UQ mobileが新料金プラン「スマホプランR」を発表しました。
月額は2,980円(税別)で、データ容量は10GBとなっています。さらに注目すべきは高速通信オフでの通信速度。データ制限下でも最大1Mbpsもの速度を誇ります(通常プランのスマホプランSは最大300Kbps)。
容量超過後だけではなく、手動で高速通信をオフにしたときも最大1Mbpsの通信速度が適用されます。必要に応じて高速通信のオンオフを切り替えることで、10GBという容量をより効率的に利用できるようになります。
圧縮画像、圧縮動画を見る層がターゲット
UQコミュニケーションズ企画部門・事業企画部長の岩崎達行氏によると、スマホプランRは、ブラウザや動画付きSNS、SD画質での動画視聴をする人をターゲットにしているとのこと。
InstagramのストーリーやTwitterの圧縮動画を見るくらいならデータ通信制限下の1Mbpsでも十分対応できそうです。
大手3キャリアは高画質の動画ストリーミングも快適に楽しめる大容量プランを提供していますが、それらよりは料金を安くして住み分けを図っているそうです。
Rakuten UN-LIMITとの比較
Rakuten UN-LIMITは月額2,980円(1年目は無料)で、自社エリアは使い放題です。しかし、弱点もあり、自社エリアのカバー範囲が狭く無制限利用ができない地域が多いのが現状です。
| Rakuten UN-LIMIT | UQモバイル プランR | |
| 容量 | 自社エリア：無制限 自社エリア外：5GB（5GB以上は1Mbps) | 全国：10GB （10GB以上は1Mbps） |
| 料金 | 1年間無料。以降2,980円～/月（税別） | 2,980円～/月（税別） |
単純比較すると、Rakuten UN-LIMITのプランのほうが（特に初年度は）お得です。
但し、スマホをメイン機一台持ちのユーザの中で、メイン回線をRakuten UN-LIMITに切り替えるのを躊躇している層は多いと推定されます。楽天モバイルもMVNOとしては長年の実績がありますが、自社回線サービスは約2ヶ月前に参入したばかりです。通信インフラを担う企業として十分な信頼性を確立しているとは言えません。
他方、UQモバイルはサービス開始から5年半の実績があり、且つ、通信品質面ではワイモバイルと並び3大キャリアに次ぐ水準との評価を確立しています。UQモバイル プランRは、メイン回線をRakuten UN-LIMIT契約に切り替えることを躊躇しているユーザ層にとって、有力な選択肢になるでしょう。
また、auは子会社が運営していたUQモバイルのサービスを、au本体に移管して統合運営することも併せて発表しました。auからMNPで楽天モバイル等他社に切り替えようとする顧客に対して、UQモバイル プランRを紹介してauに引き留めをはかる施策も今後積極的に行うでしょう。
5月27日から受付開始
UQ mobile スマホプランRは5月27日から受け付け開始、サービス提供は6月1日からとなります。新規のSIM契約者には3,000円キャッシュバックキャンペーンも開催中です。魅力的なプランであることは間違いないでしょう。
source:UQ mobile
これ中々悪くないけど、ここにいるなら忘れてはならない最大の問題があるんだよね…
「a u バ ン ド」