Softbankは12月22日10時、ahamo対抗プランを発表しました。内容は基本「ahamoそっくり」です(LINEとの提携部分を除く):
- 月額3278円(税込)、データ容量20GB。容量超過時の通信速度は1Mbps
- 5G対応
- 5分間まで国内通話無料
- オンライン申込専用
- 2021年3月サービス開始
- 通信品質は(LINEモバイル品質でなく)Softbank品質
- 「LINE がギガノーカウント」(LINE トーク/LINE 通話などがデータ容量ノーカウント)
※ ahamoは海外82カ国(アメリカ・ヨーロッパの主要な国が含まれる。)での利用もデータ容量(20GB)の対象ですが、Softbankでは別料金になるようです。
Softbankは子会社のMVNOであるLINEモバイルを吸収合併した上で、LINEモバイルを通じて新プランを提供する予定です。ahamo・Softbankの新プラン共に「デジタルネイティブ層」をターゲットとすることにになりますが、SoftbankはLINEをうまく活用する意図がありそうです。
ワイモバイルも新料金プランを2021年2月から導入
ワイモバイルも5G対応の新料金プラン「シンプルS/M/L」を発表しました(下表の料金表示は税別) 新プランでは「10分以内国内通話無料」は有料オプションとなり、ほぼその分(770円)料金が下がっています。
※ 10 分以内の国内通話が無料になる通話オプション「だれとでも定額」(月額 770円)、10 分を超える国内通話も無料になる通話オプション「スーパーだれとでも定額(S)」(月額 1,870 円)は別オプションに。
音声通話をするユーザにとっては、20GB+「LINE がギガノーカウント」のほうが明らかにお得になります。
また、「スマホベーシックプラン」の既存ユーザも2021年2月から順次5Gサービスを利用できるようになるとのことです。
新プラン「メリハリ無制限」を2021年3月より開始
「メリハリ無制限」は、データ容量が無制限での新プランです(下表の料金表示は税別)データ使用量が少ない(3GB以下)ユーザは更に1650円(税込)割引されます。また、5G/4G共通のサービスとなります。
細かい違いはありますが、Docomoの値下げに合わせてきたという印象です。
au/Docomoの今後の対抗策について考察
auの外堀は完全に埋まったと言えるでしょう。早晩、ほぼ確実にDocomo/Softbankと同等(以上)の対抗策を打ち出してくるでしょう。
他方、Docomoは今回のSoftbankの発表に対して追加対抗策は打ってこないと予想します。Softbankも際限ない値下げ競争を誘発しない程度の対抗策に留めた印象です。
auが年明けに打ち出す対抗策が「想定内」の内容に収まった場合、Docomo/Softbankも追加の対抗策を打たず、このまま来春の新料金プランの顧客獲得競争に突入することになるでしょう。日本政府がイニシアティブをとった携帯料金値下げの動きは、通信業界/スマホ業界/消費者にどのようなインパクトをもたらすでしょうか。2021年はほぼ全ての通信業者/スマホメーカーにとって勝負の年となりそうです。
Source:Softbank
微妙な価格設定だね
税込だからか