており、こちらもすでに予約受付を開始。
現地時間12月30日午後8時(日本時間同日午後9時)販売開始となり、価格は曜石黑(ブラック、ラバーストラップ)が1,099元(約2万円)、流光银(シルバー、レザーストラップ)が1,199元(約2.2万円)となっています。
Xiaomi TWS Noise Cancelling Earbuds 3
40dBカット可能のノイズキャンセリング、3種類のノイズキャンセリングモード、Hi-Fi音質、重さ4.6g、イヤホン単体7時間・ケース含め32時間のバッテリー持ちが特徴の、Xiaomi TWS Noise Cancelling Earbuds 3も発表。
こちらも同様既に予約を受付中で、現地時間12月30日午後8時(日本時間同日午後9時)販売開始。
通常価格は499元(約9,000円)、初回販売価格が449元(約8,100円)となっています。
また以前発表された上位モデルのXiaomi TWS Noise Cancelling Earbuds 3 Proには、新色の湖光藍(シルバー)が登場。通常価格は699元(約1.3万円)となっていますが、新年価格で649元(約1.2万円)に。こちらは即販売開始となっています。
Xiaomi MIX FOLDの虎年パッケージなど
もうすぐ新年ということもあり、Xiaomi初の折りたたみスマホ、Xiaomi MIX FOLDの虎年パッケージも発売。
セラミック特別版(16GB+512GB)に先述のXiaomi TWS Noise Cancelling Earbuds 3 Proが付属して、8999元(約16.2万円)となっています。こちらも既に販売中です。
他には、今年8月に中国発表されたXiaomi Pad 5 Proの8GB+256GBモデルが通常価格3,099元(約5.6万円)、初回販売価格2,999元(約5.4万円)。
そのキーボードの新色、原野緑(グリーン)、晴空藍(ブルー)が399元(約7,200円)で発売となっています。
面白みがないな