サムスンは8日、アメリカ市場に向けてA51 5G、A71 5Gの5Gモデル2つを含むAシリーズ5機種を一気に発表しました。9日より順次発売され、今年の夏までに発売が予定されています。
目次
発表された5機種をそれぞれ紹介
Galaxy A01
Galaxy A01は今回発表された中でもっとも下位に位置するモデルで、価格は109.99ドルからとほぼ1万円程度(約1万2000円)です。既に海外では発表されていたもので、SoCはSnapdragon 439とかなり抑えられた性能です。下ベゼルもやたらと太い。
こちらは早くも9日からアメリカの各キャリア、ショップ等で発売されるとのこと。
Galaxy A11
実は、Galaxy A11は少し前にサムスン公式HPにひっそりと登場し、存在自体は既に公になっていました。先程のA01からは多少スペックがアップし、カメラもトリプルに。お値段は179.99ドル(約2万円)からと、これでもかなりの安さです。
インカメラは流行りのパンチホールタイプを採用し、下ベゼルも少し細くなったように見えます。それともディスプレイが大きくなっただけでしょうか。
A11の発売は「今年の夏」とされており、具体的な発売日や詳細スペックなどについては不明です。
Galaxy A21
Galaxy A21は今回初めてお披露目になった機種で、こちらもA11と同様に今年夏のリリースが予定されており、現状詳細なスペックは不明です。今度はカメラが4つに増えました。綺麗に一次関数的に増えていますね...
15Wの高速充電がサポートされたのも少しうれしいポイントです。お値段は249.99ドル(約2万8000円)から。
Galaxy A51 (4G/5G)
ここからは一気に実用的、むしろハイスペックな部類に入ってきました。Galaxy A51は4Gモデルと5Gモデルの2つが用意されており、画像で紹介されているのは4Gモデルにあたります。こちらも既に海外で発表済み。
下ベゼルもなかなか細めで、ディスプレイは高品質有機ELのAMOLEDを採用しています。ただし、SoCはExynos 9611を搭載しているため演算性能はミドル程度にとどまります。カメラは48MPのクアッド構成に。
こちらはアメリカで9日より発売ということですが、5Gモデルの発売については未定で、「今年の夏」と予定されています。また、Exynos 9611は5G非対応のSoCになるため、5Gでは異なるチップセットが搭載されることが予想されます。性能の底上げにも期待したいところです。
A51 4Gは399.99ドル(約4万4000円)、A51 5Gは499.99ドル(約5万5000円)からとなっています。
Galaxy A71 (5G)
Galaxy A71もまた、非常に実用的な普及価格帯のモデルです。海外で既に発表済みのA71は4Gモデルでしたが、アメリカで発売されるA71は逆に5Gモデルオンリーのようです。
A71改めA71 5Gの価格は599.99ドル(約6万6000円)から。サムスン自身も「最も強力なAシリーズ」と豪語しています。海外で発表済みのA71 4GではSnapdragon 720が搭載されていましたが、5Gモデルでは更に強力で5Gに対応するSnapdragon 765G辺りが搭載されるのではないかと予想しています。
ちなみに、既に公開されているスペックでは25W急速充電や64MPに増強されたカメラ、そしてSoC以外には特筆すべきA51との違いは見当たりません。
こちらもA51 5Gと同様、発売日については未定です。同じく「今年の夏」には発売されますが、特にアメリカでは新型コロナウイルスの影響が非常に大きいため具体的な日付を宣言することは難しいと思われます。
追記:コメント欄にて、A71 5Gの中国版についての情報を提供して頂きました。A71 5G(SM-A7160)は既に中国で発表済みであり、SoCにはサムスン製のExynos980を搭載しているようです。AntutuベンチマークではExynos980が記事内で提示したSnapdragon 765Gよりも高いスコアを叩き出しており、かなりの高性能を期待できます。
iPhone9完全に潰しに来たな。