Xiaomiから登場した折りたたみスマホのMi MIX Fold。Xiaomi初の折りたたみ式スマホというだけでなく、スマートフォンとして世界で初めて液体レンズ(リキッドレンズ)を搭載したことで話題となりました。
Mi MIX Foldの液体レンズは基本的には光学3倍の望遠レンズですが。曲率を変えることによって最短撮影距離を大幅に短縮し、望遠マクロレンズに変化します。
Twitter上では中国大陸版のMi MIX Foldを手に入れた報告も多く、たくさんの作例が登場しています。非常に寄れるマクロカメラなようでまったく羨ましい限りです。
---無ければ作ればいいじゃない(23歳・学生)---
そんな声が心の奥から聞こえてきたので今回は手持ちのスマートフォンでマクロ撮影ができる液体レンズを作ってみましたのでご紹介します。
Xiaomi Mi MIX Foldの液体レンズが羨ましいのでiPhoneを使って液体レンズを再現してみました。 pic.twitter.com/NWmxMBZEMR
— ナカヤマユウショウ @ telektlist (@yushonakayama) April 24, 2021
カメラレンズに水を垂らすだけ
作り方は簡単。スマホカメラのレンズユニットに水滴を垂らすだけです。(防水スマホ以外でやるのはやめましょう)これで自分だけの液体レンズの完成です!
カメラユニットの形状や垂らした水の量によって水滴表面の曲率が変わります。曲率が大きいほど寄れるカメラとなります。
後はこんな感じで撮りたいものを撮影するだけ!ちなみに上向き以外での撮影はできませんのでご注意ください。
作例集
iPhone 12 miniはカメラユニットが大きいため思ったほど寄れませんでした。それでも非常に近い位置で撮影できます。
Pixel 5のカメラユニットはフラットなため、滴下した水の曲率が非常に大きくここまで寄ることができました!トリミング無しでここまで写ります。コイン表面の細かな傷まで描画できててすごい。
iPhone 12 miniでPixel 5の有機ELディスプレイを撮影(3倍ズーム相当にトリミング)。有機ELディスプレイの配列までくっきりと見えていますね。
以前レビューしたWH-1000XM4が手元にあったのでそれのSonyロゴを撮影(トリミングなし)。ピンぼけであまい写真になりましたがここまで寄れる撮影体験は新鮮ですね。
防水スマホ以外は不可、最短撮影距離の調整はほぼ不可、上向き以外の撮影不可、画質はお察しレベルと非常に使い勝手が悪い自作液体レンズもどきですが、普段では絶対撮影できないような写真が撮れます。
コストほぼ0で面白い写真が撮れるので是非チャレンジしてみてくださいね!(でも自己責任でお願いしますorz)
読者「( •́ㅿ•̀ )?(IPPONグランプリの大吾の?風)」