テクノロジーメディアStrategy Analyticsのレポートによるとインドのスマートフォン出荷台数は2019年第2四半期に年間3%増の3,560万台となりました。Xiaomiは依然として市場をリードしており、Samusungがそれに次ぐ形となっています。
インドは世界最大級かつ最速で拡大しているスマホ市場です。そのため、多くのスマホメーカーがインドでのシェア獲得に力を入れています。
上の表からXiaomiのインド市場でのシェアは2018年から変わらずトップである事がわかります。しかしXiaomiは2018年からシェアを増やせていません。
2位のSamsungは1年間に3%シェアを増やしているため、このままのペースだとSamsungは2020年にはXiaomiのシェアを上回ることになります。Samsungは今年に入ってから、低価格帯のMシリーズ・Aシリーズの投入によって反攻体制を整えています。Xiaomiに一度奪われたスマホ市場首位奪還に向けてアクセル全開です。
他には、昨年インド市場に参入したOppoのサブブランド、Realmeが7.9%のシェアを獲得し5位にランクインしている事が印象的です。出荷台数に関しては、Xiaomiが第2四半期に1020万台、Samsungが940万台と後続を大きく突き放す結果となりました。
今回のレポートで最も驚くべきは韓国に本社を置くSamsungを除くと、上位5ブランドの内4ブランドが中国企業であることです。インドの地場メーカーであるMicromaxやLavaは市場から一掃され、シェアを合算しても3%にも満たないとのこと。現在、インドのスマートフォン市場が中国企業に支配されていると言っても過言では無いでしょう。
Source:Gizmochina
ちなみに、サムスンのシェアが1位か2位に入ってないのは
日本と中国だけ