Xiaomiより、Xiaomi 11T、11T Pro、11 Lite 5G NE、Xiaomi Pad 5などがグローバル発表。Xiaomi MIX 4及びXiaomi Pad 5 Proについては、発表はありませんでした。
また日本発売については、Xiaomi 11Tシリーズ及びXiaomi Pad 5の発売が公表されており、その価格は執筆時点で未発表となっています。
目次
Xiaomi 11T
- Dimensity 1200-Ultra
- 6.67インチFHD+ 1,080p(20:9)AMOLEDフラットディスプレイ(中央パンチホール)最大輝度1,000nits
- Gorilla Glass Victus
- 120Hzリフレッシュレート・480Hzタッチサンプリングレート
- 8GB LPDDR4X RAM + 128/256GB UFS3.1 ROM
- 5,000mAhバッテリー、67W有線充電に対応(36分で満充電可能)
- 側面指紋認証
- リアカメラ:108MPメイン(f/1.75 1/1.52)+8MP超広角(120° f/2.2)+5MPテレマクロ(f/2.4)、最大4K30FPS動画撮影対応
- インカメラ:16MP(f/2.45)最大1080p30FPS動画撮影対応
- ステレオスピーカー Dolby Atmos Hi-Res
- NFC
- IRブラスター
- IP53
- MIUI 12.5(Android 11)
- 164.1×76.9×8.8mm、203g
- 充電器付属(67W)
The #Xiaomi11TSeries is designed with #Cinemagic in mind.
Our engineers were inspired by the filming reels on the iconic vintage film camcorders, which they reflected in the symmetrical camera modules. #Xiaomi11TPro #Xiaomi11T pic.twitter.com/ox7NLOKYQa
— Xiaomi (@Xiaomi) September 15, 2021
その特徴の一つでもある、カメラモジュールのデザインに関しては、Xiaomi 11Tシリーズのテーマ「CINEMAGIC(シネマジック)」の通り、映写機の見た目からインスピレーションを得たものに。
※CINEMAGICとは、Xiaomi曰く、面白い物語に引き込まれるような感覚、とのこと。
Creativity has no limits. Craft #Cinemagic videos with easy-to-use video effects of the #Xiaomi11TSeries.#Xiaomi11TPro #Xiaomi11T pic.twitter.com/WKn0MrzjZ8
— Xiaomi (@Xiaomi) September 15, 2021
CINEMAGICの名が示すように、今シリーズはその動画撮影に焦点が当てられており、Magic Zoom(Hitchcock Zoom)など、映画で見られる手法が簡単に使用可能に。また、Audio Zoomやテレマクロレンズでの動画撮影にも対応しています。
SoCには、MediaTek Dimensity 1200-Ultraを採用。語尾にUltraとついていることから、Xiaomiによるカスタマイズがされているものと推測されますが、その詳細についての説明はありませんでした。
Xiaomi 11Tシリーズは3世代OSアップデートが保証
Xiaomi 11T及び11T Proにおいては、3世代OS、そして4年間のセキュリティアップデートが保証されています。
対応バンド
4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/38/40/41/42/66
5G : n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78
約6.4万円から
カラーはMeteorite Grey(メテオライトグレー)、Moonlight White(ムーンライトホワイト)、Celestial Blue(セレスティアルブルー)の3色展開となり、その価格は以下の通りです。
- 8GB+128GB €499(約6.4万円)
- 8GB+256GB €549(約7.1万円)
Xiaomi 11T Pro
- Snapdragon 888
- 6.67インチFHD+ 1,080p(20:9)AMOLEDフラットディスプレイ(中央パンチホール)最大輝度1,000nits Dolby Vision
- Gorilla Glass Victus
- 120Hzリフレッシュレート・480Hzタッチサンプリングレート
- 8/12GB LPDDR5 RAM + 128/256GB UFS3.1 ROM
- 5,000mAhバッテリー、120W有線充電に対応(17分で満充電可能)
- 側面指紋認証
- リアカメラ:108MPメイン(f/1.8 1/1.52)+8MP超広角(120° f/2.2)+5MPテレマクロ(f/2.4)、最大8K30FPS動画撮影対応
- インカメラ:16MP(f/2.5)最大1080pn60FPS動画撮影対応
- ステレオスピーカー by Harman Kardon Dolby Atmos Hi-Res
- NFC
- IRブラスター
- IP53
- MIUI 12.5(Android 11)
- 164.1×76.9×8.8mm、204g
- 充電器付属(120W)
こちらはSoCにQualcommのSnapdragon 888を採用し、商用では最大の120W急速充電に対応。
バッテリー容量に関しては、他の120W急速充電対応機は多くが4,000mAh、多くても4,500mAhである中、当モデルは大容量となる5,000mAhを搭載。17分で満充電が可能としています。また、摂氏-10℃においても充電可能であるとのこと(その場合は最大12W)。
その安全性においては、充電器、端末、そしてソフトウェア面で計34個の安全策を講じており、端末には9個の温度センサーを配置。
冷却に関しては、もはやお馴染みとなったVC液冷を搭載しています。
バッテリー寿命においては、他のほとんどのフラッグシップモデルが500回の充電サイクルで80%まで落ちるところ、Xiaomi 11T Proは800回の充電サイクルで80%に。
対応バンド
4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/38/40/41/42/66
5G : n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78
約8.4万円から
カラーはXiaomi 11T同様Meteorite Grey(メテオライトグレー)、Moonlight White(ムーンライトホワイト)、Celestial Blue(セレスティアルブルー)の3色展開となり、その価格は以下の通り。
- 8GB+128GB €649(約8.4万円)
- 8GB+256GB €699(約9万円)
- 12GB+256GB €749(約9.7万円)
また、8GB+128GBモデルについては、Aliexpressなどにおいてアーリーバード価格で€599(約7.7万円)となっています。
Xiaomi 11 Lite 5G NE
- Snapdragon 778G
- 6.55インチ1,080p(20:9)AMOLEDディスプレイ(左上パンチホール)最大輝度800nit Dolby Vision
- Gorilla Glass 5
- 90Hzリフレッシュレート・240Hzタッチサンプリングレート
- 6/8GB LPDDR4X RAM + 128/256GB UFS2.2 ROM
- 4,250mAhバッテリー、33W有線充電に対応
- 側面指紋認証
- リアカメラ:64MPメイン(f/1.79)+8MP超広角(119° f/2.2)+5MP望遠マクロ(f/2.4)、最大4K30FPS動画撮影対応
- インカメラ:20MP(f/2.24)
- ステレオスピーカー
- microSDカード対応(最大1TB)
- 160.53×75.73×6.81mm、158g
- MIUI 12.5(Android 11)
- 充電器付属(33W)
その名にあるNEはNew Editionの略となり、SoCにはSnapdragon 778Gを搭載。
その他基本スペックは、日本発売もされているMi 11 Lite 5Gとほぼ変わりありませんが、重さは同機種と4G版の中間となる158gに(Mi 11 Lite 5Gは159g、Mi 11 Liteは157g)。また、Gorilla Glass 6は5へとダウングレードとなっています。
同様の見た目の機種が中国の認証機関TENAAでも確認されているため、中国ではXiaomi CC11の名での発売となりそうです。
対応バンド
4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/38/40/41/42/66
5G : n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n41/n66/n77/n78
約4.8万円から
カラーはTruffle Black(トリュフ・ブラック)、Bubblegum Blue(バブルガム・ブルー)、Peach Pink(ピーチ・ピンク) そして新色となるSnowflake White(スノーフレーク・ホワイト)を加えた4色展開となり、その価格は以下の通りです。
- 6GB+128GB €369(約4.8万円)
- 8GB+128GB €399(約5.2万円)
Xiaomi Pad 5
- Snapdragon 860
- 11インチ2.5K WQHD+(2,560×1,600 275PPI)LCDディスプレイ 最大輝度500nits
- 120Hzリフレッシュレート
- 6GB LPDDR4X RAM + 128/256GB UFS3.1 ROM
- 8,720mAhバッテリー
- リアカメラ:13MP、最大4K30FPS動画撮影対応
- インカメラ:8MP、最大1080p30FPS動画撮影対応
- クアッドスピーカー by Harman Kardon Dolby Atmos
- MIUI for Pad
- 254.69×166.25×6.85mm、511g
Snapdragon 860搭載など、先日中国にて発表されたXiaomi Pad 5と基本スペックは変わらず。
ただ、カラーはCosmic Grey(コズミックグレー)とPearl White(パール・ホワイト)の2色のみとなり、中国版にあったグリーンカラーはありません。また、スタイラスペンの発表はされたものの、キーボードの発表はありませんでした。
約4.5万円から
Aliexpressでは太平洋時間9月23日午前12時より販売開始となり、その価格は以下の通り。
- 6GB+128GB €349(約4.5万円)
- 6GB+256GB €399(約5.2万円)
また、6GB+128GBモデルについては、Aliexpressなどにおいてアーリーバード価格で€299(約3.9万円)となっています。
Mi Smart Projector 2
そのポータビリティが特徴のMi Smart Projector 2は、60~120インチのスクリーンサイズに、Ok Googleに対応し、Android TV、Netflixを搭載。解像度はAF有のFHD(1,080p)となり、左右上下最大45°までキーストーン補正が可能。
重さは1.3kgとなり、価格は€599(約7.7万円)となっています。
Xiaomi Mesh System AX3000
デュアルバンドWi-Fi 6対応のルーター、Xiaomi Mesh System AX3000は最大254台のデバイス接続が可能となっており、その通信速度は最大で2,976Mbpsに。
また、2台設置した場合のカバー範囲は最大4,000平方フィート(約370平方メートル)に。ちなみに2台セットは最初からペアリングがされた状態となっているとのこと。
価格は2台セットが€149(約1.9万円)、単体が€79(約1万円)となっています。
Mi Smart Band 6 NFC
既に日本でも発売されているMi Smart Band 6のNFC対応版となり、他にはAmazon Alexaに対応。その他基本スペックはMi Smart Band 6と変わりありません。
価格は€54.90(約7,100円)となっています。
Xiaomiのサスティナビリティ
近年、充電器付属の廃止等、スマホ界隈においてもサスティナビリティが重要視されてきていますが、Xiaomiもスマホ下取りプログラムを中国、ドイツ、フランス、イタリア、オランダにて開始。今年末までには、中国、インド、ヨーロッパにて製品を収集してリサイクルができるようになるとのこと。
またパッケージのプラスチックの削減にも努めており、昨年のMi 10Tシリーズでは使用量を60%削減。
今回のXiaomi 11Tシリーズ、Xiaomi 11 Lite 5G NE、Xiaomi Pad 5では、EUモデルにおいては約80%の削減を果たしており、今年末までに更に削減することを目指しているとしています。
日本版価格は不明
https://twitter.com/XiaomiJapan/status/1438133100735713284?s=20
TwitterにてXiaomi Japan公式アカウントが、Xiaomi 11T Pro、11T、そしてXiaomi Pad 5の3製品を日本で発売予定であると公表していますが、執筆時点でその価格は明らかにされていません。
また、Xiaomi 11Tシリーズの画像には、端末にFeliCaマークが見られるため、FeliCa・おサイフケータイ対応はほぼ確実と言えるでしょう。
ちなみに、上ツイートにて3製品のプレゼント企画を行っているため、欲しい方は参加してみてはいかがでしょうか。
11Tシリーズも公式グローバルサイトにバンド出てますよ