Xiaomiは26日、Redmi Note 9シリーズにあわせ、中国で新型スマートウォッチRedmi Watch(Redmi 手表)を発表しました。Redmiブランド他製品の例にもれず、日本円にして5000円弱という超低価格が特徴です。
見た目はApple Watch、中身はよくある格安スマートウォッチっぽい
ひと目見たときの印象として、Redmi WatchのデザインはApple Watchと酷似しており、細かい部分に至るまで何か異なるものは見つかりません。320x320で正方形のディスプレイの四隅はフチに向かってカーブを描いており、なめらかな(2.5D)手触りを実現しているように見えます。
5気圧防水は一般的なものですが、7種類程度しかないスポーツモード(※)、基本的に心拍数センサーのみ(ここにジャイロセンサなどを組み合わせて睡眠トラッキング、消費カロリー計算などは可能)のアクティブトラッカーなどはどうしても格安機らしさがでてしまっています。
※屋内・外のウォーキングとサイクリング、ランニング、水泳、その他自由な運動の7種
バッテリー容量230mAhで標準7日間、低電力モード12日間のバッテリー持続時間(公称)も特段長いことも短いこともありません。充電には付属の独自の充電パッドを使用するようです。
また、AliPay・中国国内の地下鉄などに対応したNFCを搭載しています。
カラーは画像にも現れている本体用のブラック・シルバー・グリーンに加え、交換用バンドにはダークブルー、ピンク系のカラーが用意されています。
少なくとも写真を見る限りでデザイン性は悪くないものですが、ディスプレイのスペックが多少気がかりです。
公式ページに記載されている模式図では、ディスプレイの表示域と見られる領域は筐体に対して大きな余白を残しており、ディスプレイを点灯した際に周囲の絶妙な空間を目立たせてしまう可能性があります。また、表面のガラスとディスプレイの表示部の不自然な段差も隠すことは出来ないでしょう。Xiaomiがディスプレイの種類について一切言及していないこと、価格帯などからディスプレイは有機ELではなく一般的な液晶ディスプレイとみられ、筐体と同じ黒いウォッチフェイスにした場合でも後側からのわずかなバックライトの流出は避けられません。
つまり、日本のAmazonにもよくあるような「謎の超安いApple Watch風スマートウォッチ」と似たような「ダサさ」が発生してしまうのではないかが気になります。中国で299元(約4500円)という価格を考えれば、妥当なのですが。
Source:Xiaomi
Mi Watch Liteの名前でグローバル展開もありそう
さて、現在米国のFCCに登録されたXiaomiの未発表製品がこのRedmi Watchと似た特徴を持っているとして、「Redmi Watchのグローバル展開」を期待する声が高まっています。
同製品に関して別ルートでリークされたこの仕様書には、REDMIWT02という型番が割り当てられており、また表示されている仕様が既に中国で発表されているRedmi Watchのものと一致しています。セットでリークされた他の画像から、この製品の名称がMi Watch Liteであることは既にわかっており、近日中のグローバル発売がある可能性も高いです。
Via:XDA Developers
ゴミやん