Pixel 6シリーズに搭載されたGoogleの独自SoC「Tensor」のGeekbenchスコアは発表前に何度か仮の数字がでていましたが、10月前半時点に出ていた数値、シングルコアで1000点前後・マルチコアで2500~2800点がほぼ最終確定値であったようです。
つまり、TensorはSnapdragon 870(今年のQualcomm製の準ハイエンド機向けチップ)やExynos 990(昨年のサムスン製のハイエンド機向けチップ)と同レベルの性能ということになります。
カスタムSoCならではの強みはあるはず
つまり総合的な処理性能で比べると、Snapdragon 888 / A15 Bionic / Exynos 2200等の最新のハイエンド機向けSoCを下回ることが明らかになりました。準ハイエンド機並みの処理性能で7.5万円~/11.7万円~という価格設定は高いと感じるユーザも多いかもしれません。
ただし、TensorはGoogle/Pixelの強みとする機械学習向けに最適化されたチップセットであるとうたわれています。総合的な処理性能では劣るとしても、Pixelユーザの用途に限定すればベストな処理性能を提供できるチップである可能性もありますし、そうであることを期待したいですね。
Source: Geekbench
普段は爆熱爆熱言うくせにTensor叩き棒に888を使うのはやめてあげてください