主としてティーンエージャーを中心に、日本でも知名度の高い動画作成アプリケーション「TikTok」。中国版の「Douyin」とあわせて、破竹の勢いはとどまるところを知りません。この勢いが持続すれば、2020年のダウンロード数トップも狙えそうです。
Facebook傘下のWhatsAppを上回った
アメリカのデータ会社SensorTowerの統計によれば、2019年第4四半期に世界で最もダウンロードされたアプリケーションは、Facebook傘下のWhatsAppだったようです。ところが、2020年1月の世界ダウンロード数ランキングでは、TikTokが1位の座に輝きました。
短期間のランキングとはいえ逆転のインパクトは大きく、テクノロジー系ニュースサイトのDigital Information WorldやGIZMOCHINAが、この結果を大々的に取り上げています。
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2020年1月のアメリカにおけるダウンロード数ランキング。トップのTikTokが、勢いそのままに世界1位の座も獲得したようだ(参考:Digital Information World)
GIZMOCHINAは、SensorTower社の統計をもとに、2020年1月の世界市場におけるTikTokとDouyin(中国版TikTok)の総ダウンロード数が、およそ1億400万を記録したと報じました。月別ダウンロード数の推移は右肩上がりとなっており、飛ぶ鳥を落とす勢いとはまさにこのことでしょう。GIZMOCHINAによると、インド・アメリカ・ブラジルでのダウンロードが大きな比率を占めているそうです。
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TikTokとDouyinに関するデータ。黒い棒グラフがダウンロード数、ピンクの折れ線グラフがアプリ内課金による収入を示している(参考:GIZMOCHINA)
中国では、意外な要因によって課金額が増えた?
TikTokが生まれた中国では、Douyin(中国版TikTok)へのアプリ内課金が、今年1月後半からの春節中に急激な伸びを見せました。前年(2019年)の同時期と比較して、約18.7倍にも上る数字を記録したとのこと。
なんでもこれは、コロナウイルスの流行によって家で過ごすユーザーが多くなり、結果的にDouyinへの課金額が増えたことを示しているそうです。TikTokおよびDouyinを運営するByteDanceは、思わぬ要因によって収益を増やす形となりました。
まだ2020年も始まったばかりですが、TikTokが現在の勢いを保った場合は、今年のダウンロードランキング数No.1の座も見えてくるかもしれませんね。
Source: Digital Information World, GIZMOCHINA
ここにいるワイらおっさんには1mmも関係のないアプリやね