スマホにまつわるあれこれに、あえて白黒つけるためライター同士で討論してみようというテレクトリスト・ディスカッション。第3回となる今回のテーマは「ディスプレイは有機EL派 vs 液晶派」です!
液晶の代表といえばiPhone 11、かたや有機ELの代表といえばiPhone 11 Pro。有機ELか液晶かは、デザイン哲学のぶつかり合いでもあります。
今回も、皆様のご意見をコメント欄までお寄せください。
前回の結果
「スマホケースつける派 vs つけない派」で行った前回、やはりコメント欄もライター陣と同じくつける派が多かったですね。「本当はつけたくない!」という声も多くいただきました。むしろケースはおしゃれのひとつという考え方も、たしかに有りですね。私と同じ裸族の皆さん、(少数派ですが)コメント嬉しかったです!
ディスプレイ有機EL派 vs 液晶派
有機EL派
akika
有機EL派です。有機ELは焼き付きの問題が指摘されがちです。私が最初に買った有機ELスマホは東芝IS02です。日本最古の有機ELスマホといっていいと思います。
私の所有するIS02は、先日電源を入れて確認しましたが、まだ焼付きは起こっていませんでした。たまたまかもしれませんが、焼き付きに遭遇したことがないので心配はしていません。液晶ディスプレイでも画面焼けは起こりますしね。
ディスプレイ内指紋認証が使えることも大きな魅力です。また、折りたたみスマホやウォーターフォール・ディスプレイなど、スマホの形に自由度が広がるのもメリットですね。
gadgetmania
私は有機EL派です。理由は単純で、有機ELディスプレイの方が液晶ディスプレイよりも色鮮やかに映るからです。勿論液晶ディスプレイ嫌いなわけではありません。現に私は液晶ディスプレイを搭載したスマートフォンをサブ端末に使用しています。
あくまで個人の感想ですが、液晶ディスプレイはバックライトの光(特に白色)が目に刺さります。しかし、有機ELディスプレイの色は液晶ディスプレイに比べて落ち着いており、長時間見ていてもそれほど目が疲れません。そしてそれはダークモードをオンにした時によく分かります。
ただし、そんな有機ELディスプレイにも弱点はあります。それは画面の焼き付きです。ですが、画面の焼き付きはとても長い時間連続点灯しない限り起こらないでしょう。通常使用で焼き付くことはほとんどないのではないでしょうか。価格面が改善されてきた今、有機ELの方が上だと思っています。
telektlist管理人
私も有機EL派です。彩度や明度でIPS液晶と有機ELの間に大きな差を感じるわけではないのですが、個人的に有機ELを手放せない理由は黒背景が発光しない点です。
私は就寝前など暗い環境でKindle本を読むことが非常に多いのですが、設定で背景を黒にして読むと暗闇の中で文字だけが光るので目に優しくて助かっています。
おまけにバッテリー消費も抑えられます。有機ELでの読書、おすすめです。(次期iPad Proが有機ELディスプレイになりますように......)
Sekey
私も有機ELがどちらかといえば好きです。しかし強いこだわりがあるわけでもないです。
有機ELディスプレイの特徴を生かしたAlways On DisplayというGalaxyの機能は、少ないバッテリー消費でほとんどの通知を正確に確認できるのがとても便利です。その便利さからライバルメーカーも続いて同じ機能を出すようになりました。このように有機ELディスプレイだから実現できる機能や発色の良さもあるため、選べるなら有機ELを選びます。
有機ELディスプレイのスマートフォンはGalaxyを中心にたくさん使ってきましたが、焼き付きの問題には困ったことがありません。同じゲームやアプリを長時間開き続けない、そして自動ロックを短時間にすることで防げています。
一度焼き付きができると中古で売る時の価格はとても下がるのが有機ELディスプレイ採用スマホのデメリットです。
有機EL派といいながら、やはり焼き付きは皆心のどこかで気にしているんですね。リスクよりメリットのほうが上回っているというところでしょうか。
液晶派
早川あさひ
技術改良が目覚ましい有機ELですが、焼き付きのリスクが残る限り、私はIPS液晶を推します。
有機ELの発色の美しさは、IPS液晶に勝る点の一つとされています。ただし自らの経験では、OnePlus 3(有機EL)からXiaomi Mi Mix 2S(IPS液晶)に乗り換えた時でさえ、表示の美しさの違いは自覚できませんでした。自らの視覚が大雑把であることも否定できませんが......。ガラスフィルムを貼った時の気泡ですら気になる私にとって、画面焼き付きのリスクは非常に大きなものです。極度の心配性が災いし、屋外で輝度を最大にしたり、画面を長時間オンにしたりということも、焼き付きを恐れるあまり気軽にできなくなるでしょう。
好物なのに「あたる」リスクを考慮してカキフライを忌避し、無難にアジフライを食べるような私は、有機ELの焼き付きリスクがゼロになることを願いながら、今日もIPS液晶を使い続けます。
レガシーの安心感、信頼性というのは馬鹿にできません。なんでも目新しい技術を使えばいいというものではないのは確かです。
telektlistでは読者の皆さんのご意見もお待ちしております。
ディスプレイは有機EL派か液晶派か、ぜひコメント欄にお寄せください。
スマホのディスプレイ、あなたは...
— テレクトリスト (@telektlist) September 28, 2019
ハイスペックモデルを選ぶ事が多いので、有機ELになりがちですが、他の基準(主にカメラ)で選ぶので有機ELか液晶かは気にしてません。
解像度は少し気になるかな。