realme 5 実機レビュー:バッテリー持ち世界4位

realme 5をレビューします。この機種はrealmeによって2019年の10月に発表されたエントリーモデルのスマートフォンです。インドと東南アジア、中国向け(機種名は異なる)に発売されました。

背面パネルのダイヤモンドカットのデザインは、まるで本物のダイヤモンドのような輝きを見せる美しい仕上がりとなっていたのがとても印象的でした。筆者はrealmeのスマートフォンを3台持っていすが、この機種のデザインが最も気に入っています。

デザインのみならず、realme 5は1.5万円以下で買えるスマートフォンではトップクラスのコストパフォーマンスです。

こんにちは。telektlistライターのSekeyです。筆者がスマートフォンに夢中になってから数年経った今、完全なベゼルなしディス...

realme 5のスペックをチェック

チップセットにはSnapdragon 665が採用されています。

ディスプレイはHDディスプレイです。そのためフルHDのものと比べると粗いと感じてしまいます。充電端子はmicro USBですが、これがUSB Type-Cだったら文句なしの大人気機種になったでしょう。バッテリーは5000mAhです。海外ガジェットサイトのGSMArenaによるスマートフォンのバッテリー持ちテストで世界4位という結果が出ています。

基本スペック
ディスプレイ6.5インチ, 720 x 1600, IPSディスプレイ, 269ppi
サイズ164.4 x 75.6 x 9.3mm, 198g
システム
OSAndroid 9.0 (Pie)
SocQualcomm Snapdragon 665
CPU4x2.0 GHz Kryo 260 Gold & 4x1.8 GHz Kryo 260 Silver 8コア, 2.0 GHz
メモリ(RAM) 3GB / 4GB
ストレージ 32GB / 64GB / 128GB,  microSD最大256GBまで
カメラ
メインカメラ 12 + 8 + 2 + 2MP, F値/1.8, LEDフラッシュ, PDAF, クアッドカメラ, 10xデジタルズーム
前面カメラ 13MP, F値/2.0
センサ類 指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ, ジャイロ, コンパス, 顔認証ロック
機能防水 防滴, イヤホンジャック あり
バッテリーmicroUSB 2.0, 5000mAh

購入場所、購入金額

11.11(独身の日)セールの日にrealmeのマレーシア公式オンラインストアから購入。価格はRM499(約13000円)でした。この機種の他にも、Huawei Mate 20 Proが大特価で販売されるなど、ガジェットマニアにはたまらない大イベントでした。独身の私は大盛り上がりでした。

realmeは世界各国で直営店をオープンしていますが、公式オンラインストアがどの国でも人気のようです。公式オンラインストアではよそで買うよりも数千円安く売られています。

私が購入したのは最も安い3GB+32GBバージョンのクリスタルブルーです。このバージョンは後から追加発表されたもので、11月11日が発売日となっていました。発売日にスマートフォンを購入したのは今回が初めてということで、人生の思い出に残るスマートフォンになりそうです(大げさかな)。

化粧箱・付属品

化粧箱は最新のrealmeスマートフォン(グローバル版)では主流の、スマートフォン本体の写真がデザインされたものです。これまでは機種名だけが大きく書かれたデザインでした。

付属品ですが、micro USBケーブルや充電器、黒のTPUケースが入っています。特別なものは入っていません。黒のTPUケースですが、本体に取り付けると美しいデザインが見えなくなってしまうのが不満です。(カラーバリエーションに関係なく黒色のものが付属しています。)

充電器はrealmeイエローのデザインです。ガジェットマニアにとってはたまらないでしょう。

保護フィルムは最初から貼ってありました。Realmeは親切です。

本体のデザイン - realme史上最も美しい

「realme史上最も美しいデザイン!」これには感動しました。

実はオンラインで注文する前にrealmeストアで実機を確認してきたのですが、「ブルー」の美しさはまるでダイヤモンドのよう。

並んでいるスマートフォンはなんでしょう?

美しく高級感のあるバックパネルは、とても価格からは想像できません。ダイヤモンドカットという透明感のあるデザインがされおり、見る角度によって違う光り方をします。ただし、バックパネルはプラスチック製のため指紋はとても付きやすいので残念。透明なカバーを自分で買う必要があるかもしれません。

筆者の写真撮影テクニックが低く、実物に近い色合い・美しさを写真にできないのが悔しいところです。

画像は公式サイトより

高級感があるのは背面バックパネルだけで、側面の質感はrealme C2などのように安っぽい仕上がりです。とはいえ、1.5万円でこの仕上がりなら満足です。

背面には指紋センサーが配置されていますが、本体のデザインにもマッチしています。指を置きやすい位置です。

カメラ周りのデザインもスマホマニアを満足させてくれます。四つに並ぶレンズのうち、メインレンズとなるものには黄色の枠がデザインされているのがポイントです。realmeのイメージカラーをしっかりと残しています。

タブレットのような使いかたができるバッテリーサイズ

5000mAhのバッテリー。ここまでの大きさのバッテリーを搭載する機種は2019年でもそこまで多くないでしょう。

筆者の使い方では、二日もしくは三日に一度充電器に接続するというパターンが続いています。3000~4000mAh台のスマートフォンとはバッテリーの持ちが違うのが分かりました。realme 5はタブレットのような使いかたができるスマートフォンです。

GSMArenaによると、144時間まで連続で使うことができるということです。

ソフトウェア・アプリ

筆者が何度もレビューしたColor OSを搭載していますが、realme 5シリーズのものはマイナーチェンジがされています。ホームランチャーがピュアAndroidのようになっているのが特徴で、これまでColor OSにはなかったアプリドロワーが引き出せます。

日本語にも対応しています。

マルチタスク機能にももちろん対応

realme 5は2019年発売の他機種と比べても縦長かつ6.5インチと大きめのディスプレイを搭載しています。縦長のディスプレイとマルチタスク機能は相性が良いと感じました。

ソフトウェアについてもっと詳しく知りたいという方は、以下の詳細な解説記事をチェックしてください。

Color OSは中国のスマートフォンメーカー「Oppo」によって開発されたAndroidベースのカスタムOSです。基本的な操作感や...

カメラ性能は残念

realme 5は最も安いバージョンで13000円からという低価格機種ですが、クアッドカメラ(四眼)を搭載しているのが大きなポイントです。最近のスマートフォンはとにかくレンズが多いですが、果たして性能はどうでしょうか。

メインは16MP f/1.8、8MP f/2.2のウルトラワイドアングル、 2MPが二つという構成になっています。フロントカメラは13MPです。

サンプルショットを掲載します。

realme 5で撮影

realme 5で撮影(通常モード)

realme 5で撮影(ナイトモード)

ナイトモードではやや明るさが強めに出ますが、通常モードとの違いははっきりと分かります。奥の建物などもキレイに写せていることが分かります。普段使いでは問題ないレベルでしょう。

realme 5で撮影(通常アングル)

realme 5で撮影(ワイドアングル)

ワイドアングル撮影にも対応しています。ワイドアングルでは、同じ場所からでも全く異なる写真が撮影できたため驚きました。ただし、拡大すると写真はとても粗くなっており、色味も乏しい仕上がりとなっていました。あまり実用的ではないというのが感想です。

他にポートレート撮影やウルトラマクロという機能もありました。

ポートレート:何度も試したが精度は高くない

ウルトラマクロ:解像度自体は低めになる

realme 5を様々な撮影シーンで試した結果、クアッドカメラの実力はあまり高くないという印象を受けました。1万円台でクアッドカメラの機種が登場したことには驚きましたが、ミドルレンジ機種並みの性能を期待するとがっかりするでしょう。

カメラはレンズ数が多ければ良いという訳ではないことを実感しました。

スピーカー・音質

realme 5のスピーカー、音質ですが、音楽やゲームを実際に体験してみました。音量も大きくでます。音質も全く悪いものではないと感じました。

イヤホンジャックも本体下に搭載されています。使いやすさはバツグンでしょう。

広告は表示されていません

ここ最近のニュースで話題となったのが、realme版のColor OS 6以上を搭載した機種に広告が表示されるようになるという問題です。

今回筆者がレビューしたrealme 5も最新版にアップデートをしていますが、広告表示はされていません。設定画面に出るはずの広告表示オプションも確認できません。

後のバージョンで表示される可能性はありますが、非表示設定ができるようなので影響は無いと思います。

深センに拠点を置く、スマホメーカー「Realme」は、Color OS 6以降を搭載したすべてのRealmeスマホに広告を入れ始める...

総合評価

良い点

  • 5000mAhの特大バッテリー
  • 美しいデザイン
  • 圧倒的なコスパ

悪い点

  • クアッドカメラは見掛け倒し
  • コードがUSB Type-Cではない

1万円台前半という価格を考えれば、コストパフォーマンスはとても優れたスマートフォンです。バッテリーサイズは5000mAhもあり、ディスプレイもとても大きくゲームやインターネットサーフィンには向いています。

メインスマートフォンとしてはもちろんですが、すでにハイエンドやミッドレンジ機種を持っているユーザーがサブ機として購入するのにも良いスマートフォンだと感じました。さすがはrealme、realme 5シリーズもファンの期待を裏切らないクオリティでした。

評価:  4.5/5点

カメラさえ、カメラさえ良ければ完璧だったのに...

購入方法

今回レビューしたRealme 5のグローバル版はAliexpressでも購入が可能となっています。価格は日本円で1万5000円ほど。Realme公式ストアよりは高いものの、依然良コスパです。

Source: GSMArena Battery Test

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Writer

Sekey
アジア市場を中心にレポート

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