通勤や通学の際に電車を利用する方は、スマホ選びの際に「FeliCa対応」のスマホを選ぶと便利です。
この記事では、2019年に発売されたスマホの中でどちらも「FeliCa対応」かつ「3万円代」で購入できる、OPPOの「OPPO Reno A」と、SHARPの「AQUOS sense3」をデザイン・性能・価格など様々な面で比較していきます。
結論から言うと、OPPO Reno Aの方がおすすめです。
目次
ディスプレイは好みが分かれる
ディスプレイのサイズはそれぞれ、「6.4インチ」と「5.5インチ」。
小さいサイズの方が好きだという方には、AQUOS sense3を。大画面で動画を楽しみたいという方にはReno Aがオススメです。
ディスプレイの種類は、Reno Aには有機ELディスプレイが搭載され、AQUOS sense3にはIPS液晶が搭載されています。
Reno Aの有機ELは魅力的ですが、IGZOディスプレイのAQUOS sense3のクオリティも中々でしょう。
デザインはReno Aの方が良い
Reno Aにはパネル上部の中央に水滴型のノッチが採用されています。流行りのベゼルレスデザインが採用され、非常にスッキリした見た目です。
また、外装は光沢のある仕上げになっています。
AQUOS sense3は太いベゼルが目立ちます。ここ数年で絶滅しつつあるデザインです。ベゼルレスデザインに見慣れていると少しダサいと感じる方も少なくないでしょう。
また、個人的な印象ですが、シャープのスマホの質感は高くはありません。デザイン重視のOPPOと比較すると見劣りしてしまうと思います。
処理性能はReno Aの勝利
Reno Aには「Snapdragon710」が搭載されている一方、AQUOS sense3には「Snapdragon630」が搭載されています。
Antutuベンチマークでは大きく点数差が開いており、AQUOS sense3は11万点後半とミドルレンジモデルでは低めの性能です。一方、Reno Aは19万点後半を記録し、Pixel 3aを上回る性能です。
ここまで点差があると体感の処理速度にも差が現れます。明確にReno Aの勝利でしょう。
メモリはそれぞれAQUOS sense3が4GB、Reno Aが6GB。ストレージもベースモデルはどちらも64GBとなっておりますが、Reno Aは楽天モバイル版に限り128GBのモデルも用意されています。
カメラ性能
どちらも背面にはデュアルカメラを搭載していますが、AQUOS sense3には12MPの標準カメラと12MPの広角カメラ。一方、Reno Aには、中華スマホらしい16MPと2MPのデュアルカメラが採用されています。
はっきりと甲乙はつけがたいですが、AI性能が強く、広角カメラと標準カメラを単純に使い分けるAQUOS sense3と比べておそらく深度センサである2MPカメラと16MPカメラを1つの撮影時に同時に活用できるReno Aの方がやや性能的には有利かもしれません。
前面カメラには明らかに差があります。AQUOS sense3は8MPなのに対し、Reno Aには25MPのカメラが搭載。自撮りはReno Aに軍配が上がるでしょう。
ちなみに動画性能は、どちらも4K撮影可能で最大30fpsです。
どちらも「指紋認証」「顔認証」に対応
どちらの機種も生体認証には「指紋認証」「顔認証」ともに対応しています。
AQUOS sense3はベゼル下部の横長のボタンに指紋センサーが搭載されており、Reno Aは画面内指紋認証となっています。
この値段で画面内指紋認証を試せるのは嬉しいですね。
なお、顔認証は両者赤外線センサ等ではなく、普通のカメラでの認証になるので、セキュリティには不安が残ります。おまけ程度と言ったところでしょう。
価格はほぼ同じ
どちらもSIMフリー版で販売されているということもあり、今回はAmazonの販売価格で比較していきます。
AQUOS sense3 | OPPO Reno A |
34,707円 | 37,375円 |
どちらも2020年2月1日時点での価格です。
AQUOS sense3は急速充電に対応
OPPOは急速充電技術で有名ですが、Reno Aではコストカットのため残念ながら非対応。AQUOS sense3は本体付属の充電器による27Wの急速充電(USB-PD)に対応しています。
その他の性能を比較
OPPO Reno A | AQUOS sense3 | |
ネットワーク3G | WCDMA 800 / 850 / 900 / 1700(AWS) / 1900 / 2100 | B1/5/6/8/19 |
ネットワーク4G | LTE band 1(2100), 2(1900), 3(1800), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 18(800), 19(800), 26(850), 28(700), 38(2600), 39(1900), 40(2300), 41(2500) | LTE band 1(2100), 3(1800), 5(850), 8(900), 12(700), 17(700), 18(850), 19(850), 39(1900), 41(2500) |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
ppi | 403 | 439 |
サイズ(画面占有率) | 158.4 x 75.4 x 7.8mm(91%) | 147 x 70 x 8.9mm(-%) |
重量 | 170g | 167g |
バッテリー容量 | 3600mAh | 4000mAh |
AQUOS sense3の対応バンドは、キャリア版の場合だとキャリアによって異なるため、SIMフリー版(SH-M12)を記載しています。
https://telektlist.com/career-bands/
また、どちらも防水と防塵などのユーザーが必要とする機能を装備し快適に使用できます。
ですが、防水性能には少し差があり、Reno AはIPX 7(水深1mにおいて30分沈めても影響なし)なのに対し、 AQUOS sense3はIPX 8(水面下での使用が可能)が採用されています。
基本的に数字が大きい方が防水性能が高いです。
Reno Aの圧勝か
今回2機種を比べてみましたが、相当Reno Aのコスパが良いことがわかりました。
AQUOS sense3 にも良い点はたくさんありますが、やはりSoCの性能差には敵いませんね。
どちらも値段にさほど差がないということで、特に中国メーカーが嫌だ、もしくは小さい画面が好き、という方以外は、Reno Aの購入をオススメします。
ソフトウェアの比較も必要な気がする
Oppoはアップデートの頻度がね…