nubiaのゲーミングブランド、Red Magicより最新モデル、Red Magic 7、7 Proが中国にて正式発表。Proモデルはゲーミングスマホとしては初の画面下インカメラ搭載となり、135W超急速充電に対応している点が特徴的なモデルとなっています。
目次
Red Magic 7
- Snapdragon 8 Gen 1
- 6.8インチFHD+(2,400×1,080p 20:9)AMOLEDディスプレイ 最大輝度700nits
- 165Hzリフレッシュレート・720Hzタッチサンプリングレート
- 8/12/16GB LPDDR5 RAM + 128/256/512GB UFS3.1 ROM
- 4,500mAhバッテリー、120W有線充電に対応(17分で満充電が可能)
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:64MPメイン+8MP超広角+2MPマクロ
- インカメラ:8MP
- ステレオスピーカー DTS:X Ultra
- イヤホンジャック
- 冷却ファン(20,000rpm)
- ショルダーセンサー(500Hz)
- Wi-Fi 6E
- Bluetooth 5.2
- Red Magic OS 5.0(Android 12)
- 170.57×78.33×9.5mm、215g
- 充電器付属(165W)
SoCには最新のSnapdragon 8 Gen 1を採用し、リフレッシュレートは前モデルRed Magic 6同様世界最高の165Hzに対応。
タッチサンプリングレートは前モデルより220Hzアップの720Hz、ショルダーセンサーは100Hzアップの500Hzに。
またGPUの最適化により、上画像の通り安定したfpsでゲームのプレイが可能とのこと。
120W超急速充電に対応
バッテリー容量は550mAh減の4,500mAhと、ゲーミングスマホとしては少し小さいものとなってしまいましたが、代わりに120W超急速充電に対応。17分で満充電が可能としています。
冷却ファンの排気口が2つに
Red Magic機の特徴でもある冷却ファンですが、従来機では吸気口と排気口が端末の両端それぞれ1つずつにあったところ、今回は排気口が、背面に追加され計2つに。
ファンの回転数は、Red Magic 6 Pro同様の20,000rpm(6は18,000rpm)となっており、新たな設計を採用したことにより、風量が30%、風圧が35%増加し、消費電力は30%低下しているとのこと。
また端末温度を平均で1.8℃、最高で2.4℃下げることが可能としています。
その他にはVC液冷やグラファイトシートはもちろん、Red Magic 6S Proでも見られた、中国の火星探査車「祝融」にも採用されている材料「C21H44(ヘンイコサン)」を採用しており、9層の冷却機構を備えています。
その他の特徴としては、画面内指紋センサーによる心拍数測定対応や、Red Magic機ではお馴染みの多種多様な撮影モードなど。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28A/34/38/39/40/41/66
- 5G NSA : n41/n78//n77/n38
- 5G SA : n41/n78/n1/n77(3600M-4100M)/n28A/n3/n7/n8/n20/n5
約7.3万円から
カラーは暗夜骑士(ブラック)、赛博霓虹(サイバーネオン)、氘锋透明版の3色展開。予約は既に受付開始となっており、現地時間2月21日午前10時(日本時間同日午前11時)より販売開始。価格は以下の通りです。
暗夜骑士(ブラック)
- 8GB+128GB 3,999元(約7.3万円)
暗夜骑士(ブラック)、赛博霓虹(サイバーネオン)
- 12GB+128GB 4,399元(約8万円)
- 12GB+256GB 4,799元(約8.7万円)
氘锋透明版
- 12GB+256GB 4,899元(約8.9万円)
- 16GB+512GB 5,499元(約10万円)
ちなみに、最下位RAMストレージ構成となる8GB+128GBモデルのみ、初回販売価格が通常価格より100元安い3,899元(約7.1万円)となっています。
LifeAfterとの限定コラボパッケージも
NetEase開発のサバイバルゲーム、LifeAfter(ライフアフター)との限定コラボパッケージも用意。こちらは3月に発表されるとのこと。
Red Magic 7 Pro
- Snapdragon 8 Gen 1
- 6.8インチFHD+(2,400×1,080p 20:9)AMOLEDディスプレイ 最大輝度600nits
- 120Hzリフレッシュレート・960Hzタッチサンプリングレート
- 8/12/16GB LPDDR5 RAM + 128/256/512GB/1TB UFS3.1 ROM
- 5,000mAhバッテリー、135W有線充電に対応(15分で満充電が可能)
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:64MPメイン+8MP超広角+2MPマクロ
- インカメラ:16MP(画面下)
- ステレオスピーカー DTS:X Ultra
- イヤホンジャック
- 冷却ファン(20,000rpm)
- ショルダーセンサー(500Hz)
- Wi-Fi 6E
- Bluetooth 5.2
- Red Magic OS 5.0(Android 12)
- 166.27×77.1×9.98mm、235g
- 充電器付属(165W)
画面下インカメラを搭載
Proモデルとなるこちらは、ゲーミングスマホでは初となる画面下インカメラを搭載。ただそのせいか、リフレッシュレートは平均的な120Hz対応となり、最大輝度も無印モデルより100nits低い600nitsに。
960Hzタッチサンプリングレートに対応
一方でタッチサンプリングレートは、現状最高となる960Hz対応となり、インカメラはより高画素な16MPとなっています。
デザインに関しては、これまでのRed Magic機ではカメラモジュールが縦一列となっていましたが、Proモデルではフラッシュライトを含めた正方形配置のものに。
また今シリーズから追加された2つ目の排気口も、その横に見受けることができます。
135W超急速充電に対応
バッテリー容量は無印モデルより500mAh多い5,000mAhとなるも、更に速い135Wの超急速充電に対応。こちらは15分で満充電が可能としています。
冷却ファンはこちらも回転量は20,000rpmと同じですが、新たな小型のものとなり、風量は33.3%増加。
他には更に大きく厚くなったVC液冷(4,124㎟)やグラファイトシートなど、8層からなる冷却機構を備え、総冷却面積は41,279㎟に。
上画像は30分原神をプレイした際、端末の温度をサーマルカメラで確認したものですが、競合機種と比べても、約7℃低い40℃に落ち着いています。
またRed Magic 7 Proは、「红芯1号」なる独立ゲーミング用チップを搭載。
音、光、振動、タッチの4要素を司り、手汗防止アルゴリズムや、音と光の同期アルゴリズムなどでより良いゲーミング体験を提供することが可能とのこと。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28A/34/38/39/40/41/66
- 5G NSA : n41/n78//n77/n38
- 5G SA : n41/n78/n1/n77(3600M-4100M)/n28A/n3/n7/n8/n20/n5
約8.7万円から
カラーは無印モデル同様の暗夜骑士(ブラック)、赛博霓虹(サイバーネオン)、氘锋透明版の3種類となり、2月28日より販売開始。価格は以下の通りとなっています。
暗夜骑士(ブラック)
- 12GB+128GB 4,799元(約8.7万円)
- 12GB+256GB 5,199元(約9.4万円)
- 16GB+256GB 5,599元(約10.2万円)
赛博霓虹(サイバーネオン)
- 12GB+256GB 5,199元(約9.4万円)
氘锋透明版
- 12GB+256GB 5,299元(約9.6万円)
- 16GB+256GB 5,699元(約10.4万円)
- 18GB+512GB 6,499元(約11.8万円)
- 18GB+1TB 7,499元(約13.6万円)
アクセサリー類
アクセサリーとして、外付け冷却ファン、磁力式吸着冷却ファン兼ワイヤレス充電器、有線イヤフォン、165W対応GaN充電器、専用ケース、保護フィルムが同時発表。
価格はそれぞれ順に、199元(約3,600円)、299元(約5,400円)、99元(約1,800円)、299元(約5,400円)、79元(約1,400円)、39元(約700円)となっています。
また、今後、マウスやキーボード、モニターといったアクセサリーの展開も予定しているとのこと。今後の展開に期待ですね。
グローバル版は近日発表
毎度恒例ではありますが、発表会の最後にグローバル版は近日発表との予告が。7 / 7 Proと表記があることから、両モデルともにグローバル発売されると見て良いでしょう。
ただ、Red Magic 6 / 6 Proの際にバッテリー周りのスペックが、中国版6が5,050mAh、66W充電対応、6 Proが4,500mAh、120W充電対応でしたが、グローバル版では6、6 Proともに5,050mAh、66W充電対応となっていたため、今回もその辺りがどうなるのかに注目です。
ファンまでつけて40度まで上がるのか…